今年も12月に入り、だんだんとクリスマスが近づいていますね。
カップルでディナーを食べたり、お友達同士でプレゼント交換をしたり。。。今から楽しみですね。
みなさんはどんなクリスマスを過ごす予定ですか?
今日はフランス人のクリスマスの過ごし方を紹介したいと思います。
日本とは全く違う過ごし方をするフランス。文化の違いが現れていて興味深いですよ。
クリスマスは家族で
フランスのクリスマスは家族で過ごすのが基本です。
普段は家族と離れて一人暮らしをしている人も、クリスマスには家族の住む家へと帰っていきます。
その際には、おじいちゃん、おばあちゃんから孫、ひ孫まで、親族が大集合するレベルで集まる家も多いようです。
わたしがパリへ来て1年目のクリスマス、友達になったフランス人は見事に全員が家族の元へと帰っていき、日本人の友達だけでパーティーをして過ごしたのを覚えています。
フランスではクリスマスを家族で過ごすとは聞いていましたが、まさか全員が全員家族と過ごすとは思わず、小さな衝撃を受けました。もちろん日本人だけのパーティーも楽しかったですが。
日本では中学生・高校生くらいから家族でクリスマスを祝うことはなくなっていきますよね。一人暮らしをしている人もクリスマスに家族の元へ帰ることは少ないと思います。
反対に、お正月には帰省する人が多いのではないでしょうか。
フランスではお正月は友達やカップルでわいわい過ごす事が多いです。お正月だから実家へ帰ろう!という人はほぼいません。
日本とフランスではクリスマスとお正月の過ごし方が真逆なんですね。
では、クリスマスに家族で集まってどんなふうに過ごすのか?
外へ食事に出かけるよりも、家で手作りの料理をゆっくり楽しむのがフランス流です。実際、クリスマス当日は営業しないレストランも多いのです。
クリスマスはフランスでは最も大事なイベントです。家族のために何週間も前からクリスマスのメニューを練る人もいます。
クリスマスの食卓といえば七面鳥ですが、それに加えて牡蠣やサーモンなどの魚介類、シャンパンやフォワグラでいつもより豪華な食事を長い時間をかけて楽しみます。
もちろんプレゼント交換も
クリスマスに家族で集まったら、恒例のプレゼント交換が始まります。
もちろん家庭ごとにさまざまなやり方があるとは思いますが、家族全員で贈り合うのがよくあるパターンです。
日本では両親から小さな子供へ、またはカップル・友達同士でプレゼント交換することが多いですが、フランスではある程度の年齢になると子供から親へもクリスマスプレゼントを贈ります。
すてきな習慣ですよね。
しかし家族全員分のプレゼントを用意するのって意外と大変です。クリスマス前は帰省の準備をしたりプレゼントを用意したりで、一年の中でもなかなか忙しい時期かなと思います。
クリスマスの飾り付け
クリスマスの飾り付けといえばまずはクリスマスツリーですよね。
フランスでは本物のモミの木を使ってツリーの飾り付けをする家庭がたくさんあります。本物の木を使うなんて、力が入ってますよね。
12月に入ると街のフラワーショップやホームセンターに大小さまざまなモミの木が並び、手軽に購入することが出来るんです。
雑貨屋やホームセンターにはツリーのデコレーションアイテムが並びます。すでにたくさん持っていても、かわいすぎて毎年欲しくなってしまうんですよね。
わたしは今のところ実際にモミの木のツリーを飾ったことはないのですが、いつかやってみたいなぁと思っています。
本物のモミの木のツリーで飾ったら部屋の雰囲気が一気に変わりそうですよね。
しかし本物のモミの木を使用するとなると、その処分が大変そう!と思いませんか?
なんとクリスマス後の街にはモミの木の処分場が設置されるんです!フェンスで囲っただけだったりの簡易的なものですが、みんな車などで運んできて処分場に置いていくんです。
初めて見たときはクリスマスが終わってアッサリと捨てられてしまうのがなんだかかわいそうに思いましたが、まさか1年間保管するわけにもいかないだろうし、仕方ないのか、、、
再利用されていることを願います。
モミの木が捨てられているのを見るとクリスマスが終わったんだなぁ〜とちょっぴり悲しい気分になります。
クリスマス当日は多くのお店がお休み
フランスでは12月25日は祝日でお休みです。
レストランなどもイブの夜から営業していないお店が多くあります。
誰だってクリスマスの夜を家族で過ごしたいですもんね。日本のお正月と一緒です。
美術館などの観光施設も、24日は定刻より早く閉館、25日はお休み、というところが多いです。観光される方は必ず公式サイトなどで営業時間をチェックしましょう。
フランスでは、イブの夜は長い時間をかけて夕食を取り、翌日もゆっくり家で過ごします。
なのでクリスマスのフランスの街はかなり静か。観光地などは別ですが、住宅街はひっそりしています。
学校はクリスマス前からすでにクリスマス休暇に入っているため、親たちはクリスマスの祝日と有給を組み合わせて連休を取り、家族でゆっくり過ごす人も多くいます。
並びのいい年なら3連休になることもありますが、今年は残念ながら25日は土曜日。周りのフランス人からはため息が聞こえてきそうです。
最後に
フランス人のクリスマスの過ごし方、いかがでしたか?
クリスマスを海外で過ごされる方もいるかと思いますが、特に欧米はフランスのような形が多いと思います。
飲食店やショップの営業時間のチェックは忘れないようにして、楽しい時間を過ごしてくださいね。