今年で19回目を迎えるLa Nuit Européenne des Musées(ヨーロッパ美術館の夜)。
このイベントでは、フランス中の美術館や文化施設が夜間に開放され、誰でも自由に楽しむことができます。
施設によっては、体験アトリエやプロジェクション、ガイド付き見学などのプログラムが用意されている場合もあります。夜間のイベントですが、子ども向けのプログラムも豊富。家族で楽しみたいイベントです。
La Nuit Européenne des Musées / ヨーロッパ美術館の夜
夕方から真夜中にかけて行われる「ヨーロッパ美術館の夜」。施設によって開館時間が違うので、公式サイトなどでしっかりチェックする必要があります。
今回は、パリでおすすめの施設をいくつかピックアップしてご紹介していきます。
フランス国立図書館 リシュリュー館(Bibliothèque nationale de France Richelieu)
長く続いた修復工事を経て、昨年再開館したばかりのリシュリュー館。修復工事のおかげで、300年前の建設当時に忠実な姿を取り戻しながらも、現代的なデザインも取り入れた図書館となっています。
リシュリュー館で夜間に訪れることができるのは、美術館とオーバル型の図書閲覧室。図書閲覧室は、高さ20mの広々とした空間にガラス天井と装飾が美しいリシュリュー館のシンボルです。
INFORMATION
- 【開館時間】18:30 〜 23:00(入場は22時まで)
- 【料金】無料
- 【所在地】58 Rue de Richelieu, 75002 Paris
※入り口は 5 Rue Vivienne にあります - 【公式サイト】BnF
ルイヴィトン財団美術館(Fondation Louis Vuitton)
ブローニュの森に位置するルイヴィトン財団美術館。船の帆をイメージした建物が印象的な近現代美術館です。光の演出や屋上テラスからのパリの夜景が楽しめるので、ぜひ夜に行ってみてほしい場所です。
現在、ルイヴィトン財団美術館では「Basquiat × Warhol展」を開催中です。イベント当日には、Basquiat × Warhol展のガイド付き見学が予定されています。所要時間は15〜20分ほどの短時間のプログラムで、30分おきに開催されます。
INFORMATION
- 【開館時間】19:30 〜 22:00
- 【料金】無料
- 【所在地】8 Av. du Mahatma Gandhi, 75116 Paris
- 【公式サイト】Fondation Louis Vuitton
プチ・パレ(Petit Palais)
プチ・パレは1900年のパリ万博の際に建設された建物。19世紀末の建築様式と緑あふれる中庭が美しい美術館です。プチ・パレは美術館にしては珍しく、大きな窓を備えているのが特徴的。夜の雰囲気を感じながら美術館を楽しめるのでおすすめです。
プチ・パレではコンセルヴァトワールの学生によるコンサートなど、音楽プログラムがいくつか用意されています。美術館の見学も無料でできるので、音楽とアートを両方楽しめます。気になる方は公式サイトでプログラムをチェックしてみてくださいね。
INFORMATION
- 【開館時間】18:00 〜(プログラムによって時間が異なります)
- 【料金】無料
- 【所在地】Av. Winston Churchill, 75008 Paris
- 【公式サイト】Petit Palais
ヴァンセンヌ城(Château de Vincennes)
ヴァンセンヌの森には行ったことがあるけど、ヴァンセンヌ城は行ったことがないという方は多いのではないでしょうか。
ヴァンセンヌ城では、普段は公開されていない塔のてっぺんに登ることができます。(要予約、大人13€ / 子ども8€)パリの夜景が眺められるのでおすすめです。
それ以外にも、高校生による発表会やチャペルと塔の自由見学なども用意されています。プログラムによって有料のものと無料のものがあるので、事前にしっかり確認してくださいね。
INFORMATION
- 【開館時間】16:00 〜(プログラムによって時間が異なります)
- 【所在地】Avenue de Paris, 94300 Vincennes
- 【公式サイト】Château de Vincennes
紹介した施設以外でもたくさんのプログラムが用意されています。それぞれのプログラムや施設は下記の公式サイトから検索できるので、ぜひ見てみてくださいね。
- 開催期間
- 2023年5月13日(土)
- 公式サイト
- La Nuit Européenne des Musées
La Nuit Européenne des Musées 2023 / ヨーロッパ美術館の夜