パリ16区のブーローニュの森に位置するフォンダシオン ルイ・ヴィトンは、高級ブランドのルイ・ヴィトンが運営する近現代アートの美術館です。
“ルイ・ヴィトン”と名前がついていることから、ルイ・ヴィトンのファッションアイテムを展示した美術館をイメージする方もいますが、全くそうではありません。
絵画からオブジェ、イラスト、彫刻と幅広いジャンルの近現代アート展示を行っています。
ルイ・ヴィトンのアイテムはありませんが、おみやげコーナーには“Fondation LOUIS VUITTON”のロゴの入ったトートバッグなどがあり、観光客に人気となっています。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンの見どころ
フォンダシオン ルイ・ヴィトンでは年に数回の特別展を開いています。
現代アートというと、人によっては苦手意識を感じる人もいるかもしれませんが、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの展示は様々なジャンルを扱っていて、幅広い人が楽しめる内容です。
公式サイトからどんな展示が行われているか、ぜひチェックしてみてください。
船をイメージした建物
船をイメージして作られたという美術館の建物は、緑あふれるブローニュの森の中でひときわ目立っています。
船の帆を重ねたような形の屋根は、見る角度によって違った印象を与える不思議な作り。近現代アートの展示にピッタリのユニークな建物です。
手掛けたのはカナダ出身の建築家 フランク・ゲーリー。神戸メリケンパークにあるフィッシュ・ダンスと呼ばれる鯉のオブジェも、彼が安藤忠雄氏と共同制作したものです。
バルコニーからの眺め
建物の屋上は広いバルコニーになっていて、屋上からの景色を楽しむことができます。ブローニュの森越しのラ・デファンスのビル群などが見えますよ。
バルコニーは帆に見立てて作られた屋根の真下に当たるため、上を見上げると帆がどんな構造になっているのか見ることができるのもおもしろい。
隣には子供が楽しめるミニ遊園地も
美術館の隣はJardin d’Acclimatationという子供向けの小さな遊園地のような公園になっています。
乗り物や動物コーナーもあるので小さなお子さんのいる方にはぴったりです。
【Jardin d’Acclimatation】
入場料:6.5€(80cm以下のお子さんは無料)
コンサートホールを併設
館内にはコンサートホールもあり、さまざまなコンサートが開かれています。
興味のある方は公式サイトでアーティストをチェックしてみましょう。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンへの行き方
フォンダシオン ルイ・ヴィトンはブローニュの森の中にあるため、最寄り駅から徒歩で10分ほどかかってしまいます。(最寄り駅:地下鉄1番線 Les sablons駅)
明るいうちは散歩がてら歩いて向かうのもいいのですが、暗くなってからは人通りの少ないブローニュの森の中を歩くのはお勧めできません。
特に冬は17時頃には日が沈んであっという間に暗くなってしまうので、気をつけてください。
美術館に向かう際は、フォンダシオン ルイ・ヴィトン直通のシャトルバスの利用がおすすめです。
《フォンダシオン ルイ・ヴィトン直通シャトルバス》
発車場所 : 44 Av. de Friedland, 75008 Paris【発車場所 を確認する】
(Charles de Gaulle – Étoile駅2番出口からが便利です)
• 片道1€
• 15分おきに発車
発車場所は凱旋門のすぐ近くです。もちろん帰りもフォンダシオン ルイ・ヴィトン前から凱旋門まで利用できます。
- アドレス
- 8 Av. du Mahatma Gandhi, 75016 Paris
- 営業時間
- 月〜金曜日
- 10:00〜20:00
- 土・日曜日
- 9:00〜21:00
- 夜間営業日
- 土曜日
- 10:00〜23:00
- 定休日
- 1月1日、5月1日、12月25日
- 入場料
- 16€
- (18歳未満は5€)
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 利用できません
- 公式サイト
- フォンダシオン ルイ・ヴィトン
- 最寄り駅
- ◇地下鉄1番線
- レ サブロン(Les sablons)駅
- ※シャトルバスの利用がおすすめです
フォンダシオン ルイ・ヴィトン / Fondation LOUIS VUITTON