パリといえばおしゃれな雑貨やインテリアショップを思い浮かべる人も多いと思います。
街を歩いていても、植物がおしゃれに飾られた窓辺や手書きのかわいい立て看板など、パリジャンのセンスの良さをいたるところに感じます。
そんなパリの中でも、観光客に人気のサン・ジェルマン・デ・プレ地区やマレ地区のシックでおしゃれな雰囲気とは違い、11区は下町情緒が溢れていると言うか気取らない気さくな雰囲気のエリアです。
気軽に友達と集まって1杯飲めるバーやカフェが多くあり、若いパリジャンから人気が高い場所です。
そんなパリ11区で見つけたセンスのいい雑貨・インテリアショップをご紹介します!
Les Fleurs
まずはレトロヴィンテージの香りのするインテリアショップ、Les Fleursです。
こちらではテーブルやイスなどの大型家具から、食器、カトラリー、雑貨などたくさんのアイテムを取り扱っています。
レトロな香りのする店内は、入った瞬間に「かわいい!」と叫んでしまいそうなセンスの良いアイテムがたくさん並んでいます。
海外の田舎風なインテリアやヴィンテージ風のインテリアが好きな人にはたまらない空間です。
フランスの田舎町の家においてありそうなレトロな花瓶や照明。。。
窓辺になんとなく置いておくだけで様になりそうな小物がいっぱい。
店内はたくさんのアイテムが所狭しと並べられていて、ブロカントで掘り出しものを探しているような気分になります。
植物やドライフラワーも扱っており、おしゃれな鉢植えなどもあります。
植物の配置や見せ方、花の飾り方なども上手くデコレーションしてあり、自宅のインテリアの参考にもなりそうです。
同じく11区内にもう一つ店舗がありますが、そちらは少し雰囲気が違っています。
ヘアアクセサリーやバッグなどのファッション小物やベビー用品をメインに扱う店舗となっています。
INFORMATION
5 rue Trousseau, 75011 Paris(雑貨・インテリア)
6 Pass. Josset, 75011 Paris(ファッション小物・ベビー用品)
Antoinette Poisson
バスティーユ駅からすぐ近くにあるこちらのショップは、壁紙や生地、インテリアとしてのデザインポスターをメインに取扱うショップです。
創業者の二人はもともと文化遺産などの壁紙の修復を専門にしており、その技術を生かしてオリジナルアイテムを制作し、2012年にこのショップをオープンさせました。
二人は“papier dominoté”と呼ばれる伝統的な技法を使って作品を作り上げています。
papier dominoté とは壁紙作りの元祖のようなもので、18世紀頃に生まれた手法です。
伝統的な手法では、32 x 42 cmの板に花や幾何学模様を彫り込み、そのモチーフを版画の要領で紙に印刷します。このままでは白黒なので、ここに筆などを使って色を加えることでカラフルな壁紙へと仕上げていきます。
出来上がったものは、壁紙としてだけではなく、本や小物入れなどの箱、棚などの外装にも使われます。
二人は伝統に忠実な方法で、ショップ兼アトリエであるこのパリのお店で手作業で作品を作り出しています。
二人が描くオリジナルのモチーフは歴史的なオブジェなどからインスピレーションを得ており、現代的な雰囲気がありながらも18世紀の貴族の暮らしを思い起こさせるようなロマンチックなものばかりです。
ショップでは額に入れて壁に飾れるポスタータイプのものや、二人のモチーフがデザインされたスカーフやノート、小物類、クッションカバーなどが販売されています。
ポスターはシンプルな額に入れて飾るだけで、部屋が一気におしゃれになりそうです。
他ではなかなか見つけられないオリジナルでおしゃれなデザインのものばかりですのでぜひ立ち寄ってみてください。
お店は奥まったところにあり、少しわかりにくいです。通路を抜けて中庭を通った奥にあるので、見落とさないようにしてくださいね。
また、百貨店 Le Bon Marché(食品館2階)にも期間限定でポップアップショップが入っているので、Bon Marchéに行った際は覗いてみてください。
INFORMATION
今回ご紹介した2つのショップはどちらもイチオシの雑貨ショップです。
パリ旅行の際はぜひお立ち寄りください。