カルチェラタンを含むパリ5区は学生の街として知られています。ソルボンヌ大学やフランスで最高レベルの高校として有名なアンリ4世高校などがあり、多くの学生が行き交う街です。
学生の街と呼ばれるだけあって、若者が多く明るく賑やかな雰囲気が流れるカルチェラタン。パンテオンなど有名観光地もあるので、観光に訪れる予定の人も多いはず。となると、気になるのは治安ですよね。今回はそんなカルチェラタンを中心としたパリ5区の治安をご紹介します。
パリ5区は観光者にとってどんなエリア?
パリ5区は、セーヌ川の左岸に位置する古い地区で、「カルチェ・ラタン(ラテン地区)」という愛称でも知られています。この名称は、かつてラテン語が学問の共通語として使われていたことに由来するそう。
現在でもソルボンヌ大学やアンリ4世高校など有名な教育機関が多いエリア。このふたつの学校は「ヨーロッパ文化遺産の日」などに見学することができるので、日程が合う人にはぜひ見学してほしい場所です。

学生の街ということで、飲食店もリーズナブルなお店が多いのが特徴的。ファストフード店やB級グルメのようなお店が多く、低価格でお腹いっぱい食べることができます。フランスのB級グルメといえば「ケバブ」。カルチェラタンにもケバブのお店がたくさんあるので、ボリューミーな食事がしたいときにぜひどうぞ。

また、パンテオンや植物園、サン・ミッシェル広場など歴史的名所もあり、観光客にも人気の街です。ノートルダム大聖堂も徒歩圏内にあるので、カルチェラタンからノートルダム大聖堂見学へ、という観光ルートをとる人も多いですよ。
パリ5区の治安は良好!
一般的に、カルチェラタンを含むパリ5区は「比較的治安がいい」といわれています。特に夜遅くまで開いているレストランや学生の多さから、深夜でも一定の人通りがあり、他のパリ中心部に比べて安心感があるエリアです。
それでも夜のひとけのない路地などでは何が起こるかわかりません。大通りや人通りのある道を選んで歩きましょう。
また、パリ5区も観光客が多いことから、スリや置き引きなどの軽犯罪は発生しています。凶悪犯罪は稀ですが、油断は禁物。スリなどへの警戒心は忘れないで。
カルチェラタンではどんな犯罪が多いの?
もっとも多いのは、やはりスリや観光客を狙った詐欺です。特に混雑する地下鉄の駅や、観光名所の周辺では注意が必要です。また、カフェのテラス席でイスの背にかけていたバッグを盗まれる、スマホをテーブルに置いていたらすっと持って行かれる、というケースも報告されています。
カルチェラタンで特に危険な場所
全体的には安心して歩ける街ですが、観光地でもあるためスリが多く潜んでいる場所も。次に紹介する場所はスリ被害が多く出ている場所なので、注意してくださいね。
5区は滞在場所としておすすめ?
全体的に落ち着いていて雰囲気もよく、観光スポットも徒歩圏内に集まっていることから、カルチェラタンはおすすめの滞在エリアです。ホテルやアパートメントの選択肢も多く、中心部にありながらも騒がしすぎない点も魅力の一つです。

学生が多いため物価がやや抑えめな店が多いのもメリット。カジュアルなコーヒーショップなども多く、気軽にパリライフを満喫できます。旅費を少しでも抑えたい人にとっては魅力的なエリアですよ。
また、少し足を伸ばせば、サンジェルマン・デ・プレやオデオンなどおしゃれなエリアも。ザ・パリといった雰囲気のレストランやバーを終電を気にせず楽しめるのはうれしいポイントです。
Klook.com有効なスリ・置き引き対策!
観光地でのスリや置き引きが多いことは上記で紹介したとおり。ここでは、少しでもそのリスクを下げるために、有効なスリ・置き引き対策を紹介していきます。旅行中は常に意識するよう心がけてくださいね。
これらの基本的なことを意識するだけでも、スリ被害などのリスクをぐっと減らせます。なにより自分自身が安心して旅行できるのがいいですよね。
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パリ5区は文化と歴史を感じられる美しい街でありながら、パリの中では比較的治安がいいエリア。ただし、観光地特有の軽犯罪には注意が必要です。ちょっとした心がけで、安全で快適なパリ滞在が実現できます。旅行をより楽しいものにするためにも、防犯意識は忘れずに過ごしましょう。