ルーヴル美術館と言えばパリ観光では外せないスポットですね。
世界最大級の広さと収蔵作品数を誇り、入場者数も世界一を記録しています。
ルーヴル美術館は数多くの有名作品を展示していますが、最も有名な作品といえばレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」ではないでしょうか?
絵のモデルを含め、その神秘的な表情や、背景はどこなのかといった多くの謎に包まれた絵画は、世界中から多くの人が鑑賞に訪れます。
広大なルーヴル美術館は、一度で全ての作品を見ることは不可能とも言われますが、モナ・リザのような有名絵画だけを見て美術館を後にする人も多いのではないでしょうか?
複雑な作りになっている館内は、有名な絵画を見て回るだけでもかなりの時間がかかります。
そこで今回は、とにかく「モナ・リザ」だけは見たい!という方のために、「モナ・リザ」に最短でたどり着けるルートを詳しくご紹介します。
モナ・リザの展示室はどこ?
まずは地図上で位置を確認。

モナ・リザはドゥノン翼 1階(日本式2階)ヨーロッパの絵画ゾーンの展示室711にあります。
美術館入り口で館内図(日本語あり)を手に入れることは出来ますが、ダウンロードしてスマホで地図を確認したい方はこちらからどうぞ。
ルーヴル美術館公式サイト内からダウンロード可能です。
モナ・リザまでの最短ルートスタート!
①入り口はドゥノン翼から!

ルーヴル美術館はリシュリュー翼・シュリー翼・ドゥノン翼の3館に分かれており(3館は全て内部でつながっています)、それぞれに入り口があります。
モナ・リザはドゥノン翼にあるので、ドゥノン翼入口から入ります。
ちょっとわかりにくいですが、垂れ幕のようなものに「DENON」と書かれています。
ゲートでチケットのチェックを受けて入場します。
②螺旋階段を上って0階(地上階)へ

入場したら真っすぐ進み、正面の階段を上ります。すぐ先に左右に螺旋階段があるのでそれを上って0階へと上がります。(左右どちらの階段でも構いません)
③展示室405の小階段を上る

0階に着くと、そこは展示室405。彫刻が展示されています。
目の前の小階段を上って、すぐに次の展示室に移りましょう。
④分かれ道!モナ・リザまでの距離は同じなので好きな方を選ぼう

小階段を上ると、目の前の窓から正面にピラミッドが見える展示室404に出ます。
右に展示室406、左に展示室403がありますが、どちらから行ってもモナ・リザまでの距離は同じです。
どちらのルートにも有名作品が並んでいるので、見たい作品があるルートを選んでみてください。
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⑤ー1 分かれ道を右:展示室406へ

右側にある展示室406は古代ローマの彫刻の展示室です。
彫刻を眺めながら、通り抜けます。
⑤ー1 ダリュの大階段

展示室403を通り抜けると、そこはダリュの大階段と呼ばれる大きな階段になっています。
階段踊り場には「サモトラケのニケ」が展示されています。
モナ・リザ展示室に向かうには、一つ目の踊り場で折り返して階段を上りきり、赤い壁の展示室へと入ります。
(サモトラケのニケまで階段を上りきってしまうと、別の展示室に向かってしまうので注意!サモトラケのニケにたどり着く手前の踊り場で折り返します。)
⑤ー1 展示室702:フランス絵画

階段を上りきったところにある展示室702は、赤い壁が印象的な展示室。フランス絵画が展示されています。
ここで見られるのはドミニク・アングル「グランド・オダリスク」、ジャック=ルイ・ダヴィッド「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」。
ポイント
右に進むと見ることができる作品は…
- 「サモトラケのニケ」
- 「グランド・オダリスク」
- 「グランド・オダリスク」
- 「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」
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⑤ー2 分かれ道を左:展示室403へ

一方、左側にある展示室403はミケランジェロのギャラリーと呼ばれており、イタリア彫刻が展示されています。
ここではアントニオ・カノーヴァ「アモルの接吻で蘇るプシュケ」、ミケランジェロ「瀕死の奴隷」「抵抗する奴隷」を見ることが出来ます。
⑤ー2 モリアンの階段

展示室403を通り抜けたら、モリアンの階段を上り1階(日本式2階)へ。
⑤ー2 展示室700:フランス絵画

赤い壁の展示室700へ入ります。
ここではウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル「戴冠式のジャンヌ・ダルク」などを見ることが出来ます。
ポイント
左に進むと見ることができる作品は…
- 「アモルの接吻で蘇るプシュケ」
- 「瀕死の奴隷」
- 「抵抗する奴隷」
- 「民衆を導く自由の女神」
- 「戴冠式のジャンヌ・ダルク」
⑥土産物コーナー:モナ・リザはすぐそこ


どちらのルートに進んでも、土産物コーナーのある展示室701にたどり着きます。
展示室701は同じく赤い壁で、壁の上の方まで巨大な絵画が展示されており、天井も一面が凝った装飾と絵画で埋め尽くされています。
土産物コーナーでは、ルーヴル美術館に展示されている作品をモチーフとしたアイテムなどが購入できるので、気になる人は見てみましょう。
土産物コーナーの向かいにある展示室がモナ・リザの展示室です。
早速入りましょう!
⑦モナ・リザ展示室に到着!

モナ・リザは展示室の中心にあります。
ルーヴル美術館の中でも最も有名な作品であるモナ・リザの前には常に人がたくさん。
モナ・リザの前には列が作られているので、順番に並んで正面まで進みましょう。
超超最短ルート!!
上記で紹介したルートよりも早い、超・超最短ルートが実は存在します。
それはずばり…
エレベーターを利用する!方法です。
ドゥノン翼の入口を入り、真っ直ぐ進むところまでは同じです。
真っ直ぐ進むと、螺旋階段よりも手前にエレベーターがあります。このエレベーターに乗り1階で降りると、そこは土産物コーナーがある展示室701!
(エレベーターはKもしくはLに乗ります。近くにMとNもありますが、こちらは1階まで登らないのでご注意ください。)
そのとなりがモナ・リザの展示室なので、あっという間に到着です。
このルートで行く場合は、モナ・リザ以外の展示室はほとんど通らないので、逆に少しつまらないかもしれません。
時間がないけど、モナ・リザだけは見たい!という方は、このルートを使ってみてください。
チケットは事前に購入を
現在、ルーヴル美術館のチケットは事前の予約購入がほぼ必須となっています。
チケットは日時指定になります。
当日、予約に空きがある場合のみ、美術館のチケットカウンターでも購入が可能です。
ですが、バカンス時期などは完売することも珍しくないので、事前に購入することをおすすめします。
チケット購入はこちらから
◇公式サイトより購入(英語・仏語) : ルーヴル美術館チケット購入公式サイトから購入
◇日本語でのチケット購入 : 日本語チケット購入サイト
ルーヴル美術館で見ることができるその他の有名作品や営業時間、アドレスなど知りたい方はこちらから。
知らない人も多い?お得情報
ルーヴル美術館のチケット提示でウジェーヌ・ドラクロワ美術館が無料に
パリ6区にあるウジェーヌ・ドラクロワ美術館は、画家ドラクロワが晩年を過ごしたアパルトマンをそのまま美術館にした邸宅美術館です。
ルーブル美術館からは徒歩10分ほどと、パリの街並みを眺めながら歩いて向かうのにちょうどよい距離にあります。
美術館は自宅、アトリエ、庭からなり、ドラクロワのプライベートな空間から友人やアーティスト仲間を招いた部屋まで、一人の画家の生活を感じることが出来る美術館になっています。
そんなウジェーヌ・ドラクロワ美術館は、なんとルーヴル美術館のチケットを提示することで無料で入場することができるんです。
また、ウジェーヌ・ドラクロワ美術館で、ルーヴル美術館・ウジェーヌ・ドラクロワ美術館共通チケット(ルーヴル美術館の入場料と同じ料金)を購入することで両方の美術館に入場可能です。
いつでも無料となるわけではなく、有効期間が決まっているのでご注意ください。
利用条件
- ルーヴル美術館のチケット提示
- ルーヴル美術館チケットの当日、または翌日のみ有効
チケットが有効なのは翌日までです。忘れないようにしてくださいね。
INFORMATION
アドレス:6 Rue de Furstemberg, 75006 Paris
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