パンテオンは巨大なドームとコリント式の円柱が特徴で、カルチェ・ラタンを見下ろすように小さな丘の上に立っています。
偉人が眠る霊廟パンテオン
パンテオンはもともとサント・ジュヌヴィエーヴ教会として建てられました。しかし後にフランスの偉人を祀る霊廟へと変わっています。
それはなぜか?フランス革命期に建てられたサント・ジュヌヴィエーヴ教会は、権力の象徴と見なされ市民から非難を受けたからなんです。そこで教会ではなく霊廟パンテオンとして利用することに。今では多くのフランスの偉人が眠っています。
パンテオンにはどんな偉人が眠っている?
パンテオンに埋葬されているのは次のような偉人たちです。
- ヴォルテール(哲学者)
- ジャン=ジャック・ルソー(思想家)
- キュリー夫人として有名なマリ・キュリー(物理学者)
- ヴィクトル・ユゴー(詩人・小説家)
- エミール・ゾラ(小説家)
日本でも有名な偉人の名前を挙げましたが、上記以外にも多くの軍人や政治家、知識人らが眠っています。
見どころ
多くの偉人が埋葬されているパンテオンの見どころを見てみましょう。
振り子
1851年、「フーコーの振り子」といって、振り子によって地球の自転を証明する実験がパンテオンで行われました。実験は8ヶ月ほど続けられました。
このことから今でも天井から振り子が吊るされており、毎日時を刻んでいます。
クリプト
パンテオンの地下は「クリプト」と呼ばれる納骨堂になっており、ここに偉人たちが眠っています。
案内板があり、誰がどこで眠っているのかすぐに分かるようになっています。
ドーム部分はパノラマスポット
パンテオンのドーム部分には登ることができます。地上から高さ35メートルの位置からの景色を眺めることが可能です。
高さ35メートルというとあまり高くないような気がしますが、パンテオンは丘の上にあるので実際はもっと高い位置からのパリを一望できます。ドームをぐるっと一周できるので、パリを360℃眺められるのがおすすめポイント。
ドームへのアクセスは203段の階段のみです。それほどきつくはありませんが、体調が悪いときや歩きにくい靴を履いている場合は気をつけましょう。
チケット購入方法
パンテオンの入場料は13€(18歳以下は無料)で、本堂とクリプトにアクセスできます。ドーム部分のパノラマスポットにも行きたい場合は、パンテオン+パノラマ16,50€のチケットを購入する必要があります。
チケットは公式サイトから購入可能。日本語で購入したい場合はチケットや観光ツアーを取り扱う観光サイトがおすすめです。
Klook.comミュージアムパスは使える?
対象施設を好きなだけ回れるミュージアムパス。パリ観光の必須アイテムともいえます。パンテオンはミュージアムパスの対象施設です。ミュージアムパスを提示すれば入場することができます。
\ お得なミュージアムパスと人気のバスツアー /
Klook.comミュージアムパスについて詳しく知りたい方はこちらから。
- アドレス
- Place du Panthéon, 75005 Paris
- 見学可能時間
- ◇10月1日〜3月31日
- 10:00〜18:00
- ◇4月1日〜9月30日
- 10:00〜18:30
- 定休日
- 1月1日、5月1日、12月25日
- 入場料
- 本堂+クリプト 13€(18歳未満は無料)
- 本堂+クリプト+パノラマ 16,50€
- 11月〜3月の第一日曜日無料
- チケット購入はこちらから ⇒ パンテオンチケット購入公式サイト
- 日本語での購入はこちらから ⇒ パンテオンチケット購入サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 可能
- 公式サイト
- パンテオン
- 最寄り駅
- ◇地下鉄10番線
- モヴェール・ミュチュアリテ(Maubert – Mutualité)駅 または カルディナル・ルモワンヌ(Cardinal Lemoine)駅
- ◇RER B線
- リュクサンブール(Luxembourg)駅
パンテオン / Panthéon