世界で初めての百貨店として誕生した老舗百貨店 ボン・マルシェ。現在でも、左岸の上品なマダムを中心に観光客にも人気の高い百貨店です。
お土産探しにもうってつけの、ボン・マルシェの営業時間、おすすめ土産やフロアガイドなど、ショッピングに役立つ情報を紹介していきます。
目次
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ショッピング&お土産購入に人気のボン・マルシェって?

ボン・マルシェは1838年、世界初の百貨店としてオープンしました。当時、売値は価格交渉で決まるのが一般的でしたが、定価販売を取り入れたことで注目を集めました。
ボン・マルシェ= bon marché とはフランス語で「安い」を意味し、ボン・マルシェを作ったブシコー夫妻は、その名前通り「誰でも気軽に買い物できる場所」を目指して革新的な販売方法を組み立てていきました。そして、これらが現在の百貨店のスタイルのもととなっているんです。
経営が波に乗ってくると、ブシコー夫妻は建物の拡張を決意。エッフェル塔を設計したギュスターヴ・モローの協力によって、鉄骨とガラスを大胆に使用した商業建築が完成しました。ボン・マルシェの外観・内装は、この時期の建築的遺産として現在も高く評価されています。
今では、ラグジュアリーアイテムを取り扱う高級百貨店へと少し姿は変わりましたが、その人気は衰えていません。シックなパリ左岸を象徴する場所としてますます存在感を放っています。

本館とグルメ・メゾン館「ラ・グランド・エピスリー」
ボン・マルシェはグルメ・メゾン館の「ラ・グランド・エピスリー」と本館の2つの建物からできています。両館は通路で繋がっていて、館内を行き来することができます。
本館にはレディース・メンズアイテムのほか、書店や子ども服が揃っています。ラ・グランド・エピスリーは地下にはワインを始めとするアルコール類、0階(地上階)は洋菓子などグルメコーナーになっています。1階から上がインテリアや雑貨、キッチン用品のメゾンコーナーです。
2012年には売り場面積を広げるための工事が行われ売り場が一新。よりエレガントで高級感あふれる店内へと生まれ変わりました。

2015年には婦人シューズ売り場が改装、光あふれるアーティスティックな売り場が評判を呼びました。
ボン・マルシェの売り場は全体的に通路が広くてゆったり。吹き抜け天井のおかげで明るく、優雅な気持ちでショッピングさせてくれます。
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ボン・マルシェはどこにあるの?
ボンマルシェはパリ左岸、7区に位置しています。
7区は富裕層に人気の高いエリアで、大使館など政府関連の建物も多く、治安も安定しています。街行く人も、おしゃれで洗練されたスタイルの人が目立ちます。
ボン・マルシェの周囲には高級ホテルやラグジュアリーブランドの旗艦店が並んでいて、歩くだけでちょっぴり優雅な気分になれますよ。
徒歩圏内には、ロダン美術館やサン・シュルピス教会など人気の観光地もあります。
ボン・マルシェへの行き方・最寄り駅
ボン・マルシェへは地下鉄でのアクセスが便利です。
最寄り駅は地下鉄10・12番が通るセーヴル・バビロン駅。駅のすぐ目の前がボン・マルシェ本館です。地下鉄出口へ向かう際は【Le Bon Marché】の看板に従って進んでくださいね。
【ボン・マルシェの場所を地図で見る⬇️】
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ボン・マルシェの営業時間・定休日
ボン・マルシェ本館とラ・グランド・エピスリーでは営業時間が違います。
ボン・マルシェ本館は10時から19時45分まで、日曜日のみ、11時から営業しています。
ラ・グランド・エピスリーは8時30分から21時まで、日曜日のみ、10時から20時までです。
定休日はありませんが、年末年始はお店が閉まる場合があるので、要確認です。
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ボン・マルシェがおすすめな理由5選
パリには複数の百貨店がありますが、当サイトの管理人はボン・マルシェが一番のおすすめ百貨店です。その理由を紹介していきます。
混んでいなくて見やすい
パリの百貨店といえばギャラリー・ラファイエットがもっとも有名ですが、ギャラリー・ラファイエットは平日・週末に関わらず、いつもたくさんの人で溢れています。それに対して、ボン・マルシェは週末でも比較的ゆったりと館内を回ることができ、商品を見やすいのが◯。
ボン・マルシェには有名なブランドが入っていなくて人が集まらないのかというと、まったくそうではありません。よく知られたブランドはもちろん入っているし、洗練された雰囲気があって店内もきれいです。
なぜこんなにも混み具合が違うのかは、ギャラリー・ラファイエットの知名度とアクセスのよさ、観光エリアに位置していることなどが理由かな、と思います。

グルメ館に関しては、ラ・グランド・エピスリーもギャラリー・ラファイエットのグルメ館に負けないほどの混雑具合です。ラ・グランド・エピスリーオリジナルブランドを作るなど力が入っていて、旅行のお土産やプレゼントを探す人に人気があります。
最新・若手ブランドを取り扱っている

ボン・マルシェは定番のブランドだけでなく、最新のブランドも取り扱っているところも押せる理由。
すでに有名な老舗ブランドだけでなく若手のブランドも積極的に取り扱い、いつも売り場を進化させているんです。ウィンドウショッピングするだけでも、「こんなブランドあるんだ!」と新しい発見があります。
インスタで見かけて気になっていたブランドが、ボン・マルシェに出店していた、なんてこともあり、ボン・マルシェの最新情報は要チェックです。
ポップアップスペースのアイテムがセンス抜群
ボン・マルシェ本館にはポップアップスペースがあり、ここに並ぶアイテムがどれもかわいい!そして定期的に商品もデコレーションも入れ替えられるので、何度来ても楽しめる!毎回、販売アイテムと売り場デコレーションがぴったりハマった世界観もすてきです。
夏は籐のカゴやビーチアイテム、冬はぬくぬくアイテムや防寒グッズなど、季節に合わせたものが登場するので、毎回欲しくなってしまうんですよね。アイテムは世界中から集められていて、この機会を逃したらもう直接手に取ることはできない、というものも。しかもどれもおしゃれで、バイヤーのセンスに脱帽です。
オリジナルトートバッグがおしゃれ
ボン・マルシェにはオリジナルトートバッグがあります。しかも種類がいろいろあって、お土産にはかなりおすすめ。
シンプルなエコバッグから、コットンのマチ付きバッグ、合皮の丈夫なバッグまで、種類豊富に揃っています。人気キャラクターとの期間限定コラボトートが出るときもあり、もしタイミングが合えばチャンス。ほかの人とかぶらない貴重な一枚を手に入れられます。
雑貨・インテリアもかわいい
ラ・グランド・エピスリーの2階から上は「パリジャンの屋根裏部屋」をコンセプトとした家具やインテリア売り場。
さまざまなブランドを扱っていて、コンセプトのとおり”掘り出し物”が見つかる場所です。トートバッグやマグカップなどボン・マルシェのオリジナル商品もあり、おしゃれかつ他では手に入らない商品なのでお土産におすすめです。
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Klook.comボン・マルシェで見つかるおすすめのお土産
グルメ・メゾン館 ラ・グランド・エピスリーはお土産探しにぴったりの場所です。お菓子から雑貨、ファッションアイテムまで、まとめて購入できるので便利ですよ。
ここではボン・マルシェで買える、おすすめのお土産をちょっとだけご紹介。パリ土産に悩んでいる人は、ぜひチェックしてくださいね。
💙 ダマン・フレールの紅茶
パリ土産の定番、ダマン・フレールの紅茶もボン・マルシェで購入できます。紅茶は万人受けしやすく、軽いのもお土産として最高ですよね。個人的には、飲むのに手間のかからないパック入りがおすすめ。
💙 プラリュのタブレットチョコレート
プラリュはピンクのプラリネパンで有名なチョコレートショップ。プラリュのミニサイズのタブレットチョコがセットになったものはバラマキ土産にぴったり。パッケージもかわいくて◯。

💙 ゲランドの塩
ゲランドの塩は100%自然の力で生まれる天日塩。海水由来のミネラル分や旨味がおいしさの秘密です。料理好きな人におすすめですよ。
💙 マラン・モンタギュの雑貨
パリをモチーフにしたイラストがかわいいマラン・モンタギュの雑貨たち。カラフルな色使いやイラストのタッチは唯一無二のスタイルです。かわいいものが好きな人にぴったりのお土産。

💙 フラゴナールのポーチ
香水で有名なフラゴナールですが、実は雑貨やファブリックアイテムもかわいいんです。おすすめは刺繍入りのコットンポーチ。友達同士おそろいにするのはいかがですか?

💙 ジアンのマグカップ
フランスの有名陶器メーカー ジアンもお土産におすすめ。ジアンの「Ca C’est Paris!(これぞパリ!)」というシリーズは、パリモチーフのイラストがパリ土産にぴったりです。ちょっとお値段は張りますが、自分へのごほうび土産を探している人におすすめですよ。

💙 オリジナルトートバッグ
海外旅行土産の定番、トートバッグを買うなら、ボン・マルシェはかなりおすすめ!生地・サイズ・色の種類が豊富で、渡す相手に合わせて選べるのがうれしいポイントです。
オリジナルトートバッグは、出入り口周辺、グルメ・メゾン館のエスカレーター周辺などに置いてあるので探してみてくださいね。

ボン・マルシェでの免税手続き
ボン・マルシェでは免税を受けることができます。条件や手続きについて紹介します。
免税を受けられる条件
免税を受ける条件は、16歳以上でEU以外の国に居住している、1回あたり同じ店舗で100,01€以上の購入があること、があります。
また、大前提として、購入した品物が「自分用」かつ「私的使用」のものであり、職業用・商業用でないことと、購入品は最終的にEU域外(自国など)へ持ち出す(=輸出扱い)ものであるということも忘れないでくださいね。
免税手続きの流れ
ボン・マルシェでの免税手続きの流れを紹介します。手続きに期限もあるので、しっかりチェックしてくださいね。
1️⃣ ボン・マルシェ内免税カウンターで手続き
本館3階に免税手続きカウンターがあるので、そこで「免税を希望する」ことを伝えます。購入時のレシートとパスポートなど居住地が確認できるものを提出して、免税に必要な書類を作成してもらいます。この手続きは購入日を含めた3日以内に行わなければいけません。
通常は出国時に空港でさらに返金のための手続きが必要ですが、場合によってはそのままカウンターで現金で返金を受け取れる場合もあります。
2️⃣ 出国時、空港で手続き
ボン・マルシェ内カウンターで返金されなかった場合は、EU加盟国出国時に空港で手続きが必要です。
注意したいのは、フランス出国時ではなく、EU加盟国出国時に手続きが必要であるということ。フランスを出国後、ほかのEU加盟国に立ち寄る場合は、その国で手続きしなければいけないので覚えておいてくださいね。
主要国際空港では端末機Pablo(パブロ)を使って手続きが可能です。日本語で使用できるので簡単ですよ。
フロアガイド

ボン・マルシェ本館
- 地下1階
- メンズ
- 0階(地上階)
- コスメ、バッグ、アクセサリー小物
- 1階
- レディース、ランジェリー
- 2階
- レディース、シューズ、書店、ステーショナリー
- 3階
- 子供服、おもちゃ
グルメ・メゾン館 ラ・グランド・エピスリー
- 地下1階
- アルコール飲料
- 0階(地上階)
- パティスリー、惣菜、洋菓子、食品
- 1階
- キッチン用品、インテリア
- 2階
- 家具、寝具、雑貨
ボン・マルシェとその周辺の治安
ボン・マルシェのある7区は大使館や政府関連機関なども多く、治安のいいエリアです。ボン・マルシェの周辺は有名ブランドのブティックやチョコレートショップ、パティスリーなどがある人気ショッピングエリアのため人通りも多くにぎやか。スリやひったくりなどに気をつけてさえいれば、安心して歩けます。
夜間は人気のない道もあるので、細い路地などは避け、大通りを歩くようにしましょう。これは7区に限らずパリのどこのエリアでも注意しなければいけません。
ボン・マルシェ周辺の治安
・政府機関も多く、治安がいいエリア
・日中は人通りも多く安心して歩ける
・どんなに治安がよくても、スリ・ひったくりには気をつけて
・夜間は人気のない道を避け、大通りを歩こう
ボン・マルシェの基本情報まとめ
- アドレス
- 24 Rue de Sèvres, 75007 Paris
- 営業時間
- ◇本館
- 月〜土曜日 10:00〜19:45
- 日曜日 11:00〜19:45
- ◇グルメ・メゾン館
- 月〜土曜日 8:30〜21:00
- 日曜日 10:00〜20:00
- 定休日
- なし
- 公式サイト
- ボン・マルシェ
- グルメ・メゾン館 ラ・グランド・エピスリー
- 最寄り駅
- 地下鉄10・12番線
- セーブル・バビロン(Sèvres Babylone)駅
ボン・マルシェ / Le Bon Marché




