paris magazine

パリ観光マガジン

パリ ヴィクトル・ユゴー記念館
Art & Culture 美術館

見学無料のヴィクトル・ユゴー記念館|見どころ・入場料・チケット予約方法

アフィリエイト広告を利用しています。

フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが暮らしたアパルトマンを覗くことができるヴィクトル・ユゴー記念館。美しいヴォージュ広場にある歴史的な建物で、ユゴーが実際に暮らした部屋の数々を見学できます。

ユゴーの人生が詰まったアパルトマンはフランス文学のことは分からなくても楽しめる魅力がたっぷり!しかも入場無料で、館内のおしゃれなカフェも利用できるので、パリ散策の休憩スポットとしても最適ですよ。

\ パリでしか見られないキャバレーショー♡ /

Klook.com

ヴィクトル・ユゴー記念館って?

ヴィクトル・ユゴー記念館は、1903年に開館した歴史ある記念館です。この場所は作家のヴィクトル・ユゴーが家族と一緒に16年間も暮らしていた本物のアパルトマン。ユゴーが亡くなった後、生誕100周年のタイミングでパリ市が買い取り記念館として公開しました。

館内には約3,000点もの貴重な展示品があって、ユゴーが実際に使っていた家具や直筆の原稿、さらには彼が描いた絵まで見ることができます。普通の美術館とは違って、歴史上の人物が実際に生活していた空間をそのまま保存しているので、まるでタイムスリップしたような気分を味わえるのも醍醐味。

記念館は無料で入場(特別展は有料)できるのもうれしいポイント!マレ地区散策の際に気軽に立ち寄れますね。建物自体も17世紀に建てられた歴史的な建造物で、外観も中身も見どころたっぷりですよ。

ヴィクトル・ユゴーが実際に暮らしたアパルトマンが無料で見学できるなんて贅沢だよね。しかも内容も充実してる!これは行くしかない!!

ヴィクトル・ユゴー記念館はどこにある?

記念館があるのは、パリ4区のマレ地区にある有名なヴォージュ広場沿いです。最寄り駅はメトロのバスティーユ駅で、1番線・5番線・8番線が通っています。駅からは歩いて約8分ほど。他にもサン・ポール駅からも徒歩圏内なので、アクセスは抜群ですよ。

フランス パリ マレ地区 ヴォージュ広場
△ヴォージュ広場

記念家があるヴォージュ広場は「パリでもっとも美しい広場」といわれるパリ最古の広場です。1612年にアンリ4世によって作られ、周りを囲む回廊付きの美しい建物はマレ地区を象徴する景観になっています。回廊部分にはおしゃれなギャラリーやブティック、カフェがあり、記念館見学と一緒に散策も楽しめみたいところです。

ヴィクトル・ユゴー記念館があるマレ地区の週末の人混みは最大レベル!街を歩くのもちょっと疲れてしまうほど。散策するなら平日がおすすめ。

記念館は広場を囲む建物の6番地にひっそりと佇んでいます。あまり目立ちませんが、入口には小さな看板があるので、ちょっと注意深く探してみてくださいね。周りの建物と同じような外観なので、見逃しがちですが、それも歴史を感じる魅力の一つです。

マレ地区は他にもピカソ美術館やカルナヴァレ博物館など、文化施設がたくさんある地区なので、一日かけてゆっくり回ることができます。女性に人気のヴィンテージショップやセレクトショップも多いエリアですよ。

I N F O R M A T I O N

ヴィクトル・ユゴー記念館

公式サイト
6 Pl. des Vosges, 75004 Paris

【ヴィクトル・ユゴー記念館を地図で見る⬇️】

\ エッフェル塔チケットは事前予約が絶対オススメ /

Powered by GetYourGuide

文豪ヴィクトル・ユゴーってどんな人?

ヴィクトル・ユゴーは、1802年に生まれたフランスの代表的な小説家です。『レ・ミゼラブル』や『ノートルダム・ド・パリ』などの名作を書き、世界中で愛され続ける文学界のスーパースター。でも実は、小説家だけでなく詩人、政治家、そして画家としても活動していた多才な人物だったんです。

ヴィクトル・ユゴー代表作「レ・ミゼラブル」

ユゴーの代表作「レ・ミゼラブル」は、貧しい人々の生活を描いた社会派小説として有名。ミュージカルや映画にもなって、日本でも多くの人に親しまれています。主人公のジャン・ヴァルジャンの人生は、何度読んでも心を打つ名作です。

ノートルダム大聖堂が舞台の名作「ノートルダム・ド・パリ」

「ノートルダム・ド・パリ」は、パリのノートルダム大聖堂を舞台にした物語で、せむし男のカジモドとジプシーの踊り子エスメラルダの悲恋が描かれています。この作品のおかげで、荒廃していたノートルダム大聖堂の修復が行われたほど、社会に大きな影響を与えました。

ユゴーと政治活動

ユゴーは政治の世界でも活躍していて、フランスの政治に積極的に関わっていました。そのせいで政府と対立することもあって、一時期はフランスから追放されて島で亡命生活を送った時期もありました。亡命中も政治批判や執筆活動を続け、力強く生き続けたユゴー。まさに波乱万丈の人生を送った偉大な人物です。

隠れた画家としての才能

意外なことに、ユゴーは絵を描くのもとても上手で、生涯に4,000点以上もの作品を残しています。旅先でスケッチしたり、想像で描いた幻想的な絵など、文章だけでなく絵でも才能を発揮していたんですね。

83歳という当時としては長い人生を送り、1885年に亡くなった時には、フランス中が悲しみに包まれました。国民葬が行われ、まさに国民的英雄として扱われた偉大な人物です。

現在もパンテオンに埋葬されているので、ユゴーの人生に興味を持った人はパンテオンも訪れてみるといいですよ。

 ▼パンテオンについての記事はこちら▼

【パリ観光】フランスの偉人が眠る霊廟パンテオン|見どころ・入場料・チケット予約方法

\ チケットを事前予約して効率よく観光しよう! /

Powered by GetYourGuide

ヴィクトル・ユゴー記念館の見どころ

1階:ユゴーの幼少期から政治活動、アートコレクション

フランス パリ ヴィクトル・ユゴー

最初の展示室には、ユゴーの子ども時代から小説家として成功するまでの人生を表す作品が並びます。家族との写真やユゴー自身の銅像など、ユゴーの一人の人間としての一面を垣間見ることができる空間です。

隣に続くのは一面赤で覆われた「赤のサロン」。ここではユゴーが友人らを招いて熱い議論を交わしていたそう。政治家としての活動を紹介するコーナーでは、彼が当時の政治にどれほど深く関わっていたかがよく分かります。社会正義への強い思いが、作品にも反映されているのを実感できますよ。

中国風サロン

記念館の中でも異色を放っているのが「中国風サロン」。ユゴーはインテリアデザイナーとしての一面も持ち、海外のインテリアにも強い興味を持っていました。特に中国のインテリアをコレクションし、それらを集結させたのがこの中国風サロン。一面が中国の家具や小物で飾られた部屋は圧巻です。

壁には家族の肖像画や、友人たちとの写真が飾られていて、ユゴーの人間味のある一面を感じられます。窓からはヴォージュ広場の美しい景色が見えて、彼が毎日眺めていた風景を同じように楽しめますよ。

書斎|名作が生まれた場所

記念館の最大の見どころは、なんといってもユゴーが実際に執筆作業をしていた書斎です。大きな木製の机には、彼が愛用していたペンやインク瓶がそのまま置かれています。『レ・ミゼラブル』の直筆原稿も展示されていて、文学ファンにはたまらない空間ですね。

立ったまま執筆できるように作られた特製のスタンディング書斎机などユゴーのこだわりの家具やも展示されています。朝早く起きて立ったまま執筆していたというエピソードもあるユゴー。彼の執筆に対する強い熱意が伝わってきます。

ダイニングルーム

家族との食事の場として使われていたダイニングルームには、重厚な木製家具が並びます。ユゴー家では文化人や政治家を招いてのサロンも開いていたそうで、その華やかな雰囲気を今でも感じることができます。壁に飾られた絵画も必見で、ユゴーの美意識の高さがうかがえますよ。

ヴィクトル・ユゴーの寝室

ユゴーが実際に使っていた寝室も見学できます。重厚なベッドや家具が配置されていて、文豪のプライベートな時間を想像できる興味深い空間です。ユゴーはこの部屋のベットの上で息を引き取ったのだそう。当時の上流階級の寝室の様子も分かって、歴史好きにはたまらない展示ですね。

食事もティータイムも!併設カフェ「カフェ ミュロ」

カフェ ミュロ

見学でちょっと疲れたら、記念館の中庭部分にある「カフェ ミュロ」に立ち寄るのがおすすめ。ここはサンジェルマン・デ・プレの人気パティスリー「メゾン ミュロ」のカフェなんです。

ミュロは本格的なフランス菓子で有名なパティスリーで、記念館内の店舗でもそのおいしさは変わりません。特におすすめなのは、定番のエクレアやマカロン、そして季節のフルーツを使ったタルトです。どれも見た目が美しくて写真映えも抜群。軽食メニューも充実していて、サンドイッチやキッシュなどもあるので、お昼時の利用にもぴったりですよ。

店内の落ち着いた雰囲気と対象的に、中庭に設置されたテラス席は自然に触れられる開放的な空間。一人で読書をしている人や友人とティータイムを過ごすマダムなど、静かな時間が流れています。カフェは外部からは見えないせいかあまり知られておらず、マレ地区の超穴場カフェです。

見学の前後にお茶や軽食が楽しめるので、記念館見学をより充実した体験にしてくれること間違いなしです。パリ旅行の思い出作りにも最適なスポットですね。

記念館を見学しなくても、カフェ ミュロだけの利用も可能です。マレ地区で静かな時間を過ごしたい人におすすめですよ。

ヴィクトル・ユゴー記念館 / Maison Victor Hugo

アドレス
6 Pl. des Vosges, 75004 Paris
営業時間
◇記念館
10:00〜18:00
◇カフェ ミュロ
10:00〜17:45
定休日
月曜定休
美術館入場料
無料(特別展は有料)
(18歳未満は無料)
パリ・ミュージアムパスの利用
不可
公式サイト
ヴィクトル・ユゴー記念館
最寄り駅
◇地下鉄1・5・8番線
バスティーユ(Bastille)駅

返信する