みなさんパリで最も古くから存在するパティスリーをご存知ですか?
それはパリ2区にある「Stohrer」(ストレー)です。
創業はなんと1730年。
それから290年以上もの長い間パリジャンに愛され続けています。
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パリ最古のパティスリー「ストレー」
ストレーはルイ15世の専属パティシエだったニコラ ストレーによって作られました。
ニコラ ストレーが生み出したババ・オ・ラムをはじめとする、クラシックなフランス菓子を取り揃えています。
パリ最古のパティスリーとして有名なこのお店には、多くの観光客も訪れるため、店員さんも流暢な英語で接客してくれます。
歴史的建造物に指定されている美しい内装
ストレーの店内に足を踏み入れると、その華やかな内装に目を奪われます。
1984年に歴史的建造物にも指定された美しい装飾は、オペラ・ガルニエの装飾を任されたポール ボードリーの弟子の一人によって描かれました。
繊細な色使いがとても美しい絵です。
さすがパリ最古のパティスリーだけあって、内装にも歴史が感じられます。
ストレーの名物は?
ストレーの名物は、なんといっても創業者であるニコラ ストレーが生み出した「ババ・オ・ラム」です。
ババ・オ・ラムとは、ブリオッシュ生地にラム酒を染み込ませた、ちょっと大人なケーキ。たいていは生クリームやフルーツが添えられています。
アルコールの匂いがフヮッと香るので最初はびっくりするかも知れませんが、しっかり甘いデザートです。
クラシックなフランス菓子を得意としているストレーでは、ピュイダムールとシブーストも昔からある人気メニューです。
ピュイダムールはサクサクのパイ生地の真ん中にクリームやジャムがのったお菓子。
シブーストはタルトやパイ生地の上にシブーストクリームをのせ、表面をキャラメリゼした香ばしいお菓子です。
ストレーに行くならこの三つのお菓子は外せません。
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ババ・オ・ラム誕生のきっかけ
ストレーの創業者によって作られ、ストレーの代名詞ともなっているババ・オ・ラム。
そんなババ・オ・ラムが誕生したのはポーランド王がきっかけなんです。
当時のポーランド王スタニスラス レクザンスキ王が、パサパサになってしまったクグロフをどうにかおいしく食べられないか悩んでいたところに、ストレーがラム酒をふりかけて美味しいデザートへと生まれ変わらせたのです。
王はこのデザートに大満足したのだそう。
ババ・オ・ラムはオーストリアやポーランドの伝統菓子であるクグロフが元になっているんですね。
ストレーではそのクグロフも販売しています。
お土産を購入するなら
先ほどストレーの名物を紹介しましたが、どれもお土産としては持ち帰ることが難しいものばかり。
でもがっかりしないで。
ストレーの商品はスィーツだけじゃないんです。
ストレーではパンやチョコレート、マカロンなどの焼き菓子も売っているんです。
きれいな箱に入れてラッピング済みのものもあるので、お土産用に購入したいのであればチョコレートかマカロンがおすすめです。
- アドレス
- 51 Rue Montorgueil, 75002 Paris
- 公式サイト
- Stohrer
- 営業時間
- 【月〜土】8:00 〜 20:30
- 【日曜日】8:00 〜 20:00
- 最寄り駅
- ◇地下鉄3番線
- Sentier(ソンティエ)駅
- ◇地下鉄4番線
- Étienne Marcel(エティエンヌ・マルセル)駅
Stohrer
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