マルモッタン・モネ美術館はパリ16区の静かな住宅街にある美術館。名前に「モネ」とあるように、クロード・モネの作品を多く所蔵しています。
“印象派”の語源ともなったモネの絵画「印象・日の出」が展示されていて、印象派が好きな人にはたまらない場所です。
目次
世界最大級のモネコレクション!マルモッタン・モネ美術館
マルモッタン・モネ美術館ができるまで
マルモッタン・モネ美術館がオープンしたのは1934年のこと。オープン当時はマルモッタン美術館という名前でした。マルモッタン美術館は元はポール・マルモッタンの邸宅であり、彼の死後に邸宅がアカデミー・デ・ボザールに寄贈され、美術館オープンへと至りました。
ポール・マルモッタンも、彼の父であるジュール・マルモッタンもアマチュアのアートコレクターで、収集した芸術作品を邸宅に保管していました。それらのコレクションを元にマルモッタン美術館は生まれました。
●「印象・日の出」の仲間入り
オープンから4年後の1938年には19世後半の芸術品が展示作品に仲間入り。さらに、マルモッタン美術館を気に入り作品を寄付したのが、クロード・モネの担当医だったジョルジュ・ド・ベリオの娘夫婦です。
ベリオの娘夫婦の寄付により美術館は大きく変わります。寄付の中に含まれていたのはクロード・モネの「印象・日の出」。その他10点ほどの印象派の作品も一緒に寄付されました。
実は印象派とアカデミー・デ・ボザールの間には作風を巡って対立感情がありました。しかし、印象・日の出を含む印象派の作品の寄付を受け入れたことで、アカデミー・デ・ボザールもその価値を認め、同時に印象派を認める形となりました。
●ミシェル・モネによる遺贈
マルモッタン美術館の印象派の作品をさらに豊かにしたのが、クロード・モネの次男ミシェル・モネの遺贈です。ミシェル・モネはクロード・モネの死後、ほとんどの遺産を引き継いでいました。ミシェルは子どもがいなかったため、多くの絵画を含む遺産をマルモッタン美術館に遺贈することとしたのです。
1966年にミッシェルが亡くなると、睡蓮の連作を含む100点以上のクロード・モネの作品がマルモッタン美術館に加わりました。そして1990年代には美術館の名前がマルモッタン・モネ美術館へと変更されました。
見どころ
印象派の語源「印象・日の出」
マルモッタン・モネ美術館はたくさんのクロード・モネの作品を展示していますが、そのなかでも絶対に見逃せないのが「印象・日の出」。“印象派”という言葉の元になった絵画です。
淡い色使いで描かれた景色のなかに、一点輝くオレンジ色の日の出が印象的な作品。フランス芸術史の転換期ともなった印象派の作品を満喫したいですね。
主な有名作品
所要時間
所要時間は1〜2時間ほどです。
チケットは事前予約がおすすめ!
最近はほとんどの美術館でチケットの事前予約が求められるようになってきています。マルモッタン・モネ美術館も必須ではありませんが、事前予約が推奨されています。
チケット予約方法
チケットは公式サイトまたは各種チケットやツアーを取り扱う旅行サイトから予約可能です。
公式サイトでのチケット予約は【Préparer sa visite】⇒【Billetterie en ligne】と進んで予約してください。
日本語で予約したい場合は旅行サイトから予約するのがおすすめ。こちらから予約可能です。
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Klook.comミュージアムパスの利用は?
マルモッタン・モネ美術館はミュージアムパス対象外です。
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- アドレス
- 2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 夜間営業日
- 木曜日
- 21:00まで
- 定休日
- 月曜定休、1月1日、5月1日、12月25日
- 美術館入場料
- 12€
- 8歳以下は無料
- チケット購入はこちらから ⇒ マルモッタン・モネ美術館予約公式サイト
- 日本語でのチケット購入はこちらから ⇒ マルモッタン・モネ美術館日本語予約サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 利用できません
- 公式サイト
- マルモッタン・モネ美術館
- 最寄り駅
- ・地下鉄9番線
- ラ ミュエット(La Muette)駅
- ・RER C線
- ブーランビリエ(Boulainvilliers)駅
マルモッタン・モネ美術館