2022年、パリのディオール本店隣りにディオールの歴史が詰まった美術館「ギャラリー ディオール」がオープンしました。ファッション好きにとってはパリで外せないスポットになるに違いありません。
また、ファッションに興味がない人にとっても、工夫をこらしたギャラリーはディオールの魅力を感じずにはいられない空間になっています。
ギャラリー ディオール / La Galerie Dior
長年モード界のトップに立ち続けるディオールの歴史と作品が詰まったギャラリー ディオール。ラグジュアリーな世界を堪能できる空間になっています。
インスタ映えを意識したような華やかな展示スペースも多く、インスタユーザーにとっても必見のスポット。各展示室によってガラッと趣が変わるため、シャッターを押す手が止まらなくなりそうです。
オープン直後はコロナの影響で観光客が少ない時期でしたが、それでも行列ができるほどの人気ぶり。フランス人の間でも注目スポットであることが伺えます。コロナが落ち着いた今では、バカンス期はチケットは常に完売状態。当日に現地でチケットを入手するのは難しく、早めの予約が必須です。
見どころ
どの展示室も美しく、コレクションの数も豊富なディオール美術館。見どころを一言でまとめるのは難しいですが、おすすめの展示室をいくつかご紹介します。
ディオールコレクションのミニチュア
美術館に入ると、吹き抜けの階段の周りにこれまでのディオールのコレクションのミニチュアが展示された空間に迎えられます。
ドレスからシューズ、バッグなどのコレクションが、グラデーションになるように並べられています。そのコレクションの数の多さと華やかな雰囲気に圧倒されること間違いありません。
見学はエレベーターで最上階までのぼるところから始まります。見学が終わったら、ミニチュアコレクションに囲まれた階段を降りてきて終了となるので、最後に階段でゆっくり写真も撮れますよ。
白いアトリエ
展示作品から棚から床まで白一色で作られたこちらの展示室では、職人によるディオールのバッグ作りの工程を間近に見ることができます。
白一色でこれだけ美しい空間を演出できるなんてさすがディオールです。
ドレスの間
華やかなドレスが展示されたこの展示室は、背景が青空や星空、宇宙などに変化するラグジュアリーな空間となっています。
背景が変わるごとにドレスの印象も変わるので、何通りものドレスが楽しめます。美しいディテールやドレスのエレガントさに見入ってしまう展示室です。
ご紹介した展示室以外にも多くの展示室があり、想像以上に広い美術館となっています。さまざまなドレスや香水、小物類なども展示されていて見応えばっちりですよ。
カフェ ディオール / Le Café Dior
美術館内にはカフェも併設されています。イラストなどが飾られ、細部までおしゃれなカフェレストランです。洗練されたインテリアはさすがディオールといった雰囲気。
残念ながらカフェは美術館の奥にあるため、美術館のチケットを購入した人でなければアクセスできません。美術館を訪れる際は、カフェもぜひ訪れてみてくださいね。
チケットの予約方法
かなり人気の美術館なので予約は必須。公式サイトでも予約を推奨しているので、早めに予約するのがいいですよ。
チケットは公式サイトから予約することができます。
予約の手順は次の通り。
支払い後、登録したメールアドレスにメールが届きます。メールの中のリンクにアクセスしてチケットをダウンロード・保存するのを忘れないでくださいね。入館時に必要になります。
基本情報
ギャラリー ディオール / La Galerie Dior
- アドレス
- 11 Rue François 1er, 75008 Paris
- 営業時間
- ◇美術館
- 11:00〜19:00(入場は17:30まで)
- ◇カフェ
- 11:30〜18:30
- 定休日
- 火曜定休、1月1日、5月1日、12月25日
- 美術館入場料
- 12€
- (10〜26歳は8€、10歳未満は無料)
- ◇チケット購入はこちらから
- ギャラリーディオールチケット予約公式サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 不可
- 公式サイト
- ギャラリー ディオール
- 最寄り駅
- ◇地下鉄1番線
- フランクリン・ルーズベルト(Franklin Roosevelt)駅
- ◇地下鉄9番線
- フランクリン・ルーズベルト(Franklin Roosevelt)駅 または アルマ・マルソー(Alma-Marceau)駅
- ◇地下鉄13番線
- シャンゼリゼ・クレモンソー(Champs-Élysées-Clémenceau)駅