フランスといえばワインやチーズが有名ですが、実は紅茶もとってもおいしいんです!パリの街を歩いていると、おしゃれなサロン・ド・テがたくさんあって、フランス人も紅茶が大好きなことがよく分かります。
今回は、パリで買える人気のフランス生まれの紅茶ブランドをご紹介します。お土産にもぴったりですし、現地で飲んでみるのもいい思い出になりますよ。
目次
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Mariage Frères(マリアージュ フレール)
マリアージュ フレールってどんなブランド?
フランスで一番有名な老舗の紅茶屋さんです。パリに住んでいる人なら誰でも知っているくらい有名で、黒い缶に黄色のロゴが入ったパッケージを見たことがある人も多いはず。フランス流の紅茶の楽しみ方を教えてくれるお店です。
黒い缶に入った茶葉は高級感があってギフトにもよろこばれます。お手頃価格のティーバッグタイプもあるので、お土産にもおすすめです。
マリアージュ フレールのおすすめフレーバー・商品
シグネチャーフレーバーは「マルコ ポーロ」という紅茶です。とてもいい香りで、一度飲んだら忘れられない味です。そのほか定番人気のフレーバーは、「アールグレイ フレンチブルー」「フレンチ ブレックファースト ティー」「ウェディング アンペリアル」など。
マリアージュフレールはとにかくフレーバーの種類が豊富です。初めて購入する人にはマルコポーロをはじめとする定番商品がおすすめですが、自分の直感で気になるものを選ぶのもいいですよ。
価格帯
高級ラインや限定品などはもう少し高めのものも。
高級ブランドなので、茶葉はちょっとお値段が高めです。でもティーバッグなら気軽に買えるお値段で、お土産にもちょうどいいですよ。
どこで購入できる?
パリ市内に複数の店舗があります。また、百貨店でも取り扱いがあります。
マリアージュフレールにはレストランもあります。紅茶とフランス料理のマリアージュを味わってみてはいかがですか?
【レストラン】
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Mariage Frères
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Dammann Frères(ダマン フレール)
ダマン フレールってどんなブランド?
マリアージュフレールと同じくらい有名な老舗の紅茶ブランドです。1692年にルイ14世からフランス国内で茶の独占輸入権を与えられたことからダマンフレールの基となる紅茶づくりが始まり、1925年にロベールとピエール・ダマン兄弟がダマンフレールを創業しました。
ダマンフレールの魅力は香りの豊かさ。紅茶好きのフランス人たちの人気が高く、創業から長く愛され続けています。ダマンフレールの紅茶があればティータイムがより一層充実したものになりますよ。
ダマン フレールのおすすめフレーバー・商品
シグネチャーフレーバーは「EARL GREY YIN ZHEN(アールグレイ ヤン ゼン)」「Bali(バリ)」「Jardin Bleu(ジャルダン・ブルー)」「Miss Dammann(ミス・ダマン)」「passion de fleurs(パション ド フルール)」の5つ。この全てを一箱につめた「ICONIC」という商品もあります。いろいろ試してみたい人やお土産におすすめです。
ほかに「Grand Goût Russe(グラン・グ・ルス)」や「Goût Russe Douchka(グ・ルス・ドゥーシュカ)」も人気です。
お土産には「Tour Eiffel(トゥールエッフェル)」がおすすめ。エッフェル塔をイメージした特別な紅茶で、バニラ・アーモンド・バラが配合されています。エッフェル塔をプリントした特別パッケージもすてきです。
価格帯
価格の幅が広いのが特徴的で、10€以下で購入できるものもあれば50€を超えるものもあります。全体を見ると20€以下で購入できるものが多いので、財布と相談しながら選ぶといいですよ。
どこで購入できる?
ダマンフレールはパリ市内に7店舗を持っています。そのほかに百貨店での取り扱いもあるので購入しやすいですよ。
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Dammann Frères
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Kusmi Tea(クスミティー)
クスミティーってどんなブランド?
もともとはロシア生まれの紅茶ブランドですが、1917年にパリへ拠点を移してクスミティーとなりました。今ではフランスの人気ブランドになっています。
すべての製品がノルマンディーの工房でブレンド、パッケージされていて、地産地消および環境配慮を大切にしています。カラフルでかわいい缶がとても印象的で、見ているだけでも楽しくなります。
クスミティーのおすすめフレーバー・商品
「Prince Vladimir(プランス・ウラジミール)」と「Anastasia(アナスタシア)」がシグネチャーフレーバー的存在です。特に、プランス・ウラジミールは1888年に創作された歴史あるフレーバー。
緑茶・マテ・ルイボスをベースにした「BB Detox(ビー・ビー・デトックス)」はベストセラーのフレーバーです。ほかにはオーガニックの「Earl Grey Intense(アールグレイ アントンス)」やクスミティーの紅茶第1号である「Bouquet de Fleurs N°108(ブケ・ド・フルール N°108)」、スパイス豊かな「Kashmir Chaï(カシミールチャイ)」などが定番人気。冬限定のクリスマスティー「Tsarevna(ツァレヴナ)」も冬季はたくさんの人が購入していきます。
クスミティーには大統領官邸エリゼ宮とのコラボアイテムもあります。フランスらしい特別なパッケージになっているので、こちらも要チェックです。
健康や美容にいいとされる紅茶もあって、女性にとても人気があります。かわいらしい缶は飲み終わった後も小物入れとして使えるので、一石二鳥ですね。
価格帯
全体的に手頃な値段です。20€以下で買えるものが多いので、お土産にもいいですよ。
どこで購入できる?
パリ市内に6店舗あります。そのほかに百貨店やスーパーマーケットでも取り扱いがあるので気軽に購入できます。
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Kusmi Tea
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Palais des Thés(パレ デ テ)
パレ デ テってどんなブランド?
Palais des Thés(パレ・デ・テ)は、1986年にフランス・パリで創業された紅茶ブランド。日本ではあまり知られていませんが、フランスでは老舗ブランドと同じくらい有名なお店です。
フルーツ・スパイス・花などを融合させたフレーバーブレンド、さらにはノンカフェインのハーブティやギフト向けコレクションまで揃っています。店舗数が多く、フランス人にとって身近な紅茶ブランドです。
パレ デ テのおすすめフレーバー・商品
多くのベストセラー商品を生み出していて、「Thé du Hammam(テ・デュ・アマン)」「Thé des Lords(テ・デ・ロール)」、緑茶ベースの「Fleur de Geisha(フルール・ド・ゲイシャ)」と「Paris for You By Day(パリ・フォー・ユー・バイ・デイ)」、アールグレイの一種である「Blue of London(ブルー・オブ・ロンドン)」、スパイシーな香りの「Thé des Amants(テ・デ・ザマン)」などが人気。
また、ルーヴル美術館とコラボした特別な紅茶が4種類あります。パッケージにはルーヴル美術館が描かれていて、フランスらしいお土産になりますよ。アート好きの人にもよろばれそうですね。
価格帯
多くの商品は30€/100g 以下ですが、なかには30€を超えるものも。全体的にはリーズナブルな値段のものが多いので、気軽に購入できますよ。
どこで購入できる?
パリ市内だけでも15店舗もお店があります。そのほか百貨店でも購入可能です。
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Palais des Thés
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L’infuseur(ランフュズール)
ランフュズールってどんなブランド?
植物への情熱をもつCéline Ruffetによって2012年に設立された、フランス発のハーブティー専門ブランドです。「自然へ立ち返る」「身体の内側から美しくなる」をテーマに、レシピ開発・製造・包装まですべてフランス国内で行っています。
オーガニックやナチュラルにこだわっていて健康志向のフランス人から人気。紅茶ブランドではあまり見かけないシンプルさがおしゃれなパッケージもイチオシポイントです。
ランフュズールのおすすめフレーバー・商品
ランフュズールのハーブティーは効果別に番号が付けられています。例えば N°2(Calme)ならリラックス効果、N°4(Tonique)ならリフレッシュ効果、のような感じです。効果別で選んでみるといいですよ。
価格帯
全体的に少し高めですが、オーガニック素材やフランス国内での製造など、品質へのこだわりの証拠ですね。
どこで購入できる?
現在のところ、ショップはもっていません。以下の百貨店、エピスリーで取り扱いがあります。
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L’infuseur
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Janat Paris(ジャンナッツ パリ)
ジャンナッツ パリってどんなブランド?
ジャンナッツ パリは、1872年に創業されたフランス発の歴史ある紅茶ブランド。世界初の「オーク樽熟成茶(French Oak Tea)」を開発したことでも知られています。独創的なアロマや味わい、洗練されたパッケージデザインが人気です。
ジャンナッツのおすすめフレーバー・商品
代表作は「タルト・タタン」に着想を得た「Pomme d’Amour(ポム・ダムール)」。バニラとオーク独特のスモーキーフレーバーが香る「Original French Oak Tea(オリジナルフレンチオークティー)」もベストセラー商品です。
紅茶の王道、ヘリテージシリーズのアールグレイ・セイロン・ダージリンも定番人気。フルーツフレーバーのプロヴァンスシリーズも南仏らしさが感じられておすすめです。
価格帯
どこで購入できる?
パリ15区にショップがあります。
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Janat
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Klook.comBETJEMAN AND BARTON(ベッジュマン&バートン)
ベッジュマン&バートンってどんなブランド?
1919年創業の紅茶ブランドで、英国のティースタイルとフランスの自由な感性を融合させた独自のテイストがユニーク。イギリス式とフランス式のいいところを合わせたいいとこどりの紅茶です。100以上もの種類があってどれも香り豊か。
ベッジュマン&バートンのおすすめフレーバー・商品
人気があるのはフレーバーティーの一つ、「Les Gourmandsシリーズ」です。お菓子のように甘く豊かな香りが特徴的で、例えば「Paris s’éveille(パリ セヴェイユ)」はチョコレート、キャラメル、トフィーの風味です。「Rendez-vous pour le thé(ランデヴー プール ル テ)」はピーカンナッツ、デーツ、塩バターキャラメル、オレンジブロッサムの香りの紅茶です。
花の香りをテーマにした「Floralシリーズ」も人気が高く、「Malesherbes(マルゼルブ)」や「Eden Rose(エデン ローズ)」「Thé des Amours(テ デザムール)」は落ち着きたいときにぜひ飲んでほしい商品です。
価格帯
希少な茶葉を使っているものなどは30€を超えるものもありますが、基本はリーズナブルな価格のものが多め。10€以下で購入できるものだけでも種類が多いのがうれしいところです。
どこで購入できる?
パリ市内に直営店が2店、取り扱いのあるエピスリー(Epicerie Fine Rive Gauche)が1店舗あります。
I N F O R M A T I O N
BETJEMAN AND BARTON
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Klook.comNINA’S(ニナス)
ニナスってどんなブランド?
マリーアントワネットともゆかりのあるニナスは、香水を作る会社から生まれた紅茶ブランド。香りへのこだわりが強く、香水作りの技術を活かしたとても繊細で上品な香りの紅茶が特徴です。
しかもニナスは世界で唯一、ヴェルサイユの王立菜園(Potager du Roi)のフルーツやローズを使用できる公式ブランドです。その素材を活かして、香りと味わいに王室の品格を宿しています。
ニナスのおすすめフレーバー・商品
香水の技術を使った独特な香りのフレーバーティーが人気で、特に花やフルーツの香りが評判のニナス。シグネチャーフレーバーは「Original Marie-Antoinette(オリジナル・マリー・アントワネット)」で、ヴェルサイユ王立菜園のリンゴとローズを使用しています。
「Versailles Rose(ヴェルサイユ・ローズ)」「Place Vendôme(プラス ヴァンドーム)」「Tisane Princesse(ティザン プランセス)」「Nina’s Japon(ニナス ジャポン)」なども香り豊かで人気が高い商品です。
マリーアントワネットを思わせる華やかで優雅なパッケージも魅力的です。
価格帯
どこで購入できる?
オペラ地区にショップ兼カフェがあります。
I N F O R M A T I O N
NINA’S
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FAUCHON(フォション)
フォションってどんなブランド?
パリで高級食材店として創業し、後に紅茶ブランドとしても有名になりました。日本では1972年に「アップルティー」が大ヒットし、誰もが知るブランドとなりました。現在はデリカテッセン、パティスリー、ホテルなど多角的に展開、世界的にもフレンチ・グルメの象徴となっています。
フォションのおすすめフレーバー・商品
看板商品はもちろんアップルティー「Thé La Pomme(テ ラ ポム)」。1972年から変わらぬレシピで作られています。
北アフリカのミントティーを元にした「Thé La Menthe(テ ラ モント)」、バラとりんごが香る「Thé Rose & Pomme(テ ローズ&ポム)」、緑茶に爽やかなミントが香る「Thé Citron & Menthe Verte(テ シトロン モント ヴェルト)」なども根強い人気です。
価格帯
どこで購入できる?
パリ市内には直営ショップが1店舗あるほか、プランタンとギャラリー・ラファイエットでも取り扱いがあります。直営ショップの近くにはフォションのレストランとホテルもあります。
I N F O R M A T I O N
FAUCHON
\ モンマルトル散策を充実させるヒント! /
スーパーでフランス紅茶買うならこのブランド!
最後にスーパーマーケットで購入できるフランスの紅茶をご紹介します。スーパーマーケットはリーズナブルな値段で気軽に購入できるのがありがたいですよね。フレーバーも豊富でパッケージもかわいいものばかりですよ。
クスミティーは先程もご紹介しましたが、スーパーでも買えるので「お店まで行く時間がない!」というときはスーパーでどうぞ。缶入りタイプは少なく、ティーパックの箱入りタイプがメインの品揃えになります。

ラ・ティザニエールはハーブティーのブランドです。フランスでは夕方以降のカフェイン摂取をさけるために、夜はハーブティーを飲む、という人も多くいます。そのため、ハーブティーも結構人気があるんですよ。ぜひ試してみてくださいね。
フランスの紅茶は、それぞれのブランドが独自の個性と歴史を持っていて、どれも本当にすばらしい味と香りを楽しめます。パリを訪れたときは、ぜひこれらのお店を覗いてみてくださいね。きっとお気に入りの一杯に出会えるはずです!