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パリでエアビーに泊まろう!トラブルを防ぐための注意点と知っておくべきこと

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日本でもかなり広がってきている「民泊」ですが、フランスでは多くの人がエアビー(Airbnb)を利用しています。立地条件や料金面での選択肢の多さからホテルに代わる選択肢として人気です。

エアビーは住居用の部屋に泊まるため、その国の生活習慣やシステムのなかに直に入っていくことになります。現地の生活スタイルを肌で感じられて楽しい半面、文化の違いからとまどうことも。

日本人が遭遇しやすい問題や疑問をなくすために、今回はパリでエアビーを借りる際の注意点や知っておくべきことをご紹介します。よくある困りごとや解決方法を知って、安心してエアビーを利用できる準備をしましょう!

トラブル回避のために知っておくべきこと

日本とフランスでは生活スタイルが異なるため、家の造りや設備の面でも違いがたくさんあります。現地で困ることがないように、あらかじめ知っておくべきことをご紹介します。

管理人はヨーロッパを旅行するときはいつもエアビーを使ってるよ!間取りやキッチン用具、マンションの造りなど、国ごとに違いがあっておもしろい!
メッセージのやり取りは自動翻訳されるので言語の心配もいらないよ。

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暖房設備

フランスのマンションの多くは「セントラルヒーティング(中央暖房)」と呼ばれる暖房設備が設置されています。建物のどこかに熱源装置が設置されていて、そこから各世帯の暖房へと熱を送って温めるシステムです。マンション全体でひとつの暖房設備を共有している形です。セントラルヒーティングのないマンションの場合は、各世帯でそれぞれの暖房を設置します。比較的新しい建物などはセントラルヒーティングでない場合が多いです。

セントラルヒーティングの場合、大元の電源が入らない限り、暖房は動きません。各世帯では強弱の調整はできますが、電源のオンオフはできないんです。寒くなってくると、マンションの管理人などが電源を入れ、暖房が動き出すわけですが、そのタイミングはマンションによってさまざま。「寒いんだけどまだ暖房付かないの…?」なんてこともよくあります。

つまり、秋から冬への季節の変わり目だと暖房がまだついておらず部屋が寒い、ということがあります。暖房の電源らしいものを付けてみたけど全然暖まらない!というときは、セントラルヒーティングだと考えられます。大元の電源が入るまではどうしようもないので、厚着をして過ごしましょう。

冷房設備

パリのほとんどのマンションはクーラーなどの冷房設備はついていません。理由は簡単で、真夏でもそれほど暑くなく必要がないからです。また、建物の構造や資材の影響で、外が暑くても室内はそれほど気温があがりません。

しかしここ数年は30℃を超える日が増えてきて、夜暑くて寝苦しいということも。

ここ数年猛暑が続いたことで、管理人も初めての扇風機を購入したよ。クーラーの設置を検討する家庭も増えているみたい!運がよければクーラーがあるかも。

エアビーに滞在中、クーラーもないし暑すぎる!となったときは、もし窓にシャッターや日除け窓がついていたら日中閉めてみて。日が入らないので、部屋の気温が上がるのを防げます。

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シャワーのお湯が出なくなった!?それ、貯湯タンクかも

フランスの家庭では、お湯を貯湯タンクでまかなっていることがあります。タンクの大きさはいろいろなので一概にはいえませんが、小さなタンクだとシャワーの途中でお湯が出なくなる、なんてこともあります。

ファミリー用の大きなマンションで貯湯タンクを使っているケースはあまりないと思いますが、ステュディオと呼ばれるワンルームなどの場合は特に、貯湯タンクを使っていることがよくあります。タンクが見える場所に設置されている場合もありますが、きれいに隠してある場合もあるので、タンクかどうかを判断することはできません。

シャワーの途中でお湯が出なくなった場合は、慌てずに数時間おいてからもう一度使ってみて。一晩も待てばしっかりお湯が溜まるので、2人旅行などの場合は朝と夜でシャワーの時間を分けるといいかもしれません。

一晩待ってもお湯が戻らない場合は、故障などの可能性が高いのでホストに連絡しましょう。

ドアは半オートロック!鍵忘れに注意

フランスの一般的なドアは、鍵を閉めていようといまいと、外からは鍵がないと開けることができません。ドアを閉めると自動で鍵が閉まる、というわけではないので、オートロックではなく半オートロックのようなイメージです。

外からドアを開けるには鍵が必要なので、鍵忘れには要注意です。ちょっと廊下に出た隙に、風で閉まってしまったり、子どもが閉めてしまったりということも考えられます。外出の際はもちろん、ちょっと廊下に出るだけ、というときも鍵を持っていくようにしましょう。

また、半オートロックなので、外出時には鍵を使って施錠する必要あり。防犯のためにも忘れないでくださいね。

スリッパがあると便利

フランスではほとんどの家庭が土足で生活しています。スリッパを使う習慣がないので、ホテルのようにスリッパが用意されていることはまずありません。

もちろん靴のまま生活すればいいのですが、なんとなく抵抗感を感じる人も多いはず。毎回ゲストが帰った後は清掃されてきれいになっているはずなので裸足でもいいですが、やっぱりスリッパがあったほうがリラックスできるのではないでしょうか。

スリッパは飛行機内でも使えるアイテムなので、一人一足持っていくのがおすすめです。

建物のドアはコードロック式

△フランスの一般的なドアコード

フランスのマンションの入口にはほぼ必ずコードロックが付いています。セルフチェックインの場合、予約日の直前に鍵やコードについてホストから連絡がくるはずなので、しっかり確認しましょう。

マンションによってはドアがふたつあって、コードもそれぞれにあったりします。入口がわかりにくい場合も多いので、メッセージを読んでよくわからないと思ったらホストに詳しく聞いてみましょう。

セルフチェックインはチェックイン可能時間以降なら好きな時間に到着できて便利!
でも入口や鍵の場所が分からなくて困ってしまうことも…遅い時間だとホストとも連絡を取りづらいので、アクセス方法はできる限り事前に明確にしておきたい!

ごみの分別

パリの家庭ごみの分別は「可燃ごみ」「プラスチック・缶・紙など」「ビン」の3つに別れています。マンションなどの場合(パリには一戸建てはほぼない)、地下や入口付近に集積用ごみ箱が置かれていて、そこにそれぞれの家庭のごみを捨てるかたちです。緑のふたが可燃ごみ、黄いろがプラスチック・缶・紙、ふたに丸く穴があいているのがビン用です。

しかし、管理人のこれまでの経験上、エアビーの宿泊先でごみ分別の説明があったり、分別できるようごみ箱がそれぞれ用意されていた、ということはほぼありません。(パリではなくフランス国内全体で)ちなみに、チェックアウト前にごみを捨てる、などと決められていることも少なかったです。

管理人は、ホストによって宿泊先でのルールが特に決められていない場合でも、分かる範囲でゴミを分別して捨てるようにしてるよ。フランス国内ならなんとなく分かるからいいけど、ほかの国では勝手が違うからちょっと困っちゃう…

バスルームの“コレ”なに?

欧米のバスルームによくあるこれ↓ なにか知ってますか?

△暖房兼タオル乾燥機

これは「暖房兼タオル乾燥機」なんです。日本では見かけないし、一見すると暖房器具には見えませんが、欧米ではポピュラーなバスルーム用の暖房です。

夏の期間にこれを稼働させる家庭は少ない(セントラルヒーティングの場合は大元の電源が切られているので使えない)ですが、冬の間はとっても便利。バスルームも暖まるしタオルもすぐに乾きます。朝着替える前に、靴下やインナーを温めておく、なんていうのもいいかもしれません。

冬に旅行に行く人は、ぜひ活用してくださいね。

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エアビー予約の前にここをチェック!

エアビーを予約する前にチェックしたい項目をご紹介。しっかり確認しておかないと、予想外のサプライズに見舞われてしまう可能性も。

エレベーターの有無

フランスのマンションはエレベーターのないところも多いんです。あっても2〜3人乗ったらもうぎゅうぎゅう、という小さなエレベーターの場合も。

日本からフランスへ行く場合、大きなスーツケースを利用する人も多いのではないでしょうか。上のほうの階でエレーベーターがなかったら持って上がるのに一苦労です。気になる人はホストに確認するのがおすすめ。

Wifiの有無

ホテルではたいていWifiはありますが、エアビーではついていないことも珍しくありません。モバイルWifiルーターをレンタルするから大丈夫、と思っていても、通信が不安定だったりして不便な場合も。

宿泊先にWifiがあればとりあえずは安心ですよね。Wifiの有無は詳細欄に書いてあるので、必ずチェックしましょう。

お隣さんの騒音

フランスの建物は壁が薄かったり防音対策がされていなかったりで、お隣さんとの騒音問題はあるあるです。左右の部屋からの生活音はもちろん、上下の部屋からも足音や話し声が聞こえるのでびっくりしてしまいます。お隣さんは特別大きな声で話したりパーティーをしたりしているわけではなく、マンションの造りの問題なのでどうしようもありません。(22時以降もパーティーをして騒いだり大音量で音楽をかけるなど、明らかに近所迷惑の場合は警察へ電話してOK)

旅行中はなにかと疲れるので、夜はしっかり休みたいですよね。隣近所の物音のせいで夜眠れなくては、せっかくの旅行が台無しです。

エアビーを予約する前にレビューを必ず読んで、騒音に関するコメントがないかどうかをチェックしましょう。一人だけでなく数人から騒音に関するコメントがある場合は、ほかの宿泊先を探したほうがいいかも。

レビューになにも書かれていなければ安心、というわけではありませんが、レビューを読む以外に騒音問題があるかどうかを知る方法がないので最低限確認しましょう。それから、音に敏感な人は耳栓を持って行くなどの予防策も忘れずに。

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退出時、掃除が必要かどうか

エアビーでは、チェックアウト前に宿泊者が掃除をする必要あり、という宿泊先がたまーにあります。せっかく家事も仕事も忘れて楽しめる時間なのに掃除なんてしたくありませんよね。それにチェックアウト前は荷物の確認や飛行機の時間などでバタバタしがち。掃除する時間がない!なんてこともありえます。

清掃はホスト側が行う場合がほとんどなので、しっかり確認せずに予約を進めてしまいがちです。料金の詳細に清掃代がない場合などは、宿泊者が清掃を行わなければいけない可能性があります。説明文を再度読み直したり、ホストにメッセージを送って確認するなどしましょう。

別料金を払えば掃除の必要なし、などのオプションがある場合もあり。
でも、基本は料金に含まれるものなので“別料金”と言われると、なんだかなぁ…と思っちゃうよね。

予約時に詳細をしっかりチェックすること、事前にホストとしっかり連絡をとること、などは不安をなくすためにも重要です。

エアビーだとホテルがあまりないようなエリアにも宿を取ることができたり、フランスの生活スタイルを直に経験できたりと魅力がたくさん。エアビー滞在でパリを存分に楽しんでくださいね。

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