プチ・パレは1900年のパリ万博の際に美術展示場として建てられた建物で、万博終了後に美術館としてオープンしました。
イオニア式の列柱に美しい彫刻が施されたファサードが特徴的な外観です。
伝統的な建築素材である石とガラスを見事に組み合わせた外観は、万博開催当時、脚光を浴びたそう。
常設展ではジャン=バプティスト・カルポー、ヘクター・ギマール、エドゥアール・ヴィユールらの作品を始めとして、絵画、彫刻、調度品など幅広い作品を展示しています。

カフェレストラン
美しい中庭に面したところにカフェレストランが併設されています。
店内は美術館の雰囲気とはガラッと変わってモダンなインテリアで揃えられた広々とした空間になっています。
このカフェレストランの人気ポイントは中庭の回廊に設置されたテラス席です。
テラス席は美術館の美しい建築と中庭の緑を楽しめる、人気のスポットです。
優雅な回廊に緑豊かな中庭は、パリの喧騒を忘れさせてくれます。
ランチメニューもあるので食事を取ることも出来ますが、種類が少ないので、おすすめはテラス席でのティータイムです。
各テーブルは十分なスペースを空けて配置されているので、他のお客さんと席が近すぎて落ち着けないということもありません。
アート巡りで疲れたときは、プチ・パレの美しい建築と庭の植物を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
見どころ
プチ・パレは無料とはいえ、有名画家の作品も展示している見どころ満載の美術館となっています。
明るく開放的な空間
繊細な美術品にとって直射日光は大敵です。
コレクションを適切な状態で保存するために、美術館は日を遮ったり閉塞的な場所であることが多いものです。
しかし、プチ・パレはそんな常識を打ち破る、大きな窓から日が差し込む開放的な美術館になっています。
大きな窓がいくつも設置されたプチ・パレの建築構造は、もともとは美術品の展示にとって最適とは程遠いものでした。
それが2001年から4年もの年月をかけて行われた改修工事で、広々とした展示空間や明るい美術館を作ることに成功しました。
明るい自然光のもとでアートを楽しみましょう。
基本情報
プチ・パレ / Petit Palais
- アドレス
- Avenue Winston Churchill, 75008 Paris
- 営業時間
- ◇美術館
- 10:00〜18:00
- ◇カフェレストラン
- 10:00〜17:00
- (テラスの利用は17:30まで)
- 夜間営業日
- 金曜日
- 21:00まで
- (カフェレストランは20:00まで。テラス席は20:30まで利用可能。)
- 定休日
- 月曜定休、1月1日、5月1日、7月14日、11月11日、12月25日
- 美術館入場料
- 常設展:無料
- 特別展示:11€
- ◇チケット購入はこちらから
- プチ・パレチケット購入公式サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 利用できません
- 公式サイト
- プチ・パレ
- 最寄り駅
- 地下鉄1・13番線
- シャンゼリゼ−クレモンソー(Champs-Elysées-Clémenceau)駅
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