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オペラ座周辺エリアは危険?安全?パリ9区の治安を徹底解説

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日本人に人気の旅行先であるフランス、パリ。観光にグルメと楽しみが多い半面、気になるのは治安ですよね。ネットやSNSでは「パリは危険!」といった情報がたくさん流れていて、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、パリ9区の治安について詳しく解説していきます。パリ9区はオペラ座や有名百貨店があることから、多くの観光客が訪れ滞在先としても人気。利便性もいいので、危険なエリアや注意すべきことにさえ気をつければ充実したパリ旅行が楽しめるはずです。

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パリ9区ってどんなエリア?

パリ9区
△パリ9区には閑静な住宅街も

パリ9区はパリの中心部に位置するエリア。オペラ・ガルニエ周辺の優雅な雰囲気から、モンマルトルの丘の麓の芸術的な空気まで、いろんな一面を持っているのが特徴です。

このエリアの最大の魅力は、なんといってもオペラ・ガルニエ!あの美しい建築は一見の価値があります。観劇しなくても館内の見学だけも可能なので、ここは絶対に行きたいところ。

周辺にはギャラリー・ラファイエットやプランタンといった老舗デパートが軒を連ねています。ショッピング好きにはたまらない場所です。

パリ9区
おしゃれなカフェ
△おしゃれなコーヒーショップ

さらに北へ進むとモンマルトルの麓へとたどり着きます。このあたりはパリジャンに人気のカフェやレストランが多い場所。目立った観光地はありませんが、カジュアルなレストランで食事を楽しむにはおすすめです。

パリ9区の実際の治安!現在の状況は?

基本的にパリ9区は安全なエリア。パリ全体の中でも治安のいい方に分類されることが多く、観光客にとっては滞在しやすい地区の一つです。

しかし日本と比べれば、やはり注意が必要な場面は多いのが現実。オペラ・ガルニエ周辺では観光客を狙った軽犯罪、モンマルトルの麓へ近づくと夜は危険な雰囲気もあります。

どんな危険があるのか、危険な場所はどこなのか、見ていきましょう。

どんな犯罪が多い?

パリ9区で観光客が遭遇しやすい犯罪について、具体的に見てみましょう。

スリ・置き引き

もっとも頻繁に発生するのがスリや置き引き。特に観光客が多く集まるオペラ・ガルニエ周辺や、百貨店の館内・周辺では注意が必要です。巧妙な手口で気づかないうちに財布やスマートフォンを盗まれるケースが報告されています。特にギャラリー・ラファイエットは観光シーズンに限らず常に混雑しているので、周りに気を払いながら歩きましょう。

パリの百貨店
ギャラリー・ラファイエット
△ギャラリー・ラファイエット前。車も人も多い!

レストランやカフェでは置き引きに注意。特にテラス席でテーブルの上にスマホや財布をおいておくという行為は厳禁です。通りすがりの人にサッと持ち去られる危険があります。また、たとえ貴重品でなくても荷物だけを残して席を離れるのも厳禁です。パリではどんな物が盗まれるかわからないので、荷物から離れないようにしましょう。

地下鉄の駅や車内も要注意スポット。たとえ車内が混雑していなくても、スリグループは数人で周りを固めて混雑しているかのような空間を作り出してスリを行います。なるべく人やドアから離れたところに立つ、混んでいる電車は避けるなどリスクを減らす行動を心がけましょう。

詐欺

観光地によくある詐欺も発生しています。例えば、道端で署名を求めてきて、署名しているあいだに荷物から貴重品を盗まれるといった手口です。

多くは少年少女のグループなので、海外に慣れていない人だと親切心から対応してしまいがち。バインダーやノートを片手にカタコトの英語やフランス語で話しかけてきますが、はっきり「No」や「Non」などと言ってすぐに離れるようにしましょう。

ひったくり

夜間や人通りの少ない路地では、バッグのひったくりが発生することもあります。特にスマートフォンを手に持って歩いている観光客が狙われやすい!

偽警察官による詐欺

これは比較的新しい手口ですが、偽の警察官が身分証明書の確認を装って、財布の中身をチェックし、現金を盗む事件も報告されています。

9区のなかで特に犯罪の多い場所

9区のなかでも場所によって治安の状況はかなり違ってきます。特に注意が必要なエリアをご紹介するので、もし訪れる予定がある方は注意してくださいね。

ピガール地区

△ムーラン・ルージュ

ムーラン・ルージュがあることで有名なピガール地区は、夜の繁華街としての一面も持っています。日中は比較的安全ですが、夜間になると酔っぱらいや客引きが増え、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。特に女性の単独行動は避けた方が良いでしょう。

クリシー大通り沿い

プラス・ド・クリシー(Place de Clichy)駅やピガール(Pigalle)駅、アンヴェール(Anvers)駅など地下鉄2番線の駅があるクリシー通りは、夜間の治安に不安があります。アダルト関連のお店も多く、観光客を狙った犯罪が発生しやすい場所です。

地下鉄駅周辺

特にピガール駅、アンヴェール駅周辺は、スリやひったくりの報告が多い場所です。駅の出入り口付近や、駅に続く階段では特に注意が必要ですね。

人通りの少ない路地

9区には細い路地も多く存在します。昼間は問題ありませんが、夜間は照明が不十分で人通りも少なくなるため、一人歩きは避けた方が賢明です。

9区は滞在場所としておすすめ?

パリ9区は観光客の滞在場所としておすすめできるエリアです。その理由はいくつかあります。

まずは立地のよさ。パリの主要な観光地へのアクセスがよく、地下鉄路線も充実しているため、効率よく観光を楽しむことができます。

ふたつめは、ショッピングやグルメが充実していること。フランスといえばファッション&グルメの国!このふたつが充実している9区は滞在先としてうってつけです。

そして治安面でもパリのほかの地区と比較して比較的安全で、基本的な安全対策をしていれば問題なく滞在できます。特にオペラ・ガルニエ周辺は人通りも多く、観光地特有の犯罪(スリや置き引きなど)に気をつけていれば安心です。

9区はホテルの選択肢も多く、ホテル選びも楽しみのひとつ。オペラ・ガルニエ周辺にはインターコンチネンタルやル スクリーブなどの五つ星ホテルがあります。ほかにもおしゃれなデザイナーズホテルなどきっとすてきなホテルが見つかりますよ。

安全に旅行するために気をつけるべきこと

ここまで9区の治安について詳しく見てきましたが、実際に安全に旅行を楽しむために、具体的にどんな点に注意すればいいのでしょうか。経験豊富な旅行者でも、改めて確認しておきたいポイントがありますよ。

貴重品の管理を徹底する

これは基本中の基本ですが、とっても重要。パスポートや多額の現金は、ホテルのセーフティボックスに預けるのが鉄則です。外出時には必要最小限の現金とコピーした身分証明書を必ず持参しましょう。パリはほぼすべての場所でカード支払いが可能で、現金を使う人もどんどん減っています。日本から持っていく現金は最小限に。

財布やスマホなどの貴重品は、バッグのファスナー付きの内ポケットに収納することをおすすめします。バッグはもちろんファスナー付きのものを選んで。両手が空いて便利なリュックですが、実はスられやすく危険なのでおすすめしません。

バッグを持つ場合は、体の前側で持つのが鉄則です。特に地下鉄や混雑した場所では、バッグから目を離さないよう注意してくださいね。

服装に配慮する

観光客だと一目で分かるような格好は、スリのターゲットになりやすいので避けるべき。高価なアクセサリーや時計は身につけず、カジュアルで現地に溶け込むような服装を心がけましょう。

また、カメラを首からぶら下げたり地図を広げながら歩いたりするなど、いかにも観光客らしい行動もなるべく避けたいところ。スマホのマップ機能を活用して、さりげなく道を確認する程度に留めておきましょう。

夜間の外出には特に注意する

昼間は比較的安全な9区でも夜間は状況が変わります。暗くなってからの一人歩きは避けましょう。地下鉄2番線に近いエリアは特に注意が必要です。どうしても周辺を歩く必要がある場合はタクシーを利用するなどしましょう。徒歩で移動する場合はメイン通りを選んで歩く、人通りのある道を選ぶなど、人地にならないよう、注意して。

地下鉄利用時の注意点

パリでの移動に地下鉄は必要不可欠ですが、スリの温床でもあり被害もたくさん出ています。乗車前には周囲を確認し、不審な人物がいないかチェックしましょう。スリはグループで動いていることが多いので、不審な集団を見つけたら離れた車両に乗るか、電車を見送るなどしましょう。

車内ではドア付近に立つのではなく、可能な限り座席に座るか、車両の中央部に立つようにしてください。停車中のドアの開閉時は特に注意が必要です。この瞬間を狙ったスリやひったくりが多発しているからです。

現金よりもカードを活用する

大金を持ち歩くリスクを避けるため、できるだけクレジットカードやデビットカードを活用しましょう。パリではカードが使用できない場所はほとんどありません(カード使用の最低金額はあるので注意)。日本から持っていく現金は必要最低限に。

パリで現金が必要な場面は、チップ、ブロカントやフリーマーケット、有料トイレくらいかな。
最近はむしろカード支払いのみのお店もあるよ。チップもカード払いできるところもでてきて、ますます現金は不要になってる!

緊急時の連絡先を控えておく

万が一のトラブルに備えて、緊急時の連絡先を事前に調べておきましょう。フランスの緊急連絡先は次の通り。

警察・・・17
消防・・・18
救急・・・15

また、クレジットカード会社の緊急連絡先も控えておくと安心。盗難や紛失の際、迅速に対応することで被害を最小限に抑えることができます。

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