みなさんはフランス人にどんなイメージを持っていますか?
ロマンチスト?ワイン好き?自己中?
フランス人がどんな性格なのか、どんな国民性を持っているのか、フランス在住の管理人が実際にフランスに住んで感じたことをご紹介!
フランスに行く予定の方やフランス人と友だちになりたい!という方はぜひ最後まで読んでくださいね。
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フランス人の特徴
フランス人ってどんな性格?
まずは、フランス人ってどんな性格なの?というところから見ていきます。もちろん人それぞれ性格は違うので、フランス人みんながこう、と言い切ることはできません。でも環境や教育から影響を受ける部分は国民性として多くの人に共通するのではないでしょうか。
●自己主張が強い
フランス人と話していて思うのは、とにかく自己主張が強い!よくいえば、みんなそれぞれ自分の意見を持っていて、他人の意見や多数意見に流されることが少ない、ということでもあります。
フランスの学校では自分の意見を持ち主張することが大事、と習うのだそう。このあたりから自己主張の強さが来ているのかな、と考えられます。日本の協調性や集団行動に重点を置いた教育制度とはかなり違うことが想像できますね。
●協調性ゼロ?
フランス人は協調性という言葉を知らないのかと思うほど、協調性がありません。自分の意見を主張するのは得意ですが、周りと意見をすり合わせたり周りの動きに合わせることは苦手な様です。
仕事面でも、状況に合わせて対応を変えたりお互いにカバーしあうなどの行動があまりみられません。自分のやりたくない仕事は避けたり、与えられた仕事以外は言われないとできないなど、円滑に仕事が進まない場面も。
●仕事・お金よりもバカンス・自由
フランス人はバカンスのために働いている、と言っても過言ではありません。たとえ給料がよくても休みのない仕事はイヤ、バカンスの取れない仕事はお断り、という人が多くいます。
そしてほとんどのフランス人が7月か8月に2〜3週間のバカンスを取り、約6ヶ月前からその予定を立てるのが一般的というから驚きですよね。有給はすべて消化するのが前提。みんな遠慮なくバンバン有給を取ります。バカンス期に役所などへ行くと、働いている人の少なさに驚いてしまいますよ。
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日本では同じ会社に長く勤めるのがいいとされていますが、フランスではそうではありません。短期間で職場を変える人も多く、次の仕事を始めるまでに長期の旅行に出るなど、自由な時間の使い方をしています。
●皮肉屋&文句が多い
文句や皮肉を言うのはフランス人のほぼライフワークのひとつ。いつでもどこでも文句が聞こえてくるから逆にすごいのです。
ただ、みんな独り言のように言うだけで、周りに同意を求めたり面倒な人は少ない気がします。声に出してスッキリしたいだけなのかもしれません。
フランス人は意地悪な人が多い、なんてよくいわれますが、それも皮肉屋のせいではないかと思います。また、フランス人にとっては自分の意見を言っただけでも、日本人からするとそんな事言わなくてもいいのに、余計な一言だ、と感じることが多いからかもしれません。
●時間にルーズ
フランス人は時間にルーズです。友人同士での集まりなどは集合時間はあってないようなものなので、日本人からすると何時に行くのが正解なのかと悩んでしまいます。早く行けば一人で待ちぼうけをくらう可能性があるし、遅く行けばノリに乗り遅れてしまう可能性もあり難しいところなのです。
仕事でも遅刻する人は多く、5分くらいの遅刻なら遅刻に入らない、といった感覚の人が多い気がします。
仕事では時間は守ってほしいよね!
自宅では、修理業者と約束があっても配達の予定があっても、誰一人時間通りには来ません。しかも連絡もなしで遅れることも日常茶飯事。困ってしまいますね。
フランス人の好きなもの
●フランス三種の神器「ワイン・チーズ・バゲット」
フランスと聞いて真っ先に「ワイン・チーズ・バゲット」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。実際、フランス人の生活にこの3つは欠かすことができません。
旅行などでフランスを離れ、帰ってきたときにフランス人が真っ先に食べたいと思うのはワイン・チーズ・バゲットなのだそう。わたしたちが海外旅行から帰ってきたときに和食が食べたい、と思うのと似ていますね。
ワインが有名な国はフランス以外にもたくさんありますが、フランスのワインが一番おいしいと考えているフランス人は多くいます。チーズにしても同じ。ユネスコの無形文化遺産にも登録されたバゲットに関しては唯一無二、フランスでしか食べることができないものです。多くのフランス人はワイン・チーズ・バゲットを誇りに思っています。
●ビオ食品
フランスにはビオスーパーがたくさんあり、ビオ食品が多く流通しています。普通のスーパーにもビオ食品のコーナーがあるので、気軽にビオ食品が購入できます。ビオ野菜にこだわったレストランも多く、自分たちが食べるものに対して高い意識を持っている人が多いんです。
ビオレストラン、グルテンフリーレストラン、ベジタリアンレストランなど、いろんなレストランがあるよ!
フランスに行ったらフランス料理以外にこういうレストランで食事してみるのもいいよね。
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●エコ
フランスではエコに対する取り組みもかなり前から始まっています。スーパーなどの袋は以前から有料ですし、リサイクルシステムも整備されています。最近はレストランで食べきれなかった場合に持ち帰るための“ドギーバッグ“も広がっています。
●マンガ大国フランス
フランス人はマンガが大好き!フランスのマンガ市場は日本についで世界第2位の規模を誇ります。日本のアニメもたくさん放送されていて、日本のアニメを見ながら育った、というフランス人もたくさん。
フランス人にマンガやアニメの話を振ってみたら会話が盛り上がるかもしれません。
●討論
討論・議論好きなフランス人はたくさんいます。というよりおしゃべりが好きなのでしょうか?カフェやレストランでおしゃべりに花を咲かす人はたくさんいるように感じます。
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フランス人はおしゃれ?
フランスといえばモードの最先端!というイメージを持っている人も多いのでは?ハイブランドやパリコレ開催など、ファッショナブルな国であることは間違いありません。
では実際フランス国民はおしゃれなのかどうか。フランス在住の管理人が感じたことをご紹介していきます。
●服装に無頓着な人も多い!
もちろんおしゃれなフランス人はたくさんいますが、反対に服装に無頓着な人も多い!というのがわたしの感想。冬は毛玉だらけのコートやマフラー、夏は首元がヨレヨレのTシャツなど、おしゃれかどうか以前の問題です。周りからどう見られているのか気にしない、メンタル強めなところは素晴らしいですよね。
また、エリアによっても違います。マレ地区は個性的でおしゃれな人が多い印象。ボン・マルシェ周辺のパリ7区は落ち着いたファッショナブルな服装の人が多い気がします。ハイブランドのバッグや靴を身につけている人もよく見かけます。レ・アール地区は若者が多いので、ちょっと露出が高かったりカジュアルな服装の人が多い印象です。
フランス人からすると、日本人はみんな清潔感があって、流行りの格好をしていて、髪もきれいにヘアアレンジしていて…フランス人よりもおしゃれ!と思う人もいるみたい。
●スーツにリュックスタイルが多い
フランスでは日本よりもスーツで仕事をする人が少ない印象です。よほどカチッとした職場でなければ、ビジネスカジュアルもしくは普段着のような格好で出勤します。
そしてスーツを着ている人でもリュックスタイルが多く、全身ビシッと決めている人は少なめ。日本ではスーツにリュックは意見が分かれるところですよね。フランスではあまり気にする人はいないようです。
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●いくつになってもスカートをはくのがステキ
フランスでは年齢でファッションを決めたりしません。もう歳だから露出は控えるべき、とかミニスカートは若い子のもの、という考えはありません。
おばあちゃんになってもスカートもはくし、バカンスには背中が空いたワンピースを着ます。おじさんやおじいちゃんになってもショートパンツをはくし、明るい色のシャツを着て出掛けます。自分の年齢で着るものを選ぶのではなく、自分の好きなものを選ぶのってすてきですよね。
フランス人の衛生観念
フランス人は「毎日お風呂に入らない」なんて話を聞いたことがある人はいるのではないでしょうか?そう聞くとなんだか不潔に聞こえてしまいますよね。実際はどうなのか、見ていきましょう。
● お風呂は毎日は入らない?
フランス人みんながどうかはわかりませんが、お風呂は基本毎日入っている、と思います。お風呂といってもフランス家庭にはバスタブがない場合が多いので、シャワーを浴びる、という意味になりますが。
ただ、フランス人は髪の毛は毎日は洗いません。毎日髪の毛を洗うことは髪によくないと考えられているからです。日本人としてはびっくりですが、欧米人の髪質や乾燥した気候なども関係しているのだろうと思います。
●トイレのきれいさは…
フランスのトイレは正直汚いことが多い…。レストランやバーでは使うのをためらってしまうこともよくあります。トイレットペーパーが切れているのもあるあるだし、なぜか便座がないことがすごく多い!この便座問題は一生理解できないことでしょう。
このトイレを平気で使えるフランス人の衛生観念は、日本人とは少し違うなと思います。
●ごみ箱があるのにポイ捨て!
フランスの街はいたるところにごみ箱が設置されています。ところが、特にパリは街なかにたくさんのごみが落ちているんです。少し歩けばごみ箱があるのにその場に捨ててしまう、その感覚はちょっと信じられないですよね。
フランスにはいろんな国から来た移民も多く、さまざまな背景があることは理解できます。しかし、せっかく美しい街並みや文化遺産を持っているのに、ごみで台無しになってしまうのは残念ですよね。
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フランス人の信仰心
フランス人はどの宗教を信仰していると思いますか?ヨーロッパなのでキリスト教?信仰心はどれくらいのもの?宗教による習慣や決まり事などもあるので、フランスへ行くなら気になるところですよね。
さっそく見ていきましょう。
フランス人はどんな宗教を信仰してる?
フランスで一番多いのは無宗教!約半数の人がどの宗教も信仰していません。2番目に多いのはカトリック、そしてイスラム教、カトリック以外のキリスト教と続きます。少数ですがユダヤ教徒と仏教徒もいます。
25%のカトリック教徒がいますが、教会に通ったり何かしらの宗教活動をしている人は少ないそう。そうはいっても教会で祈りを捧げている人やミサに参加する人はもちろんいます。教会は誰でも入ることができますが、そういった人に配慮した行動を取ることは大事。
約半数いる無宗教のフランス人ですが、それでもクリスマスを祝ったりイースターを楽しんだりしています。フランスに行ったら、キリスト教の行事を体験したいですね。