ガリエラ美術館はモード系専門の服飾美術館です。
細部まで装飾が美しいルネサンス様式の建物は、19世紀に建てられたもの。
美術館裏側には美しい庭があり、家族連れなどで賑わいます。
庭へは美術館を通らずともアクセス可能です。週末や平日夕方は、学校終わりの学生さんや小さな子供とベビーシッターさんが多く見かけられます。

常設展の開設
これまでは特別展開催時のみ一般客を受け入れ、その他イベントなどで利用する以外は閉館していたガリエラ美術館ですが、2021年夏より常設展が設置されることとなりました。
これにより、いつでも美術館を訪れる事ができ、モードの歴史や美術館が所有する服飾コレクションを見ることが出来るようになりました。
レストラン「Les Petites Mains」
2021年より、美術館内には新しくレストラン「Les Petites Mains」が併設されました。
美術館の北側、庭に面した場所に作られたレストランは、広いテラスがありエッフェル塔も眺めることが出来る最高のロケーション。
美術館の半屋外部分から庭にかけての場所に設置されたレストランは、カジュアルな雰囲気。
レストランへは庭から直接入ることもでき、美術館へ入場しなくてもレストランのみの利用も可能になっています。
ナチュラルワインや季節の野菜を使った料理が提供されます。営業は夏季のみです。
併設レストラン:Les Petites Mains

見どころ
新しく常設展が設置されたガリエラ美術館は、豊かな服飾コレクションを保有し、モード・テキスタイルに興味がある方にはとても興味深い美術館となっています。
世界で最も充実した服飾コレクション
ガリエラ美術館は200,000点以上もの貴重な服飾コレクションを有しています。
洋服やアクセサリーなどの服飾のみならず、各時代のモードを捉えた写真やデザインデッサンなど、そのコレクションはフランスのモード史を反映した貴重なコレクションとなっています。
3世紀分にも及ぶコレクションからは、スタイルの移り変わりや各時代に流行した洋服などが見て取ることが出来ます。
オートクチュールコレクション
ガリエラ美術館はオートクチュールコレクションも豊富で、7,000点以上もの作品を所有しています。
コレクションは1950年代のものから始まり、オートクチュールの顧客による寄付などから成り立っています。
一つ一つ手作業で作られるオートクチュールコレクションはため息が出るほど美しく繊細なものばかりです。
特別展示
常設展設置後も、特別展はこれまで通り行われていきます。
ファッションに興味のある方はぜひ特別展もチェックしてください。
ガリエラ美術館外での開催も含め、過去には次のような特別展が行われ毎回人気を博してきました。
- GABRIELLE CHANEL. MANIFESTE DE MODE(2021年)
シャネルのコレクションの展示。
- OUTSIDE FASHION(2019年)(アムステルダム)
モードを映し出した写真展。
- Back Side / Dos à la mode(2018年)(パリ)
洋服の背中・後ろ姿に焦点を当てた展示。
- MARGIELA / GALLIERA, 1989-2009(2018年)
マルタン・マルジェラのコレクションの展示。


基本情報
ガリエラ美術館 / Palais Galliera
- アドレス
- 10 Avenue Pierre 1er de Serbie, 75116 Paris
- 営業時間
- ◇美術館
- 火曜日〜日曜日
- 10:00〜18:00
- ◇レストラン
- 4月中旬から10月中旬のみ営業
- 毎日
- 11:00〜21:00
- (営業時間は天気により変動します。)
- 美術館夜間営業日
- 木・金曜日
- 21:00まで
- 美術館定休日
- 月曜定休、5月1日、12月25日
- 入場料
- 14€
- (18歳未満は無料)
- ◇チケット購入はこちらから
- ガリエラ美術館チケット購入公式サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 利用できません。
- 公式サイト
- ガリエラ美術館
- 最寄り駅
- 地下鉄9番線
- イエナ(Iéna)駅 または アルマ・マルソー(Alma-Marceau)駅
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