パリは街全体が美術館のようで、どこへ行っても写真を撮りたくなりますよね。
でも旅行中は買い物もしたいし、おいしいご飯やスイーツも食べたい!やりたいことがたくさんあって時間が足りない…
そこで限られた時間のなかで思い出に残る写真を撮れるよう、おすすめ写真スポットを集めてみました。パリ中心部でアクセスのいい場所ばかりなのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
Jardin du Palais Royal / パレ・ロワイヤル庭園
ーもともとは王宮があった場所
パレ・ロワイヤルはもともと、ルイ14世が幼少期に住んでいた場所。そのため“王宮”という意味のPalais Royalという名前がついているんですね。
王宮自体はなくなりましたが庭園だけは残され、後に庭園の周りに商業の場となるような建物が建てられました。それが今現在の庭と建物になっています。
ー歴史的建造物と現代アートの融合
庭の周りはぐるっと回廊に囲まれていて、この回廊がとってもいい雰囲気。何気なく撮った写真でも絵になります。ちなみに回廊にはカフェやショップが並び、南西側の部分には文化省や国務院などが入っています。
また、建物に囲まれているので、車などに雰囲気を壊されず昔ながらのパリを写真に収めることができるのもポイント。
パレ・ロワイヤルの隣の広場にはダニエル・ビュランによる、白黒の円柱で造られたアート作品があります。ビュランの円柱と呼ばれています。
歴史ある建物と現代アートが混じっていて、とてもおもしろいですよ。まったく別の時代に作られたものなのに馴染んでいて独特の世界が生まれています。
もちろん円柱に登って写真を撮るのもOKです。回廊を生かしたフォトジェニックな写真も撮れそうですね。パリジャンにも人気の場所で昼間は人がたくさんいるので、朝早く行くのがおすすめです。
◇Jardin du Palais Royal / パレ ロワイヤル庭園
- アドレス
- 43 Rue de Valois, 75001 Paris
- 開園時間
- ・4月〜9月
- 8:00〜22:30
- ・10月〜3月
- 8:00〜
- 最寄り駅
- 地下鉄1・7番線
- パレ ロワイヤル(Palais-Royal – Musée du Louvre)駅
Bouquiniste / セーヌ川沿いのブキニスト
ー晴れの日だけの限定!
暖かくなってくるとセーヌ川沿いにはたくさんのブキニストが並びます。ブキニストとは古本屋さんを意味します。とてもパリらしい風景で、古き良きパリの雰囲気が溢れています。
そして、本ってすごく写真映えするアイテムだと思いませんか?手に持ってもいいし、背景に写り込んでもおしゃれ。
雨の日は商品が濡れてしまうのでもちろんお休みですが、3月くらいから天気のいい日は少しずつお店が開き始めます。夏の観光シーズンになると、ほとんどすべてのお店が開きます。本以外にもポスターやイラストなどもおいてあるので、ブキニスト巡りをするのも楽しいですよ。
ブキニストはセーヌ川の両岸にならびます。
左岸はPont de Sully(ポン・デ・シュリー)という橋のあたりから始まって、オルセー美術館の少し手前まで続いています。
右岸はサン・ルイ島につながるPont Marie(ポン・マリ)という橋のあたりから始まって、Pont des Arts(ポン・デ・ザール)という橋の手前までです。
ところどころで階段を降りて、セーヌ川の川岸を歩くのもとっても気持ちがいいですよ。
◇Bouquiniste / ブキニスト
- アドレス
- セーヌ川沿い
- 最寄り駅
- ◇地下鉄7番線
- ポン ヌフ(Pont Neuf)駅 または ポン マリ(Pont Marie)駅
- ◇RER B線・C線
- サンミシェル ノートルダム(Saint-Michel – Notre-Dame)駅
Pont de Bir-Hakeim / ビラケム橋
ードラマや映画の撮影でも使われる場所
ビラケム橋は下に車道と歩道が通り、上にメトロが通っている2段構造の珍しい橋です。車道の中央に造られた歩道は柱廊のようになっていてとってもおしゃれ。鉄骨でできているところも、無骨な雰囲気がパリの街並みと対比していい感じです。
ここはドラマや映画の撮影でよく使われている定番撮影スポット。日本の“グランメゾン”というドラマにもここで撮影されたシーンがありました。有名映画などいろいろな作品の撮影が行われているので、なんとなく見たことがあるかも…という方もいるのでは?
また、ここはウェディングフォトの定番撮影ポイントでもあります。二組同時に写真撮影をしているなんてこともあるほど人気の場所です。
橋の上からはエッフェル塔とオスマン様式の建物も一緒に写真に収めることができ、“ザ・パリ”な写真が撮れます。景色が開けているのも撮影しやすいポイントなのかもしれません。フォトジェニックな写真が撮れること間違いなしのおすすめスポットです。
◇Pont de Bir-Hakeim / ビラケム橋
- アドレス
- パリ15区
- 最寄り駅
- ◇地下鉄6番線
- パッシー(Passy)駅
- ◇RER C線
- シャン・ド・マルス トゥール エッフェル(Champ de Mars Tour Eiffel)駅
La Tour Eiffel / エッフェル塔
ーエッフェル塔のヒミツの撮影ポイント!
エッフェル塔はパリ観光のメインですよね。外せない写真スポットです。定番はシャン・ド・マルス広場やトロカデロ広場からの記念写真ですが、多くの観光客がそこから写真を撮るので同じような写真になりがちです。
そこでおすすめは、エッフェル塔の東側にある住宅地の路地からの撮影です。なかでもエッフェル塔の真横に位置している路地はおすすめの撮影ポイント。パリのアパルトマンとエッフェル塔を一緒に写真に収めることができます。
また、エッフェル塔の東側に位置する7区は、歩いているといろんな場所からエッフェル塔が見えます。
カフェやパン屋などがたくさん並ぶにぎやかなエリアなので、あたりを散策しながら写真を撮るのもおすすめ。特におすすめなのはサンドミニク通り。このエリアのメイン通りで、飲食店も多く雰囲気のいい通りです。
サンドミニク通りを通ってエッフェル塔へ向かいたい方は、地下鉄8番線La Tour-Maubourg(ラ トゥール モブール)駅が最寄りです。
◇Tour Eiffel / エッフェル塔
- アドレス
- • 228 Rue de l’Université, 75007 Paris(エッフェル塔真横の路地)
- • サンドミニク通り
- 最寄り駅
- ◇地下鉄9番線
- ポン ド ラルマ(Pont de L’Alma)駅
- ◇地下鉄8番線
- ラ トゥール モブール(La Tour-Maubourg)駅
Canal Saint-Martin / サンマルタン運河
ー並木がポイントの写真スポット
サン・マルタン運河といえば、パリジャンに人気の散歩スポット。周りにはおしゃれなカフェやショップも多く、週末は多くの人で賑わいます。
運河にはたくさんの橋がかかっていて、橋から雰囲気のある写真が撮れます。また、運河と並木の組み合わせもいかにもヨーロッパといった景色でおしゃれです。
ここは映画「アメリ」で主人公アメリが石切りをしている場面の撮影に使われた場所でもあります。
「アメリ」といえば“レトロ可愛いパリ”といったイメージですが、サンマルタン運河はまさにそんな雰囲気の場所。ちょっとレトロな雰囲気で、パリの人気の観光地とは別の一面が切り取れるのがおすすめポイントです。
ーオススメは南側!
特におすすめのゾーンは南側の運河が始まるところから、Jardin Villeminという公園のあたりまでです。レピュブリック駅で降りると便利です。
◇Canal Saint-Martin / サン・マルタン運河
- アドレス
- パリ10区
- 最寄り駅
- ◇地下鉄4、5、7番線
- 東駅(Gare de l’Est)
- ◇地下鉄4、5、8、9、11番線
- レピュブリック(République)駅
気になる写真スポットはありましたか?今回はなるべく観光名所以外で、すてきなパリの風景が撮れる
旅行の際にぜひ参考にしてくださいね。