パリ装飾美術館はルーヴル美術館の建物の北西部分に位置する、モード・テキスタイル専門の美術館です。
フランス語ではMusée des Arts Décoratifsといい、略してMADと表記されることが多くあります。
装飾専門の美術館だけあって、常設展にはインテリア・調度品などのコレクションが充実しています。
デザインやインテリアに興味がある方にはかなりおすすめの美術館です。
パリ装飾美術館 / Musée des Arts Décoratifs
フランスやヨーロッパのものに限らず世界中の各時代のコレクションが集められていて、見ごたえがあります。
美術館は思った以上に広いですが、時代別・地域別に展示されているので、内容はわかりやすくなっています。
すべて見ようと思うと意外と時間がかかるので、訪れる際は時間に余裕を持っていくのがおすすめ。所要時間は約2時間です。
チケットの事前購入は必須ではありませんが、推奨されています。特に週末は混み合うため、事前に購入するのがベター。ページ下部の【◇チケット購入はこちらから】より購入できます。
美術館への入口はリヴォリ通り(Rue de Rivoli)側と、チュイルリー公園側と2箇所ありますが、現在はチュイルリー公園側からのみ入場可能です。
見どころ
ファッション好きさんにおすすめの特別展
インテリア関連の豊富なコレクションが見どころですが、特におすすめしたいのは期間限定で行われる特別展です。
パリ装飾美術館では常に特別展が開催されています。
オートクチュール関連などモード系の展示がたいてい行われているので、ファッションが好きな方はぜひチェックしたいところです。
また、併設のブックストアはお土産購入や服飾系の本を探している方にもおすすめ。
過去には以下のような特別展が行われています。
- SHOCKING! LES MONDES SURRÉALISTES D’ELSA SCHIAPARELLI(2022・2023年)
ファッションデザイナーエルザ・スキャパレッリの展示
- LUXES展(2021年)
ファッションを始めとする贅沢な嗜好品を展示
- HARPER’S BAZAAR展(2020年)
初の女性ファッション誌、ハーパーズ・バザーの展示
- MARCHE ET DÉMARCHE展(2019年)
靴にまつわる歴史とデザインなどの展示
- MARGIELA展(2018年)
2017年にMoMuで行われたマルタン・マルジェラの展示がパリで開催
- CHRISTIAN DIOR展(2017年)
メゾン誕生70年を記念してのクリスチャン・ディオールの特別展
併設のブックストアもおすすめ
美術館併設のブックストアは、ファッション関連の本が充実しており、オートクチュールやハイブランドの写真集などがたくさん揃っています。
デザイン関係の本やアートブックなどもたくさんあるので、デザインやファッションの勉強をしている方にも参考になる本が見つかるはずです。
ブックストアには美術館のオリジナルグッズや、お土産に良さそうな雑貨・小物などもたくさんあります。本に興味がない方も、ぜひ覗いてみてください。
ブックストアへは美術館へ入館しなくても、リヴォリ通り(Rue de Rivoli)にある入口から直接入ることができます。
基本情報
パリ装飾美術館 / Musée des Arts Décoratifs
- アドレス
- 107 Rue de Rivoli, 75001 Paris
- 営業時間
- 11:00 〜 18:00
- 夜間営業
- 木曜日・土曜日21:00まで
- 日曜日20:00まで
- 定休日
- 月曜定休、1月1日、5月1日、12月25日
- 美術館入場料
- 15€(オーディオガイド含む)
- (25歳以下は無料)
- ◇チケット購入はこちらから
- パリ装飾美術館チケット予約公式サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 可能
- 公式サイト
- パリ装飾美術館
- 最寄り駅
- 地下鉄1番線
- チュイルリー(Tuileries)駅 または パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル(Palais Royal Musée du Louvre)駅
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