旅行に行くときにどんな服を持っていくか、毎回悩みどころですよね。特に海外など、天候が予想しづらい場所はなおさらです。
そこで今回はパリ旅行に最適な服装を月ごとに紹介!
パリの天候は年によって差が激しく、天気を予想するのは難しいところがありますが、今回の記事を参考にして荷造りをしてみてくださいね。
目次
パリの気候
まずはパリの気候について。
日本と同じように四季がありますが、大きく違うのは、一年を通して乾燥ぎみなことと雨量が少ないこと。
日本の夏はジメジメして日陰にいても汗がでるほど暑いですよね。それに比べ、パリの夏は日差しは強いですが、日陰にいると暑さがしのげて快適です。
また、一年を通して雨が少ないのも、観光客からするとうれしいことですね。
その他に日本と違うと感じるのは、一日の中の気温差が激しいこと。春夏は特に、昼間はすごく暑かったのに夜になると肌寒いなんてことがよくあります。軽い上着などは持っていくと重宝しますよ。
ではどんな服を用意するといいか、見ていきましょう!
最適な服装はこれ!
パリの気候に適した服を月ごとに紹介していきます。
最高気温と最低気温の平均も記載したので、服装を考える参考にしてみてください。
パリの平均的な年の服装を紹介していますが、年によっては例年よりもかなり涼しかったり、逆にかなり暑かったりと差が激しいのがパリです。
旅行に行く前に天気予報もしっかりチェックしてくださいね。
12月から1月にかけてが最も気温の低い時期!
ダウンや厚手のコート、マフラーなどでしっかり防寒しましょう。
気温的には東京と同じくらいで、マイナスになることはあまりなく、雪もほとんど降りません。
たまの降雪でうっすら雪が積もるとパリジャンも大はしゃぎといった感じです。
雨は一年を通して少ないですが、夏よりは冬に雨が多いです。心配な方は折りたたみ傘を。
2月:まだまだ寒い!厚手の上着が必須
2月になると気温がほんの少し上がりますが、防寒は必須。マフラーなどもしっかりして暖かい服装で行きましょう。
2月といばバレンタインですね。フランスではバレンタインは男性から女性へ贈り物をするのが習慣。
2月14日のパリの街では、花を持った男性が多く見かけられます。
カップルで旅行される男性は、サプライズでバレンタインを祝ってみてはどうでしょうか。
3月:まだまだ厚手の上着が必要
3月になると少し寒さも和らぎますが、寒い日が続きます。たくさん着込んでいきましょう。
そして3月といえば夏時間の開始です。3月最終週末の土曜から日曜に日付が変わるときに、時間が1時間進みます。
このタイミングで旅行される方は、アナログ時計には気をつけましょう。
スマホなどは自動で変わってくれるので大丈夫ですが、アナログ時計は手動で変更が必要です。
また、この日一日だけは睡眠時間が1時間短くなるので、小さなお子さんがいる場合は調整が必要かもしれません。
4月:20度超えも!少し暖かく感じる
昼間は暖かい日が増える一方、一日の中での気温差が激しくなります。
朝夕はコートなどが必要なほど冷えますが、日中はコートを着ていると少し暑い日も。
上着で温度調整できるようにしておくと気温の変化に対応できます。
特に4月前半は少し厚手の上着を用意しておくのがおすすめ。
5月:年によってはかなり暑い日も!
最高気温の平均は21℃ですが、30℃近くまで気温が上がる日もあります。
一方で冬用のコートを着ている人もよく見かけます。
やはり朝夕と昼間の気温差が激しいので、調整できる上着が必要です。
少し暑い日にも対応できる服とともに、特に5月初旬は暖めの上着を用意しておくといいでしょう。
また、5月中旬からはかなり日が長くなってくるので、観光にはとてもおすすめの季節。
日が長くなる分、夜も外で過ごすことが増えるので、やはり上着があったほうが安心です。
6月:朝夕は涼しいが、日中は温かい
最高気温は30℃を超えることもあります。
そうはいっても、年にもよりますが毎日半袖短パンで過ごせるほどの暑さではありません。
まだ肌寒い朝夕のために、軽く羽織れる上着を用意するのがおすすめ。厚手のものは必要ありません。
また、一年で最も日が長くなるのが6月後半です。
夜21時を過ぎても明るいので遅くまで屋外でのアクティビティが楽しめます。
上着があれば、肌寒い夜にも対応できるので助かります。
7月:ついに夏到来!
猛暑のような年もありますが、基本的には暑すぎずカラッとした晴れの日が多いのでとても過ごしやすいです。しかし、近年は温暖化の影響なのか30℃を超える日が増えてきていてかなり熱い日も。
日中は日差しが強いので帽子など用意するのもおすすめ。日焼け止めなどUV対策も万全にして行きましょう。
夏といえど朝夕冷えることもあるので、軽い上着を用意しておくと安心です。
また、観光シーズンなので観光名所はどこも行列ができます。
屋外で長時間待つこともありえますので、熱中症対策も用意しておくと思わぬ体調不良などを防げます。
そして7月は一年の中で最も降水量が少ない月。観光には最高の天気です。
8月:カラッとした晴れの日が多い
8月は7月の天気と同じように考えてOK。夏服にプラスして軽い上着を持っていきましょう。
夏のイベントは8月に集中しているので、パリもとってもにぎやかな季節になります。
ただ最も日の長い6月と比べると、だんだんと日は短くなってきます。
9月:並木も葉を落とし秋の雰囲気に
日中は20℃以上あっても、Tシャツは少し寒いかなといった感じ。
少し生地が厚めのものを着たり、軽い羽織など上着の用意が必要です。
日本の9月より寒い気候を想像して服装を用意してみてください。
10月:朝夕はすでに寒い!上着が必須
人によってはすでにダウンコートを着込む人もいます。
まだマフラーなどで防寒するほどではないですが、寒がりな方は上着の中に着込めるものを用意するといいかもしれません。
そして10月最終週末に夏時間が終了します。
土曜から日曜に日付が変わるときに、時間が1時間巻き戻されます。時計には気をつけてください。
それからは一気に日没時間が早まります。
11月:厚手の上着は必須
11月は完全に冬。日も短く寒いので防寒していきましょう。寒さが心配な方はマフラーなども持っていきましょう。
11月中旬からはだんだんと冬のイルミネーションが点灯され、キラキラと輝く冬のパリを楽しめます。
イルミネーションが輝く冬は、夏のアクティブな季節とはまた違った美しいパリが楽しめます。
12月:1年で最も寒い時期の始まり
雪が降ることは滅多にないですが、日本の冬と同じように寒いです。
12月はイルミネーションに加えクリスマスマーケットも始まり、観光でも外を歩くことが増えます。
暖かい格好で出掛けましょう。
(参考:info climat / 気温は2020年パリ6区の観測情報)
最後に
パリは日本よりも夏の期間が短く、すぐに肌寒くなります。春や秋は日本より少し涼しいと思ってください。天気にあった快適な服装でパリ観光を楽しんでくださいね。