パリと言えば、ショッピングも楽しみの一つですよね。
美しい街並みにおしゃれなショーウィンドウが並び、ウィンドウショッピングだけでもワクワクします。
そしてウィンドウショッピングといえば、パッサージュはまさにぴったりのスポットです。
屋根付きアーケードになっているパッサージュは、雨の日でも濡れずに楽しめるのもありがたいところ。
建築物としても美しいパッサージュは、パリ観光で訪れたことがあるという方も多いはず。
パリには数十箇所のパッサージュがありますが、その中でも最も観光客を惹きつけているのが、ギャルリー・ヴィヴィエンヌではないでしょうか。
今日はそのパリで一番人気のギャルリー・ヴィヴィエンヌをご紹介します。
ギャルリー・ヴィヴィエンヌ / Galerie Vivienne
パリで最も観光客を惹きつけるパッサージュ
パリのパッサージュの中でも最も華やかなパッサージュが、ギャルリー・ヴィヴィエンヌです。
長さは176mと長く、入り口もプチ・シャン通り、バンク通り、ヴィヴィエンヌ通りの3箇所にあります。
人通りの多いオペラ地区にあるため、偶然このパッサージュを見つけて、美しい入口に惹かれふらっと立ち寄る人も多いようです。
写真左のプチ・シャン通りの入口は、パッサージュ入口を中心にしてほぼ左右対称の造りのビストロが並んでおり、凝った外観が人々の目を引きます。
ビストロの名前は、その名も“ビストロ ヴィヴィエンヌ” 。フレンチ料理が食べられる、観光客にも人気のビストロです。ご飯時はいつも満席で賑やかです。
もう一つの入口、バンク通りからパッサージュを出ると、すぐ近くにノートルダム・デ・ヴィクトワール教会があります。
“勝利の聖母像”が置かれた、荘厳な雰囲気の教会です。パッサージュと合わせて見学するのにおすすめの教会です。
パッサージュの中は壁やガラス天井の梁に施された浮き彫り装飾が美しく、まるで美術館かのよう。歩いているだけで楽しいパッサージュです。
各ブティックの店構えは統一されており、半円のガラス窓がアクセントになっています。
このパッサージュはまっすぐに伸びる通路だけでなく、クーポールや階段、幅の違う通路があったりと建築バリエーション豊かなパッサージュです。
ガラス屋根が美しいクーポール部分にもショップが並んでいます。
そして床に目を落とすと、美しいモザイク画が。
この美しいモザイク画はイタリア人のモザイク師ファチーナによるもの。
ファチーナのモザイク画は百貨店プランタンやボン・マルシェ、オペラ・ガルニエやプチ・パレでも見ることが出来ます。
何十年もの間多くの人を支えてきた床のモザイク画は、すり減って凹凸がなくなり、今ではもうつるつるの床になっています。歴史の長さを感じさせますね。
パッサージュの奥に進むと、年期の入った雰囲気の古書店もあります。パッサージュ内でも人気のスポットで、多くの人が足を止めて本を眺めていきます。
冬になると、パッサージュ一面にイルミネーションが飾られ、感動的な美しさです。
クリスマスシーズンに来られる方はぜひ訪れてみてください。
INFORMATION
- 公式サイト
- GALERIE VIVIENNE
- 開館時間
- 毎日 8:30〜20:30
- アドレス
- 5 Rue de la Banque, 75002 Paris
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