パリと言えばパッサージュ巡りも人気の観光アクティビティですよね。
昔懐かしい雰囲気の漂うパッサージュを歩くのが好き、という方も多いのではないでしょうか。
パッサージュとはアーケード付きの飲食店や商店が並ぶ通りのこと。
日本では道幅のある大きなアーケード商店街などがよく見られますが、パリのパッサージュは細い通りのものがほとんど。
実際、フランス語のpassage も“小径”や“通路”という意味を持っています。
タイルで模様が描かれた地面や等間隔に並んだ街灯、統一された商店の店構えなどがレトロおしゃれな雰囲気です。
今回ご紹介するのは飲食店が立ち並ぶ、パリの中でも大きなパッサージュの一つ、パッサージュ・デ・パノラマです。
パッサージュ・デ・パノラマ / Passage des Panoramas
多国籍なレストランが並ぶパッサージュ
こちらはパリ2区にある、飲食店がたくさん並ぶパッサージュです。
1799年に作られ、現在は歴史的建造物にも指定されています。
大通りのモンマルトル通りとサン・マルク通りを結ぶ他、ヴィヴィエンヌ通りにも入口がある、長いパッサージュです。
通路にはたくさんの釣り看板がぶら下がり、いかにも古くからあるパッサージュといった雰囲気です。
また、細い通路には飲食店のテーブルがたくさん並び、にぎやかな食事の風景が目に浮かびます。
実際、このパッサージュはご飯時はたくさんの人で賑わいます。
夜も24時までオープンと、遅くまで開いている珍しいパッサージュなので、遅い時間に食事をしたり、一杯飲む人で通路はいっぱいです。
このパッサージュには世界中の国のレストランが集まっていて、多国籍な雰囲気が流れているのが特徴。
もちろん日本のレストランも入っています。こちらは餃子専門店の「Gyoza bar」。
アラビカコーヒーも入っています。
パリで最も長い歴史を持つ劇場
こちらはメインの通りを横切るもう一つの通りです。
飲食店はほとんどなく静かな通りですが、壁の装飾や街灯がすてきです。
この写真のヴァリエテ劇場(Theatre des Variétés)はパリで一番古い劇場です。
パッサージュ内にあるこちらは裏口で、役者さんや裏方さん用の出入り口となっています。
正面入口はパッサージュの入口があるモンマルトル通りにあります。
劇場は、赤いベロアの座席に大きなシャンデリアと美しい天井画が描かれた重厚な空間です。
大きな劇場ではありませんが、長年パリジャンに親しまれている劇場です。
舞台の裏側がこんなすてきなパッサージュに繋がっているなんて、なんだか秘密の通路のようですてきですよね。
こちらのパッサージュでは、ぜひパッサージュ巡りと合わせて、食事を楽しんでください。
INFORMATION
公式サイト・・・PASSAGE DES PANORAMAS
営業時間・・・6:00〜24:00
アドレス・・・11 Bd Montmartre, 75002 Paris