パリにはおしゃれなカフェがたくさんありますが、意外と穴場なのが美術館に併設されているカフェ。インテリアも凝っていておしゃれなうえ、建物の内側にあるため静かに過ごせるのがポイントです。
今回は、マレ地区にあるカルナヴァレ美術館の併設カフェをご紹介します。
併設カフェが魅力!カルナヴァレ美術館
カルナヴァレ美術館って?
カルナヴァレ美術館はパリの歴史を保存する貴重な美術館です。収蔵品はパリから出土した遺物や美術品、パリの街を彩った看板や建築物、歴史的人物のゆかりの品などなど多岐にわたります。
美術館に入ると迎えてくれるのは、街で実際に使用されていた釣り看板の数々。凝った装飾の看板たちからは、当時のパリの賑やかさが感じられます。奥へ進むと建築物の模型やパリの街を描いた絵画が並んでおり、古き良き時代のパリを見ることができます。さらには、パリに存在した邸宅の家具装飾品がそのまま移設された展示室も。時代別・展示品別にわかりやすく展示されているため、パリの歴史を順を追って見ていけるのもこの美術館の特徴です。
上の階にはナポレオン統治下の美術品などが。さらに展示品は現代に近づき、パリ改造に伴う街並みの変化などが見て取れる絵画や美術作品の数々へと移っていきます。そしてアールヌーヴォーコレクションや風刺画、イラストなど実に現代までのアート作品も展示されています。
さらに美術館は元は邸宅だった2つの建物を改装して作られたもの。貴重な展示物を保管するだけでなく、16世紀の香りが残る歴史ある場所なのです。
また、美術館は大掛かりな修復工事を終えたばかり。館内は以前よりも見やすく美しくなったとパリ市民からも評判です。
カルナヴァレ美術館併設カフェ「Fabula」
美しい邸宅に作られたカルナヴァレ美術館のなかにあるのが、カフェレストラン「Fabula」。美術館の中庭に作られたテラス席のみのカフェです。
室内の席がないため、営業は春から秋にかけてのみ。正確な期間はその年の天候によって変わります。営業期間が短いのは残念ですが、とてもおしゃれで雰囲気のいいカフェです。パリの夏は暑くても日陰は涼しく気持ちよく過ごせるので、風通しのよいテラス席は最高。ぜひ夏に訪れてほしいおすすめのカフェです。
庭はきれいに手入れされた花や植物で溢れていて、とてもリラックスできます。写真映えもばっちり。
18時まではカフェ使いすることができ、夜は19時30分からレストランとして営業しています。カフェメニューにはカクテルやシャンパンなども用意されているので暑い夏にもぴったり。レストランはミシュラン一つ星を獲得したJulien Dumasさんをシェフとして迎えており、本格的な料理が楽しめますよ。
カフェの入口はフラン・ブルジョワ通りにありますが、美術館の中からもカフェに行くことができます。
- アドレス
- 16 Rue des Francs Bourgeois, 75004 Paris
- 営業時間
- ◇カフェ
- 10:00 〜 18:00
- ◇ディナー
- 19:30 〜 02:00
- 定休日
- 月曜日
- 公式サイト
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- メニューはこちらから
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- 予約可
- 公式サイトより予約ができます
- 最寄り駅
- 地下鉄1番線
- サン・ポール(Saint-Paul)駅
Fabula