かわいらしい石畳の小道が走る、パリ散策に人気のモンマルトル地区。
その頂にあるのが白亜のサクレ・クール寺院です。
モンマルトル地区はフランス映画「アメリ」の舞台にもなり、サクレ・クール寺院も映画に登場していますね。
サクレ・クール寺院はロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂です。
フランス南部の街ペリグーにあるサン・フロン大聖堂をモデルにして作られました。
パリでは定番の観光名所ですが、1914年に完成しており、パリの他の教会と比べると比較的新しい建築物です。意外ですね。
見どころ
キリスト像と二体の聖人像
サクレ・クールとは「聖なる心臓」という意味で、キリストのことを表しています。
正面入口の上部には、彫刻家 ピエール・セガンによって造られたキリストの像が納められています。
その両わきにある緑色の二体の銅像は、左が聖王ルイ9世、右が聖女ジャンヌ・ダルクです。
寺院を出入りする際に見てみましょう。
天井画
サクレ・クール寺院の特徴でもあるドーム型の天井にはモザイク画が描かれています。
これは世界最大級の大きさです。
小礼拝堂
祭壇の後ろに回ると聖マリアの小礼拝堂があります。
こちらにも小さめのドームがあり天井画が描かれています。
天井画は聖母マリアの昇天を描いています。
パノラマスポットのドームへ登ろう
サクレ・クール寺院はドーム部分に登ることができ、パリを一望することが出来ます。
丘の上に造られた寺院ですから、予想以上の高さからパリを360°眺めることが出来ます。
寺院内の見学だけをして、ドームへは登らない方が多いので、隠れたパノラマスポットと言えます。
ドームへのアクセスは300段の階段のみで、エレベーターはありません。頑張って登りましょう。
また、寺院内部の見学は無料ですが、ドームへ登るには有料となります。
クリプト
地下には「クリプト」と呼ばれる地下納骨堂があります。
以前は一般には公開されていませんでしたが、現在は自由に見学できるようになっています。
見学マナーを守ろう
サクレ・クール寺院に限らず教会などに入る際は、帽子やフードをとるようにしましょう。
日本ではあまり意識することがないので忘れがちですが、大事なマナーです。
また、世界中から観光客だけでなく熱心な信者もお祈りに訪れます。お祈りの妨げにならないよう、静かに見学しましょう。
基本情報
サクレ・クール寺院 / Basilique du Sacré-Cœur
- アドレス
- 35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris
- 見学可能時間
- ・寺院内部
- 6:30〜23:00
- ・ドーム
- 10:30:30〜20:30(入場は20:00まで)
- ・クリプト
- 10:00〜19:00
- 休館日
- なし
- 入場料
- 無料
- (ドームへ登るには有料となっています)
- 公式サイト
- サクレ・クール寺院
- 最寄り駅
- 地下鉄2番線
- アンヴェール(Anvers)駅
2 コメント