2025-09-09 　|　最終更新日：2025-09-09

パリの10月はベストシーズンのラストチャンス。秋の色彩に包まれた街並みは美しく、観光客が少し減って街も歩きやすくなります。夏のにぎやかなパリから落ち着いた雰囲気へと移り変わり、ノスタルジックな街を感じられる季節です。今回は、10月のイベントや気温、それに合う服装を解説していきます。

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10月のパリの魅力

10月のパリは観光にとても適した季節です。夏の暑さが和らぎ、秋の美しい景色を楽しむことができます。観光客の数も夏に比べて落ち着いているため、有名な観光地でも長い列に並ぶことが少なくなります。

10月のパリの詳しい気温、日照時間

10月の気温

パリの10月は東京よりも少し涼しめ。飛行機を降りたら「思ったより肌寒いな」と感じる可能性が高いです。特に早朝や夜到着する場合は、寒く感じるでしょう。

日中は快適に過ごせますが、朝晩はかなり冷え込むので重ね着したりや上着を持っていくのがおすすめです。

日の出と日没時間、日照時間

10月はどんどん日が短くなります。1日と31日の日照時間の差は1時間40分ほども。

10月の最終日曜日にサマータイムが終了するため、日没時間は一気に早まります。

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10月の特別なイベント！

1．モンマルトルぶどう祭り
（Fête des vendanges de Montmartre）

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モンマルトルの丘には今でも小さなぶどう畑が残っていて、その収穫を祝う祭りが「モンマルトルぶどう祭り」。今年で92回目となる伝統ある祭りです。毎年、10月の第1週から第2週に5日間かけて開催され、2025年は10月8〜12日に開催されます。

開催期間中は実にさまざまなプログラムが用意されています。ぶどう畑見学やスペクタクルショー、モンマルトル散策などなど、モンマルトルの丘全体でイベントを楽しめます。

目玉イベントはサクレクール寺院周辺で繰り広げられる華やかなパレードとワイン･フランスグルメの試飲試食です。フランスのおいしいワインや料理を味わえる試飲試食はかなりの人出です。しかもすべて無料で参加できるのがうれしい！タイミングが合う人は絶対参加して！

2．サロン・デュ・ショコラ（Salon du Chocolat）

10月に忘れていけないのが世界的に有名なチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」です。世界中のチョコレートが集まり、フランスの有名ショコラティエから地球の裏側からやってきたチョコレートまで、たくさんのチョコレートに触れることができます。チョコレートで作られたドレスのファッションショーやパストリーショーなど、見どころも満載ですよ。

会場では多くのチョコレートを試食することができ、気に入れば購入可能です。お土産に購入していくのもよさそう。

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3．ハロウィン

パリでも近年ハロウィンが盛り上がっています。街をあげてのイベントはありませんが、いろいろな場所でハロウィンイベントが開催されるのでぜひ参加してみて。

ハロウィンを楽しむのにおすすめの場所は次の2箇所。

◯ディズニーランド・パリ

ハロウィン仕様にデコレーションされたパークはかわいさMAX！大人も子どもも楽しめます。ハロウィン限定グッズの購入はマスト。ハロウィン衣装を着たキャラクターたちとも出会いたい！

パリにはディズニーストアがないので、ディズニーグッズを手に入れるにはディズニーランドへ行くしかありません。パリのハロウィング限定グッズは自分へのお土産にも最高ですよ。

◯カタコンブ（Catacombes de Paris）

カタコンブはパリの地下墓地です。地下採石で使われたトンネルと洞窟が整備されて納骨堂となり、地下通路のような内部には約600万人の遺骨が納められています。現在はパリの人気観光地の一つとなっていて、多くの人が訪れる人気スポットです。

納骨堂といっても、ひとつひとつきれいに収められているわけではありません。通路の壁を埋め尽くすようにズラッと並べられていて、まさに骨の回廊です。ハロウィンを過ごすにはうってつけの場所ですよ。

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秋のパリを満喫する過ごし方

公園散歩でオータムカラーを楽しむ

10月のパリの公園はまさに絵画のような美しさです。秋色に変わった樹木とそれにあわせた花壇の花がとってもきれいですよ。

特におすすめなのは、次の2つの公園。

◯チュイルリー庭園

ルーヴル美術館のすぐそばにあり、秋の花が植えられた花壇の間をゆっくりと散歩できます。園内のカフェでランチをするのもすてきですね。

◯リュクサンブール公園

パリ市民に愛される憩いの場。秋の色とりどりの葉っぱが美しいコントラストを描いています。

10月に訪れたい観光スポット

◯コンシェルジュリー

コンシェルジュリーはマリー・アントワネットが最期を過ごした場所として歴史的に重要な建物です。マリー・アントワネットが処刑されたのは1793年10月16日。処刑と同じ月に訪れることで、より深く歴史を感じられます。

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10月のパリ旅行の準備

どんな服装が最適？

昼間は暖かく感じても朝夕は肌寒くなるため、上着はマスト。後半にもなれば昼間も涼しくなってくるので、暖かめの上着を持っていってもいいでしょう。パリは石畳の道も多いので、スーニカーなど歩きやすい靴も必須です。

また、雨に備えて折りたたみ傘やレインコートを持っていくのもおすすめ。レインコートを着ている観光客も結構多いですよ。団体で移動する場合は傘よりレインコートのほうが便利かもしれません。

10月のパリは、美しい秋の景色と豊富な文化イベントで、訪れる人を魅了してくれます。少し涼しくなった気候の中で、カフェで温かい飲み物を楽しみながらパリの街角を眺める時間は格別です。

10月のパリでしか味わえない特別な体験が、きっとすばらしい旅の思い出を作ってくれますよ。ぜひこの美しい季節にパリを訪れて、秋の魔法にかかってみてくださいね。