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パリ観光マガジン

モンマルトルの丘からのパリの眺め。遠くのモニュメントまでよく見える。階段に座って景色を楽しむ若者。
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パリ旅行のベストシーズンはいつ?目的別おすすめ時期完全ガイド

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憧れのパリ旅行、いつ行くのがベストなのか、気になりますよね。せっかく行くなら、快適な気候で観光もグルメもイベントも楽しみたい!つまり、旅行の目的によってもベストシーズンは変わってくるのだはないでしょうか。

今回は、パリの気候、イベント、観光施設の混雑具合など、すべての観点からベストシーズンをみていきます。目的別に合わせて、おすすめ時期を見つけてくださいね。

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一般的なパリのベストシーズンは5月・6月・9月

一般的なパリ観光のベストシーズンは春の5月・6月と秋の9月です。この時期は気温的にも過ごしやすく過ごしやすく、朝から夜まで快適に街歩きが楽しめます。

では具体的にこの時期がおすすめの理由をみていきます。

なぜこの時期がベストなの?

◯ 気候がちょうどいい

気候の面で見ると、真夏ほど暑くなく、冬ほどは寒くない絶妙な季節。まれに5月の時点で真夏かと思うような暑い日が訪れることもありますが、基本的には過ごしやすい気候です。

朝夕は涼しい日が多いため、薄手の上着は必須アイテム。1日のなかの寒暖差が激しいので、それに対応できるアイテム(暖かいパジャマ、ストールなど)や、万が一のために風邪薬もあると安心です。

雨が少なく晴れの日が多いのがこの季節最大の魅力。青空バックの美しい写真が撮れるのはうれしいポイントです。背景がくもりと青空では写真の仕上がりもまったく変わってきますからね。

◯ ハイシーズンほどは混まない

ハイシーズン(7・8月)ほどの混雑はなく、美術館などの予約も比較的取りやすいのがうれしいところ。街歩きも観光客でごった返す通りを歩かずにすみます。

週末はパリジャンたちも美術館を訪れたりショッピングスポットに集まるので混雑は避けられません。でも、平日を中心に観光プランを組めば、快適に観光地を楽しめるはずですよ。

7月・8月はベストシーズンじゃないの?

海外旅行を計画するとき、「8月が一番長い休みを取りやすい」という人は多いのではないでしょうか。また、夏のパリって天気もよくて観光ベストシーズンでしょ!と思っている人も多いでしょう。

もちろん、パリの7・8月は晴れの日が多く街歩きには最高の季節。でも観光地の混み具合は半端ではないんです。観光施設はどこも長い行列で、暑い中長時間外で待たなければいけないこともしばしば。

ルーヴル美術館は予約完売の日も多く、再オープンしたばかりのノートルダム大聖堂も予約を取るのは至難の業。老舗カフェや有名レストランにも行列ができます。予約が取れればいいですが、予約を受け付けておらず並ぶしか選択肢がない場合が辛いんですよね。

これは欧米の学校の夏季休暇が7・8月であるため。当然、親は子どもの休みに合わせて休暇を取ってバカンスにでかけます。企業も8月に会社全体で休みを取るところが多いため、どうしても7・8月にパリを訪れる人は増えてしまうというワケです。

さらに、近年のパリは気温が30℃近くまであがる猛暑日が増えているんです。もともとパリの夏はそれほど暑くないので、猛暑に対応できるようなエアコンなどの設備が整っていない場所が多いのが問題。古いタイプの地下鉄の車両などは耐えられないほどの不快さです。

7・8月は猛暑日が増えること、観光地が混みすぎることから、ベストシーズンからは外しました。しかしこの2点を除けば、晴れの日が多く日照時間も長いので、観光におすすめのシーズンであることに変わりはありません。

どうしてもこの時期しか休みがない、という人は、観光チケットやレストランを早めに予約する、穴場スポットを調べておくなどの対策をしてから出発してくださいね。

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目的別ベストシーズンはいつ?

「ベストシーズン」は目的によっても変わってきますよね。ここからは、旅行の目的に合わせたおすすめ時期をご紹介します!

気候重視なら5〜9月

「旅行はやっぱり太陽と過ごしやすい気候が重要!」という人には、5〜9月がおすすめ。

◯ 5〜9月のメリット

公園や庭園に花が咲き誇り、「花の都パリ」を実感できる
日照時間が長く、遅い時間まで出歩きやすい
雨が少なく晴れの日が多い
屋外イベントが多い

6月は一年でもっとも日照時間が長い月です。21時を過ぎても明るく、夜の街歩きも安心度がまったく違います。

もっとも日没時間が遅い夏至の前後は夜22時ころまで明るく、ちょっと特別な体験になりますよ。ディナーが終わってもまだ外が明るいので、時間感覚がちょっと狂ってしまう感じです。

5・6月はバラの時期なので、公園などではバラが咲き誇ります。街路樹も青々とした葉をつけ、街全体がビビットカラーで描かれたような明るい雰囲気に包まれます。

日が長いため屋外イベンが多いのも、この時期のうれしいポイント。観光客でも参加しやすいイベントが多いので、出発前にどんなイベントがあるのか、必ずチェックしたいところです。

◯ 5〜9月のデメリット

5・6月の朝晩はまだ肌寒く、気温差が激しいため体調を崩しやすい
7・8月はバカンスハイシーズンで、どこも混み合う
7・8月はバカンス休暇をとるレストランやショップがある

5〜9月の一番のデメリットは観光地が混み合うこと。特に7・8月は観光地も有名レストランも長い列ができます。予約必須の観光地では予約もかなり取りづらくなります。

また、飲食店や個人ショップなどでは、特に8月に1〜2週間ほどバカンス休暇をとるのが一般的です。観光地にあるお店は休暇を取らないことが多いですが、有名店や観光地から離れたところにあるお店に行きたい場合は、事前に営業日をしっかりチェックして、できれば予約しておくと安心です。

◯ 5〜9月のイベント

5月:Nuit des Musées(ナイトミュージアム)
6月:音楽祭
5・6月:テニス全仏オープン
7月:パリ祭
7・8月:野外映画
8月:パリ・プラージュ
9月:ヨーロッパ文化遺産の日

5〜9月にかけては屋外でのイベントやアートイベントが豊富。予約無しで楽しめるものも多いので、旅行者でも気軽に楽しめます。

おすすめは野外映画とヨーロッパ文化遺産の日。野外映画は無料で参加可能。長い一日を楽しんだ後に、日の入りとともに一日を締めくくるゆったり時間にぴったりです。

ヨーロッパ文化遺産の日は、美術館や文化施設が無料、または割引料金で見学できる日です。普段公開されていない特別な施設も見学できる貴重な機会なのでぜひ参加して。

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美しい紅葉と落ち着いた雰囲気なら10・11月

「混雑を避けて、落ち着いたパリを楽しみたい」という方には、10月が最適です。9月は実はまだまだ観光客の多い時期。10月になると、紅葉の始まりとともに観光地の騒がしさも落ち着き始めます。

◯ 10・11月のメリット

夏のバカンスシーズンが終わり、観光地がすいてくる
街路樹が色づき、絵画のような景色が広がる
グルメイベントが多い
10月は夏の暑さが落ち着いて爽やかな涼しさ
11月からオフシーズン料金が適応される観光地がある

10月は気温が落ち着き肌寒く感じることもありますが、過ごしやすい日が多い月です。11月はグッと気温が下がり寒くなりますが、本格的な紅葉シーズンで美しい街並みが楽しめます。

観光地ではハイシーズンが過ぎ、10月からやっとで落ち着きを見せ始めます。施設によっては11月からオフシーズン料金になり、お得に観光できる場所もあるんですよ。

◯ 10・11月のデメリット

くもりと小雨の日が多い
日没が早い(9月は20時頃、11月は17時半頃)
11月には雪がふるほど寒い日もある

10・11月の大きなデメリットは、くもりと小雨が多く日没が早いこと。観光地の混み具合は落ち着いてきますが、太陽が拝める日は多くありません。観光プランには、美術館などの室内スポットを多く取り入れるのがおすすめです。

10月に関してはくもりと雨が多いものの、真冬ほどの寒さはありません。冷たい風が心地よく感じられる季節です。ただ、年によっては11月中旬辺りからかなり冷え込み、雪が降ることも。「寒いのは嫌!」という人は10月がいいでしょう

◯ 10・11月のイベント&グルメ

10月:モンマルトルぶどう収穫祭、アート・バーゼル・パリ(国際現代アート見本市)、サロン・デュ・ショコラ
11月:パリ・フォト、ボジョレーヌーボー解禁、クリスマスマーケット、シャンゼリゼイルミネーション点灯式

10・11月は食欲の秋というように、グルメイベントがたくさん!モンマルトルぶどう収穫祭はローカルイベントながらなかなかの盛り上がりをみせます。参加無料なので、行ってみて損はないですよ。

11月は早くもクリスマスマーケットが始まり、ヨーロッパのクリスマスを体験できます。紅葉とクリスマス両方楽しめるちょっとレアな期間です。

そしてサロン・デュ・ショコラはチョコレート好きには欠かせないイベント!フランスだけでなく、世界中から集まったチョコレートを試食・購入できます。サロン・デュ・ショコラを中心に旅行予定を組むのもアリ。

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ロマンチックな雰囲気を満喫したいなら12月

「クリスマスの魔法に包まれたパリを体験したい」という人には、12月がぴったり!カップルや夫婦で訪れるのもおすすめです。

◯ 12月のメリット

街中がイルミネーションで輝き、幻想的な雰囲気
クリスマスマーケットが楽しめる
デパートの巨大クリスマスツリーやショーウィンドウなどどこへいってもクリスマスムード満点

12月は本格的なクリスマスシーズンで、街も華やかなムードになります。カップルや夫婦なら、「パリでクリスマスを過ごす」なんてすてきじゃないですか?

クリスマスマーケット巡りをするのも楽しいですよ。クリスマスマーケットは年明けまで開催しているところもあるので、クリスマス後に行っても十分に楽しめます。

◯ 12月のデメリット

くもりがちで雨の日が多い
12月25日は多くのお店やレストラン、観光地が休業
日が短く、17時頃には暗くなり始める
クリスマスホリデーは観光客が増える

12月はクリスマスで街は華やかなのに、やはり天気がよくないのがどうしてもネックになってしまいます。くもりの日が多く、小雨もよく降ります。強い雨が降らないのが唯一の救いかもしれません。

日が暮れるのも早いので、計画的に行動しないとすぐに真っ暗になってしまいます。暗くなってからは治安面での危険が増すので、タクシーの利用などを検討しておくといいですよ。

また、クリスマス当日は多くのお店や観光施設がお休みになります。レストラン探しにはかなり苦労するので、ホテルのレストランを利用するなど、事前に調べて予約しておきましょう。

◯ 12月のイベント

クリスマスマーケット
クリスマスイルミネーション
年末カウントダウン
クリスマスのミサ
ワイン見本市

12月の一大イベントといえばクリスマス。街はイルミネーションで輝き、行き交う人も浮足立っているように感じます。きっとみんな、クリスマスプレゼントやクリスマスホリデー旅行、クリスマスのディナーのことで頭がいっぱいなのでしょう。

クリスマスはフランス人にとって日本のお正月のような大切な時間。家族と家で過ごすのが一般的で、クリスマス当日はパリの街もとても静かになります。パリの街の中からこれほど人がいなくなることはめったにありません。ちょっと貴重な経験ができますよ。

観光客も12月にはクリスマス気分を存分に味わえます。寒さは厳しいですが、ホットワイン(ヴァンショー)や焼き栗を片手にマーケットを巡れば、体も心も温まります。

また、パリのポルト・ド・ヴェルサイユで開催される最大規模のワイン見本市があるのも12月。ワイン好きやフランスの食に興味がある人には欠かせないイベントです。

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費用を抑えたいなら1月・2月・11月

「費用を抑えて、お得にパリを楽しみたい」という人には、オフシーズンの1月・2月・11月がおすすめ!

◯ 1月・2月・11月のメリット

航空券やホテルが年間でもっとも安い時期
観光地が空いていて、ゆっくり見学できる
セールが開催される
オフシーズン料金で観光施設を楽しめる場合あり

オフシーズンとなる1・2・11月は飛行機やホテルの料金がぐっと下がります。旅費の大部分を占める飛行機代やホテル代を安く抑えられれば、予算を大きく下げることが可能。その分おいしいレストランへ行ったりホテルのグレードを上げるなど、プチ贅沢もできますよ。

また、真夏と比べて観光客の数がだいぶ減るので、観光地も訪れやすくなります。オフシーズン料金を設定している施設もあるので、少しお得に観光できる場合も。

また、1月は冬のセール、11月にはブラックフライデーと大型セールが開催されます。冬のセールはハイブランドを除くほとんどのブランド・メーカーが参加、ブラックフライデーも年々参加ブランドは増えています。お得にショッピングするなら、この時期を逃す手はありません。

◯ 1月・2月・11月のデメリット

寒さが厳しく、防寒対策が重要
日照時間が短く、17時頃には日が暮れ始める
くもりや雨の日が多く、暗い雰囲気

パリの冬は雪はほとんど降らないとはいえ、寒さ対策は必須です。17時ころには暗くなり始め、気温もぐっと下がるので、街歩きを楽しめる時間は夏と比べるとかなり短縮されます。

そして、この時期だけでなく、11月から春先までずっとパリの空はくもりがち。小雨もよく降るので、青空バックの写真は期待できません

エッフェル塔からの眺めも美しさは半減してしまいますが、美術館など屋内施設なら天気は関係なし。混雑なく楽しめるメリットのほうが大きいかもしれません。

◯ 1月・2月・11月のイベント

1月:ガレット・デ・ロワ
2月:国際農業見本市、パリカーニバル
11月:パリ・フォト、ボジョレーヌーボー解禁、クリスマスマーケット、シャンゼリゼイルミネーション点灯式

フランスでは、1月には「ガレット・デ・ロワ」と呼ばれるアーモンドクリームを包んだ伝統的なパイを食べます。とてもおいしいのでぜひ食べてみて。パン屋で気軽に購入できます。

パリのクリスマスは11月中旬から始まります。クリスマスマーケットが街のあちこちで開かれ、イルミネーションが輝きます。一足先にクリスマスムードを体験してはいかがですか?

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パリ旅行の雨対策は?

パリは年間降水量自体は少ないものの、11月から3月頃にかけて小雨の日が多いのが特徴的。強い雨がふることは少ないので、必ずしも傘が便利なわけではありません。

そこでパリ旅行で知っておきたい有効な雨対策をご紹介します。

撥水・防水加工アウターで雨をしのぐ

もっともおすすめなのは撥水または防水加工アウターを利用すること。パリは短時間の小雨が多いので、このような加工を施された上着ならだいたいの雨に対応することができます。

傘やレインコートなどの余計な荷物を増やさないですむ点もメリット。足元にも濡れにくい靴を用意できれば、旅行中に雨で困ることはほとんどないでしょう。

使い捨てレインコートを利用

レインコート派なら、使い捨てのレインコートがおすすめ。生地が薄いのでかさばりにくく、バッグの中にいれても邪魔になりにくいのが◯。旅行の最後には処分してしまえばOKです。

パリを訪れる観光客のなかには、レインコートを使っている人もけっこう多いんですよ。実際、傘よりも体全体が濡れにくく、一日中歩き回る観光客には便利なアイテムです。

使い捨てレインコートは1,000円以下で購入可能なので、今まで使ったことがない、という人も一度検討してみる価値アリですよ。

フード付きの上着や帽子で雨除け

荷物は最小限で済ませたい、雨がふらないことに賭ける!という人はフード付きの上着や帽子で雨除け、という手もあります。実際、フランス人のなかには雨が降っても傘をささずそのまま歩きつづける人が多いんです。

短時間の雨が多いので、どこかで雨宿りして雨が止むのを待つのもアリ。幸い、パリにはどこに行っても余るほどカフェがあります。一番安い2,5ユーロのエスプレッソを注文してパリジャンの暮らしに溶け込む、というのも悪くないですよ。

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予期せぬデモやストライキに注意

パリでは鉄道会社などのストライキや政治関連のデモが頻繁に起こります。ストライキやデモは事前申告制ですが、それでも何ヶ月も前に予定を知ることはできません。数日から1週間前には予定を知ることができるので、旅行前には必ず情報チェックするようにしましょう。

空港からの交通手段や観光地までの移動に影響しないか確認し、代替手段を用意しておけば安心です。

地下鉄のチケット購入に便利なアプリ「Bonjour RATP」なら、地下鉄やRER(パリ近郊電車)の運行状況やストライキ情報などが確認できます

ベストシーズンまとめ

一般的なベストシーズンは5月・6月・9月(天気よし・ハイシーズンは避けられる)
気候重視なら5〜9月
美しい紅葉と落ち着いた雰囲気なら10・11月
クリスマスとロマンチックな雰囲気を満喫したいなら12月
旅費を抑えたいなら1月・2月・11月(オフシーズン)

パリは四季それぞれに魅力があり、いつ行ってもすてきな体験ができる街です。あなたの旅の目的や好みに合わせて、ベストシーズンを選んでくださいね!

花が咲き誇る春も、紅葉が美しい秋も、イルミネーションが輝く冬も、それぞれに忘れられない思い出になるはずですよ。

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