ギメ東洋美術館は、アジア以外で最大の東洋美術コレクションを所有する美術館です。
1879年に開館し、1945年にはルーヴル美術館が所有していた東洋美術コレクションがギメ東洋美術館に移され、ルーヴル美術館の東洋部門としての役割も担う美術館です。
フランス人実業家エミール・ギメによってリヨンで生まれたギメ東洋美術館。
東洋に関心を強く持っていたギメ本人がアジア各地を訪れて収集した美術品を元に作られました。
そこへ他の東洋美術のコレクターらが集めた作品が加わり、さらにルーヴル美術館の東洋コレクションも移設され、ヨーロッパで最大の東洋美術の美術館となりました。
1885年に豪奢なアパルトマンが集まるパリ16区へと移設され現在に至っています。
見どころ
1876年に日本を訪れ、日本のアートも収集していたギメ。
日本に関する美術品も、縄文時代の土器から始まりさまざまな伝統工芸品が展示されています。
東洋の宗教にも関心があったギメは宗教に関する作品も多く収集していました。そのため、仏教は美術館のコレクションの中でも中心部分となっています。
コレクションは仏教が生まれたインドの展示室から時代ごとに見ていきましょう。
多くの仏教徒が存在するタイやカンボジア、ベトナムなど東南アジア諸国の仏像も多く展示されています。
また、カンボジアで生まれたクメール文化のコレクションは本国以外では最大のコレクションであり、見応え充分です。
仏教の他に美術館を代表するコレクションの一つが中国美術です。紀元前の土器から漆器まで、技術面でのレベルの高さと造形美が伺える作品が揃っています。
基本情報
フランス国立ギメ東洋美術館 / Musée national des Arts asiatiques-Guimet
- アドレス
- 6 Place d’Iéna, 75116 Paris
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 夜間営業
- 木曜日
- 定休日
- 火曜定休、1月1日、5月1日、12月25日
- 入場料
- 11,5€(特別展開催期間以外は8,5€)
- (18歳未満は無料)
- 第一日曜日無料
- ◇チケット購入はこちらから
- ギメ東洋美術館チケット購入公式サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 可能
- 公式サイト
- フランス国立ギメ東洋美術館
- 最寄り駅
- 地下鉄9番線
- イエナ(Iéna)駅