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メトロ
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パリでの移動方法は何がある?パリの公共交通機関と注意事項

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パリのような大きな都市では、公共交通機関を利用しての移動が欠かせません。

公共交通機関をうまく乗りこなせば、観光もスムーズに回れます。

そこで今日はパリの主な交通機関を紹介していきたいと思います。

パリの公共交通機関

パリの交通機関はメトロ・バス・RER・トラムが主になってきます。

一番使う機会が多いのはメトロ。

東京と同じようにパリ中にメトロの線が張り巡らされているのでとても便利です。

だいたいの観光地やショッピングスポットにはメトロで行けてしまうので、観光にもメトロは欠かせません。

さらにバスを利用すると、乗り換えが少なく済んだり目的地のすぐそばまで行くこともできてしまいます。

RERというのは、パリ市内から郊外までを走っている電車です。

パリ市内の観光では使う場面は少ないですが、例えばヴェルサイユ宮殿やシャルル・ド・ゴール空港へ行くときなどによく使われます。

それではそれぞれの特徴や乗り方を見ていきましょう。

メトロ

パリのメトロはとってもわかりやすいです。

1番線から14番線まであり、料金は一律でどこまで乗っても1,9€。

さらに10枚セットのチケットを買えばさらに安く済みます。

メトロの乗り方

さて、メトロの乗り方です。

基本的には日本とたいして変わりません。

チケットを購入、改札に通して駅に入ります。

チケットの他にNavigo(ナビゴ)と呼ばれるチャージして使うカードタイプのものもあり、こちらは非接触型なので改札にかざして通ります。

  メトロのチケット・ナビゴ購入方法についてはこちらの記事をご覧ください。

路線によってメトロの扉は自動扉と手動の扉とがあるので、手動の場合は自分で開けます。注意しましょう。

そして駅から出るときですが、ここが日本とは違います。

改札を通らないので、チケットやナビゴは必要ないんです。

ただ、たまに検札員が待機していて乗車券のチェックを行っているので、駅を出るまでチケットはしっかり持っておきましょう

もしこのときにチケットを持っていないと罰金を払わされてしまいます。

メトロの乗り換え

メトロ間の乗り換えにチケットは必要ありませんが、メトロ/RER間の乗り換えは改札を通るのでチケットが必要になります。

メトロではスリに注意!

パリ旅行で最も気をつけたい事のひとつがメトロ内でのスリです。

メトロに乗る際は次のような点に注意しましょう。

  • 荷物は自分の体の前に(リュックサックも同様)
  • ポケットに貴重品は入れない
  • ホームやメトロ内ではなるべく財布やスマホなど貴重品を出し入れしない
  • 話しかけられても気を許さない

荷物は必ず自分の体の前に持ってくるようにしましょう。ショルダーバッグを背中側にかけておいたりするのは危険です。

リュックサックも同様、ファスナーが付いているものでも自分からは見えない位置なので狙われやすいです。メトロの中にいるときはお腹側にかけるのが安全です。

トートバッグなど口がオープンなものも危険です。しっかり口を手で持っておきましょう。

そして、ホームやメトロ内で貴重品を取り出さない、ということも重要です。

スリはよく見ていて、あの人は財布をカバンのあのあたりに入れた、高そうな財布を持っている、などチェックしています。

狙われるリスクを下げるために、貴重品の出し入れはなるべくしないようにしましょう。

それからスリの手口ですが、時間や駅名を聞くなどして気を逸らせておき、その間に盗む、というやり方が多く見られます。

もし車内で話しかけられても、怪しいと思ったら答えないようにしましょう。

もちろんスリでもなんでもない普通の人に話しかけられることも稀にあるかと思います。そこはしっかり見分けていくしかありません。

スリはグループで動いていることが多く、たいていは中学生か小学生のような子供です。

やたらと近づいてくる子供の集団には要注意です。

パリを移動する際にメトロの利用は避けられないので、スリに十分注意して観光を楽しみましょう。

RER

少し複雑なのが、このRERです。

RERはパリ市内からパリ近郊まで線が伸びています。

A線からE線までありますが、観光でA・B・C線以外を使うことはほぼありません。

そして、パリ市内で乗り降りする場合はメトロと同じチケットが使用できます。

しかし、パリ市内から乗って郊外の駅で降りる場合には、行き先までのチケットを購入しなければいけません。

(パリ市内の駅から出発するのであれば、どの出発駅からも料金は同じです。)

パリ市内で下車か、パリ郊外で下車かで、購入チケットが変わってくるので注意しましょう。

RERの乗り方

RERも乗り方は特に日本と変わりありません。

改札でチケットを通す、またはナビゴをかざして駅に入ります。

RERの車両は新幹線かと思うほど長いです。(短いものもあります。)

なので空いていることが多いですが、A線・B線はよく混むので、メトロ同様スリには注意しましょう。

また、RER/RER間や、RER/メトロ間の乗り換えには、チケットやナビゴが必要になります。

メトロと違い、駅を出るときにも改札があるので、チケットやナビゴが必要です。

バス

パリ市内の移動で意外と便利なのがバスです。

メトロの駅からは少し遠い場所も、バスだとすぐ近くで下車できたりします。

チケットはメトロと同じものが使えるのも便利です。

しかしバスにはいくつかデメリットもあります。

  • 主要なバス停以外には券売機がない(車内で購入もできますが、2€とほんの少し割高です)
  • 本数が少ない
  • 時刻表がない場合もある
  • 渋滞が多い

バスの大きなデメリットはやはり時間が読めないこと。

パリは時間やエリアによってはかなりの渋滞が発生します。

なので到着時間がかなり読みづらいです。

また、メトロと比べると本数も少ないです。

たいていのバス停には、時刻表が“あと○分”のような形で表示されていますが、小さなバス停ではこの時刻表がない場合もあり、バスがいつ来るのか分からないこともあります。

車内では、停留所のアナウンスがあったりなかったりで、どこが自分の降りたい駅なのか分かりづらい場合もあり、慣れない人にはかなり分かりづらいです。

バスの乗り方

日本のバスは後払いですが、フランスは事前にチケットを購入します。

停留所の券売機でチケットを購入します。メトロの駅で購入できるチケットも同じものなので、こちらを使用することもできます。

“カルネ”と呼ばれる10枚セットのチケットを購入しておくと便利ですが、カルネは2022年のうちに廃止される事になっています。

そこで旅行者にとって便利なのが、新しく作られた“ナビゴ イージー”です。

  ナビゴ イージーついてはこちらの記事をご覧ください。

バスに乗ったら、チケットとナビゴの読み取り機があるので、そちらに通します。

運転手はチケットの確認などをしたりしませんが、バスにもたまに検札員がいるので、チケットはしっかり持っておきましょう。

降りるときは日本と同じように降車ボタンを押して降ります。

トラム

トラムはパリの端を走っています。

観光の際に使うことはあまりないかと思うので、ここは簡単に書いておきたいと思います。

トラムのチケットはバスやメトロと同じものです。ナビゴ イージーも使えます。

チケットはトラムの駅の券売機で購入できます。

トラムに乗ったら、バスと同じ読み取り機があるので、それに通せば完了です。

トラム/トラム、トラム/バスは同一チケットで乗り換え可能ですが、トラム/メトロは乗り換えができません。新しいチケットを使う必要があります。

若者に人気の自転車とキックボード

▲ヴェリブの駐輪場

最近パリで急速に増えているのが、レンタル自転車と乗り捨て型の電動キックボードです。

ここ数年でパリのいたるところに自転車の駐輪所が設置されました。

最初に導入されたのは、Velib(ヴェリブ)と呼ばれるパリ市によるレンタル自転車。

その後さまざまな民間企業からレンタル自転車が提供されるようになり、駐輪場はさらに増えています。

レンタル自転車は、最寄りの駐輪所から自転車に乗り、目的地についたらその近くの駐輪所に返却するというシステム。

一見便利なようですが、実際駐輪場へ行ってみると自転車がまったくなかったり、壊れている自転車ばかり…なんてことも珍しくありません。

便利なシステムだけに残念。。。

そして子供や若い人に特に人気なのが、電動キックボードです。

電動キックボードも、さまざまな民間企業から提供されており、「LIME」「DOTT」「BLOT」「TIER」などなど…いくつもあります。

電動キックボードの使用にはスマホにアプリをダウンロードする必要があります。

アプリをダウンロードしたら、個人情報やクレジットカード情報などを登録。

そうすると、アプリ上でどこにキックボードがあるか探すことができます。アプリの地図を見ながらキックボードの場所まで移動、見つけたらアプリを使って利用を開始します。

利用後もアプリを使ってロックすることで返却完了です。

自転車と違ってキックボードには駐輪所がありません。利用後は邪魔にならない場所に乗り捨てることができるのは、かなり便利です。

自転車もキックボードも車道を走るルールなので、慣れていないと少し戸惑ってしまうかもしれませんが、使いこなせれば移動時間がかなり短縮できます。

パリ観光の際はぜひ活用してみましょう。

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