ショップやカフェが立ち並ぶにぎやかなサンジェルマン・デ・プレ地区に堂々と立つ教会がローマカトリックのサン・シュルピス教会です。
ドラクロワの絵画を保有していることで有名でしたが、映画「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台になったことでさらに知名度をあげました。
今回はサン・シュルピス教会の見どころから営業時間、行き方まで観光に役立つ情報を詳しくご紹介します。
目次
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サン・シュルピス教会って?
サン・シュルピス教会は、ノートルダム大聖堂よりも少し小さいだけの、パリで二番目に大きな教会です。大きさは長さ113m、幅58m、高さ34mにもなります。
設計はルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿を設計したルイ・ル・ヴォーによるもの。17世紀半ばから建設が始まり、長期にわたり増改築を繰り返しながら18世紀に完成しました。
建築様式は主にバロック様式で、ファサード(正面)はクラシックな双塔が特徴的です。二つの塔は微妙に高さが違い、左右非対称になっています。
1915年には歴史的建造物に指定されています。
神聖な空気が漂うサン・シュルピス教会。パリに行ったらぜひ訪れたい教会です。
サン・シュルピス教会はどこにある?
サン・シュルピス教会はたくさんのレストランやショップが立ち並ぶパリ6区にあります。近くにはパトリック・ロジェやシャポンなど有名チョコレートショップもあり、にぎやかなショッピングエリア内に位置しています。
サン・シュルピス教会への行き方・最寄り駅
サン・シュルピス教会は地下鉄4番線のサン・シュルピス駅が最寄駅です。駅からは徒歩3分ほどです。
【サン・シュルピス教会の場所を地図で見る⬇️】
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サン・シュルピス教会の営業時間・定休日
教会は毎日開いています。見学に訪れる観光客はいますが、列を作るほどではありません。ゆったりと自分のペースで見学できます。
ミサの時間はこちら⬇️
曜日 | ミサの時間 |
---|---|
平日 | 7時、9時、12時05分、18時45分 |
土 | 18時30分 |
日 | 7時、9時、11時、18時30分 |
サン・シュルピス教会の見学所要時間
サン・シュルピス教会はドラクロワの絵画やオベリスクなど見どころの多い教会です。20分ほどあれば見どころをじっくり見て回れますよ。
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見どころ
映画にもなった小説 ダ・ヴィンチ・コードに登場したことで有名になったサン・シュルピス教会。
それだけではなく芸術的な見学ポイントもあるので、訪れる際はぜひじっくり見学してみてください。
パイプオルガン

入口を入って後ろを振り返ると、頭上には大きなパイプオルガンがあります。
アリスティド・カヴァイエ・コルによって造られたこのパイプオルガンは、世界でも最大規模のものだそう。高い位置にあるので大きさがわかりにくいですが、とても大きく重厚な雰囲気を醸し出しています。
パイプオルガンは、毎週日曜のミサ(9時、11時、18時30分)で演奏されます。
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Klook.comドラクロワのフレスコ画

サン・シュルピス教会はいくつもの芸術作品を収蔵していて、なかでもドラクロワのフレスコ画は必見です。
フレスコ画は入り口を入ってすぐの右手に描かれています。壁と天井一面に描かれた絵画はかなりの大きさです。しっかり“ドラクロワの作品”というプレートも付いています。
窓の左手にあるのが、「天使とヤコブの闘い」、右手には「神殿を追われるヘリオドロス」、天井に描かれているのが「悪魔を撃つ大天使ミカエル」です。
これほどの作品が無料で見られるなんてとても贅沢ですよね。
ドラクロワはこの作品を仕上げるために、教会からほど近いサン・ジェルマン・デ・プレ地区のアパルトマンに住居兼アトリエを構えました。
現在、そのアパルトマンはドラクロワ美術館として公開されています。興味のある方はそちらも合わせて見てみるとドラクロワの作品を見比べることができ、おもしろいですよ。
教会からドラクロワ美術館までは徒歩10分ほどです。
オベリスク

教会の左側の通路を進むと、左手にオベリスクを見つけることができます。これは「グノモンの日時計」と呼ばれる日時計。オベリスクの中心を走るラインは、正確に南北を示す子午線になっています。
- アドレス
- 2 Rue Palatine, 75006 Paris
- 開館時間
- 8:00〜19:45
- 入場料
- 無料
- 公式サイト
- サン・シュルピス教会
- 最寄り駅
- ◇地下鉄4番線
- サン・シュルピス(Saint-Sulpice)駅
サン・シュルピス教会 / Église Saint-Sulpice
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