印象派とポスト印象派の作品をメインに展示するオルセー美術館。
パリではルーヴル美術館と並んで人気の美術館です。
展示作品は1848年から第一次世界大戦が始まった1914年までの作品です。
多少の例外はありますが、それ以前のものはルーヴル美術館、それ以降のものはポンピドゥー・センターで扱うという役割分担になっています。
美術館の建物は、1900年のパリ万博博覧会に合わせて建設されたオルセー駅の駅舎が元になっています。
駅舎としての役目を終えてからはさまざまな用途に使われ、1970年代にイタリア人建築家ガエ・アウレンティの手によって美術館へと生まれ変わりました。
見どころ
印象派やポスト印象派をはじめとする画家の作品が多く展示されています。
ヴァン・ゴッホやシスレー、ルノワール、クロード・モネなどなど。。。誰でも聞いたことがあるような有名画家の作品が多いので絵画に詳しくなくても楽しめます。
展示作品の豊富さ、見やすさ、駅舎の名残が見られる建物などから、パリで一番好きな美術館としてオルセー美術館を挙げる人も多くいます。
館内には展望台もあり美術館全体を見渡す事ができます。高さは5階ほどなのでぜひ登ってみましょう。
もともと駅舎だったことを思わせる造りがいたるところに残されているので、その辺りも感じてみましょう。
主な有名作品
「ヴィーナスの誕生」
ギリシャ神話のヴィーナスを描いた作品。
色使いが美しく、思わず立ち止まって見入ってしまう作品です。


「落穂拾い」
農民の貧しい姿を描いた作品。
描かれているのはフォンテーヌブローの森のはずれにあるシャイイの農場です。
バルビゾン派の代表作と言われています。
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」
パリのモンマルトルに存在したムーラン・ド・ラ・ギャレットでの舞踏会の様子を描いた作品です。
ルノワールがムーラン・ド・ラ・ギャレットに何度も通って完成させたそう。


「ゴッホの寝室」
フランスのアルルにあるゴッホの家の2階を描いた作品です。
オルセー美術館ではこの他にもゴッホの有名な作品を多く収蔵しています。
オルセー美術館で見られる有名作品をもっと知りたい方はこちらをチェック!
基本情報
オルセー美術館 / Musée d’Orsay
- アドレス
- 1 Rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris
- 開館時間
- 9:30〜18:00
- 夜間営業
- 6月8日〜7月25日の木曜日のみ21:45まで
- 定休日
- 月曜定休、5月1日、12月25日
- 入場料
- 16€
- 18歳以下は無料
- 予約はこちらから ⇒ オルセー美術館チケット予約公式サイト
- 日本語での予約はこちらから ⇒ 日本語チケット購入
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 可能
- 第一日曜日無料
- 公式サイト
- オルセー美術館
- 最寄り駅
- ◇地下鉄12番線
- ソルフェリーノ(Solférino)駅
- ◇RER C線
- オルセー美術館(Musée d’Orsay)駅
1 コメント