パリのメトロでの移動に欠かせない「Navigo Easy(ナビゴイージー)」。チャージ式の交通カードですが、実はスマホをナビゴイージー代わりにしたり、スマホでナビゴイージーにチャージしたりできるんです。
スマホをナビゴイージーとして使用できれば、カードを購入する必要がないのでかなり便利ですよね。今回はその方法をご紹介していきます。
スマホアプリでナビゴイージーをもっと便利に!
パリの旅行者にとって欠かせない「ナビゴイージー」ですが、ナビゴイージーって何?という方のために、まずは簡単にナビゴイージーの説明を。
ナビゴイージーとは
ナビゴイージーとは、パリとその近郊の街で使用できる交通カードです。駅の窓口でカードを購入し、券売機でチケットをチャージして使用します。
以前は、多くの旅行者は紙のチケットを購入していましたが、紙資源の削減を目的としてナビゴイージーが導入されました。
ナビゴイージーの場合、チケット10枚をまとめてチャージすることができ、料金もチケット約2枚分安くなります。紙のチケットを購入するよりお得な金額設定になっているんです。
なのでメトロでの移動をメインに考えている方にはナビゴイージーは必須!
ナビゴイージーについてもっと詳しく知りたい方はこちらから。
ナビゴイージーを購入しチャージが切れたら券売機で再度チャージして使用する、という方法でももちろんいいのですが、スマホアプリを使うと実はカードを購入する必要すらないのです!駅に行かなくても自分の好きなタイミングでチャージできるのもかなり便利。
それではここからスマホアプリでチケットをチャージする方法を紹介していきます。
スマホアプリは3種類
アプリは3種類あります。
Ile-de-France MobilitésとBonjour RATPはパリとパリ郊外の交通機関をカバー。SNCF Connectはフランス全土の交通機関を網羅しています。
チケットの購入に関して違いはないので、どれを選んでもかいまいません。ただ、Ile-de-France MobilitésとBonjour RATPではメトロやRERの交通状況や路線図も見られるので、このふたつのどちらかがおすすめです。
スマホアプリでできること
1番の場合は支払いから乗車までスマホで完結できるので、ナビゴイージーを持つ必要がありません。わざわざ窓口へ行ってカードを購入しなくてもいいので、スムーズに乗車できますね。
ただ、iPhoneはこの機能には対応していません。iPhoneはナビゴイージーへのチャージのみ可能です。
⇒2024年5月21日より、iPhoneでもアプリでチケットの購入・チャージが可能になりました。
2番は、スマホでチケットをナビゴイージーにチャージします。ナビゴイージーをスマホの背面にかざすことで直接チャージすることができます。改札を通るときなどはナビゴイージーを使用します。
注意!
対応機種
自分のスマホが当てはまるかわからない、という方はとりあえずアプリをダウンロードしてみましょう。対応していない機種の場合は、非対応であるとメッセージがでます。
注意!
それでは次からそれぞれのチャージ方法を説明していきます。
スマホアプリにチャージする方法
今回はアプリIle-de-France Mobilitésを例にチャージ方法を説明していきます。
アプリをダウンロードしたら、一番下のメニューの中から【Purchase】を選択。買い物かごのマークが目印です。
動画内にはありませんが、スマホにチャージする場合は「My Navigo Tickets」というアプリが追加で必要になります。【On my phone】(スマホにチャージ)を選択した後に、インストール画面に誘導されるので、インストールしたあとチャージを続けてください。
ナビゴイージーにチャージする方法
アプリの一番下のメニューから【Purchase】を選択。【On my Navigo pass】(ナビゴカードにチャージ)を選択し、ナビゴイージーをスマホの背面に当てるとチャージが可能になります。
動画内ではナビゴイージーではなく定期券のようなものである定額ナビゴへチャージしています。ナビゴイージーをスマホの背面に当てれば、通常のtickets t+の選択肢が出てくるのでそちらを選択してください。
この方法を使用すれば、駅でチャージする必要はありません。これはスリ対策としてもおすすめ。
スリはメトロの利用者をよく観察していて、どんな財布を持っているか、バッグのどこに財布をしまったかなどを見ながらターゲットを探しているんです。駅で財布を使わなければ、ターゲットとなるリスクも減らすことができますよ。
日本では好きな金額をチャージし、使用した分が引かれていく仕組みですが、フランスではチケットをチャージするという仕組みです。
なので、チャージの際にはチケットの種類や枚数を選択する必要があります。この方法ならぴったり使い切れるので、旅行者にとっては便利ですよね。