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フランスでのハロウィンの過ごし方！イベントや習慣をご紹介

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2024-10-16 　|　最終更新日：2024-10-16

ハロウィンはアイルランド発祥の文化ですが、今では世界中の国々で親しまれていますよね。

フランスではハロウィンをどんなふうに楽しむと思いますか？今回は、フランスでのハロウィンの過ごし方やイベントを紹介していきます。

ハロウィンはいつから定着した？

初めてフランスでハロウィンが祝われたのは1992年のこと。ナントという街で、子どもたちが仮装してお菓子をもらいに民家を回ったのが最初です。これはアメリカでハロウィンを経験した住民の一人が始めたのだそう。

その後、フランスで本格的に定着したのは1997年になってから。France Télécomという通信会社が販売促進にハロウィンの要素を取り入れたことで、ハロウィンが広く知られるようになりました。

さらに1999年にはコカ・コーラがハロウィンパーティーを開催。ほかにも複数のブランドがハロウィンイベントを開催したり商品の宣伝にハロウィンを取り入れたりし、フランス中に広まっていきました。

日本と同じく企業の販促活動がきっかけということですね。

ハロウィンの時期はフランスは新年度開始とクリスマスの中間期に当たり、これといったイベントがありません。企業やブランドも人々の気を引く販促活動に苦戦する時期でした。

そこへちょうど現れたのがハロウィン。これはチャンスと多くの企業が販促活動にハロウィンを取り入れ、一気にフランスに定着することとなりました。

フランスで各地でハロウィンイベントが開催されたり、学校などでもハロウィンを取り入れた活動が組まれたりしています。映画館ではハロウィンに合わせてホラー映画を上映したりもします。

地域ごとに子ども向けのイベントが開催されることも多く、仮装してイベントに出掛ける小さな子どもの姿も見られほっこり。

ハロウィン当日は祝日ではないため、夜のイベントがメイン。若いパリジャンはバーやクラブのハロウィンイベントに繰り出し、家族連れは映画や地域のハロウィンイベントを楽しみます。

フランスでは販促活動の一環からハロウィンが広まったこともあり、文化的要素はなし。かわいいコスチュームやメイクを楽しんだり、ホラーな夜を楽しんだりと、にぎやかに過ごすのが定番です。

アメリカなどでは家にど派手なハロウィンの飾り付けをするイメージがありますが、フランスはどうでしょうか？

正解は…フランスでは大掛かりな飾り付けをする家庭はあまりありません。レストランやショップではハロウィンの飾り付けをするところはたくさんあります。でも個人となると、ハロウィンにそこまで力を入れるフランス人はほとんどいません。

ハロウィンといえば「トリック・オア・トリート！」と言いながら家を回るのが恒例行事ですよね。

フランス語ではこれを「Un bonbon ou un sort！」（アンボンボンウアンソー(ル)！）と言います。「bonbon」はアメやガムなどのお菓子を意味し、「sort」はおまじないや呪いなどを意味しています。