マルセル・エメの小説「壁抜け男」の主人公に会える場所を知っていますか?
なんと、パリのモンマルトルの丘で壁抜け男に出会うことができるんです。
この記事では、モンマルトルの隠れた名所である壁抜け男がどこにあるのか?壁抜け男とは一体何なのか?など詳しく紹介していきます。
パリを旅行予定の人も、小説ファンもミュージカルで壁抜け男を知った人も、ぜひチェックしてくださいね。
目次
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Klook.com壁抜け男とは?

モンマルトルにある「壁抜け男(Le Passe-Muraille)」は、小説家マルセル・エメの短編小説「壁抜け男(Le Passe-muraille)」(1943年)をもとにした彫像です。
壁の中から半身を出しているユニークな青銅像で、小説の登場人物ドゥティユルをかたどっています。1989年に俳優で彫刻家でもあったジャン・マレによって制作・設置されました。
壁抜け男はどこにある?
壁抜け男の銅像はパリ18区、モンマルトルの丘のマルセル・エメ広場に設置されています。
石造りの壁から半身を出すように像が配置されていますが、あまり目立たないので壁抜け男の存在を知らない人は気づかず通り過ぎてしまうことも。
パリ18区の治安が気になる人はこちらの記事もお読みください。
壁抜け男への行き方・最寄り駅
壁抜け男へは地下鉄を使ってアクセスできます。
最寄り駅は地下鉄12番線のラマルク・コランクール駅、もしくはアベス駅です。
ラマルク・コランクール駅から歩くほうが近いですが、モンマルトル散策を楽しみながら向かいたいなら、アベス駅から向かうのが一般的なルートです。
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壁抜け男の入場料
壁抜け男は屋外展示のため、入場料などはかかりません。誰でもいつでも自由に見学できます。
壁抜け男の背景
彫像を作ったのは誰?
この彫像は、マルセル・エメの短編小説で描かれた「壁をすり抜ける男」という奇想天外な設定のオマージュとして作られました。制作はフランスの俳優・彫刻家ジャン・マレが担当し、1989年に設置されています。モンマルトルという場所の文学的・芸術的伝統としっかり結びついたパブリックアートです。
像はブロンズ製で、壁から胸部・腕・脚だけが壁から出ているように見えるユニークな構成です。像の一部は、観光客が触ることで光っている場所があり、触れられて親しまれていることが窺えます。
なぜモンマルトルの丘に「壁抜け男」?
この像がモンマルトル、しかも「マルセル・エメ広場(Place Marcel-Aymé)」に設置された理由にはいくつかの背景があります。
🖼 小説の舞台がモンマルトル
この彫像の元となった小説 壁抜け男の話にはモンマルトルエリアが登場します。主人公ドゥティユルはモンマルトルに住んでいる設定です。つまり、物語と関係の深い場所なんですね。
🏠 作者マルセル・エメはモンマルトルに住んでいた
壁抜け男の作者マルセル・エメは実際にモンマルトルに暮らしていたのだそう。それで、小説にもモンマルトルの具体的な通りの名前などが出てくるんですね。
🎨 芸術の丘とマッチ
モンマルトルといえば多くのアーティストが暮らし、制作活動を行った芸術の丘としても知られています。そんな場所に彫像というアート作品はぴったり。作者とも小説ともゆかりがあり、芸術的要素の多いモンマルトルは彫像を設置するのに最適だったというわけですね。
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小説「壁抜け男」ってどんな話?
作者のマルセル・エメが1941年に発表した短編「壁抜け男(Le Passe-muraille)」。物語は、平凡な公務員ドゥティユルが不思議な出来事をきっかけに、壁をすり抜ける能力を手に入れるところから始まります。
当初、能力に困惑する彼は、上司への復讐や銀行・宝石店の強盗という荒唐無稽な行動に出ます。最後には恋に落ち、その女性の家から出ようと壁を通り抜けようとした際、なぜか動けなくなり壁に閉じ込められてしまう――という風変わりな結末を迎えます。
物語の大部分がモンマルトルを舞台にして描かれていて、パリへ行く前にぜひ一度読んでみたい作品です。
壁抜け男の生みの親 マルセル・エメ
壁抜け男の作者、マルセル・エメ(1902-1967)はフランスの小説家・劇作家・脚本家です。さまざまな職を経た後にパリに拠点を置いて活動を開始。風刺や幻想を交えた短編・小説で知られました。
特に「壁抜け男」を含む1943年刊行の短編集「Le Passe-muraille」には、日常の裏にある不条理や人間の欲望が浮かび上がる作品群が収められています。
作者には実際にモンマルトルで暮らした経験があり、街そのものの雰囲気や住人の気質を作品に反映させていたといわれています。
ミュージカル「壁抜け男」
壁抜け男はミュージカルとしても上演されています。
最初はフランスで1997年に「Le Passe-Muraille」として開幕しました。そのあと、日本では劇団四季が1999年に「壁抜け男」初演を行いました。それ以降何度も再演していて、初演以降合計上演数は500以上にもなります。
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壁抜け男の周辺にある有名スポット
モンマルトルエリアは、散策途中に立ち寄りたい観光スポットがたくさん。有名どころからかなりローカルなスポットまでをご紹介します。
壁抜け男と一緒にぜひまわってくださいね。
ムーラン・ルージュ

モンマルトルといえば赤い風車のムーラン・ルージュを思い浮かべる人も多いのでは?
ムーラン・ルージュは1889年に生まれたキャバレーです。フレンチカンカンなど華やかなダンスが有名です。
古くは画家ロートレックがここに通い詰め、ダンサーをモデルに絵を描いていました。また、エルビス・プレスリーもムーラン・ルージュで活躍するなど、多くの有名人にゆかりのある場所です。
現在は、ドリンク付きショーとディナー付きショーがあり、年末やバレンタインなどイベント時には特別なショーも開催されています。
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映画「アメリ」のロケ地
モンマルトルといえば映画「アメリ」ですよね。独特の世界観とモンマルトルの雰囲気が魅力的に描かれているフランス映画の代表作です。
以下の記事にアメリのロケ地をまとめてあるので、アメリが好きな人はぜひチェックしてくださいね。
ジュテームの壁

モンマルトルの丘でもっともロマンティックなスポットが「ジュテームの壁」。世界中の言語で“愛してる”と書かれた大きな壁です。ぜひカップルで訪れてみて。
洗濯船
洗濯船とは、アーティストたちが共同生活を送りながら芸術活動を行った集合アトリエ住宅です。洗濯船という名前は、建物が大型船の船室のような造りをしていたことに由来します。
有名なピカソもこの洗濯船に暮らしていたんですよ。
モンマルトルの芸術の歴史が詰まった洗濯船は、散策スポットとしてぴったり!
詳しい情報はこちら↓の記事でチェックしてくださいね。
ダリダ像
ダリダはエジプト出身、フランスで女優・歌手として活躍した人物です。モンマルトルに暮らしていたことから、モンマルトルエリアに彼女の銅像が建てられました。
実はダリダ像は“幸運を運ぶ”なんていわれているラッキースポットなんです。多くの人が幸せを願って胸のあたりを触っていくため、その部分だけ色が変わっています。
パリ旅行の思い出に幸せを願ってみては?
サクレ・クール寺院

サクレ・クール寺院はモンマルトルエリアのシンボル的存在。サクレ・クール寺院見学をメインに散策ルートを考える人も多いのではないでしょうか。
サクレ・クール寺院は見学無料、営業時間も長いので訪れやすいですよ。詳細は以下の記事から。
テルトル広場
テルトル広場は絵描きさんが集まる有名な広場。実際に似顔絵を描いてもらったりすることができます。芸術の街を象徴するような場所ですね。
テルトル広場を中心に飲食店やお土産ショップが集まっているので、モンマルトル散策にも欠かせません。しかしその分、観光客を狙ったスリや置引が多いエリアなので注意も必要。
モンマルトル美術館
細い路地にひっそりと佇むモンマルトル美術館は、モンマルトルのアートの歴史が詰まった場所です。
モンマルトルで芸術活動を行ったアーティストやゆかりのある人物の作品が並んでいて、モンマルトル観光のハイライトにぴったり。騒がしい観光地から切り離された中庭とカフェは、ゆっくり時間を過ごせる穴場スポットです。
モンマルトル美術館に行ってみたい人はこちらから詳細をチェック⬇️
ユニークな壁抜け男の像はモンマルトルの穴場スポットです。ぜひ他のモンマルトルの名所とともに散策ルートに加えてくださいね。




