旅行に行く際、気になるのが天気ですよね。特に海外の場合は、天気予報を見てもどんな気候なのかイメージが付きにくいのではないでしょうか。
今回は、現地からの情報と過去の気温や降水量からパリの7月の天気を解説していきます。7・8月に旅行予定の方は、ぜひ参考に計画を立ててくださいね。
パリの7・8月の天気
7・8月のパリは晴れの日が多く、旅行のベストシーズンです。日本と比べて、一年を通して降水量は少なめ。冬はくもりの日も多いですが、夏はカラッとした晴れの日が多く気持ちよく過ごせます。
ただ、気温差が激しいなどのマイナス面もあります。昼間は暑くても、朝と夜は上着が必要なほど涼しくなることも珍しくありません。特に夜遅くまで出かける予定がある場合は軽い上着などを持っていくのがおすすめです。最低気温と最高気温の差が10℃以上になることもあり、気温差から体調を崩してしまうことも。体調管理には気をつけてくださいね。
パリの7・8月の気温
それでは7・8月の気温を見ていきます。グラフは東京の平均気温とパリの平均気温を比べたもの。
参考:気象庁、Climate-Data、METEO-PARIS.COM
最高気温・最低気温ともにパリは東京より低めです。パリはほとんどの家庭でエアコンを設置していません。扇風機すらない家庭も珍しくないんです。それほどパリは真夏でも気温が上がりません。暑くて眠れない、というような夜もほとんどありません。
しかしパリは乾燥しているため、東京ほど気温が上がらなくても日差しは強く感じるので油断できません。また、グラフではパリは30℃を超えることがありませんが、暑い年だと30℃を超えることもあります。年によってかなり暑かったり涼しかったりと、差が激しいので天気予報のチェックは欠かせません。
7月は後半に向けて徐々に気温が上がり、8月は段々と気温が下がっていくのは共通しています。しかしよく見ると、8月末は東京の平均最低気温とパリの平均最高気温が重なるくらい近づいています。日本は9月になってもまだまだ暑い日が続きますが、パリの9月はもう冬かと思うほど涼しくなります。8月後半はすでに秋に向けて気温が下がり始める、という感じです。
パリの7・8月の降水量
次は降水量を見ていきます。
参考:気象庁、Climate-Data、METEO-PARIS.COM
降水日数、降水量ともにパリのほうが少なく、パリは雨が少ないことがよくわかります。7月と8月で大きな違いは見られず、雨に関しては同じような天気が続きます。
東京とパリを比べると、降水日数はそれほど差がないのに対し、降水量は2倍以上の差があります。つまり、パリでは1日の降水量も少ないということが読み取れます。
実際、パリでは1日中雨が降り続いたり、強い雨が降ったりすることがほとんどありません。弱い雨が短時間だけ降ることが多く、そのため傘を使わないフランス人も多くいます。
2024年7・8月の見通しは?
2024年は例年に比べて雨が多い年になっています。毎年5月くらいから気温がぐっと上がり晴れの日も増えてきますが、今年は雨が多くとにかく天気がよくありません。6月もその流れは続き、雨やくもりの多い月でした。
また、通常パリでは1日中雨が降り続くことはあまりありません。それが今年は長時間降り続くことが多く、さらに気を滅入らせます。
7月に入り晴れの日は増えてきたもの、例年ほどではありません。なんと、7月の予想降水日数は17日、8月は18日とするサイトもあります。今年はレインコートを用意していくといいかもしれません。
7・8月に最適な服装と持っていくべきもの
服装は日本の夏と同じように考えておけばOKです。ただ、朝夕は少し冷えることもあるので、カーディガンや軽い羽織りなどを持っていくのがおすすめ。
パリは東京ほど気温が上がらないにしても、7・8月は暑さ対策は必須です。日差しが強いので、帽子やサングラスなどが役立ちます。
水分補給に関しては、フランスではスーパーで水を安く購入できます。種類・サイズも豊富なので、必要に応じて購入するのがいいですよ。水道水も飲むことはできますが、硬水のため体に合わない方もいるかもしれないのでご注意を。