パリへ来たら美術館は外せない観光スポットですよね!
世界最大級の収蔵作品を誇るルーヴル美術館をはじめ、パリには数多くの美術館があります。
なかには美術館巡りを楽しみにパリへ行かれる方も多いかと思います。
せっかく芸術の都パリに来たのなら、出来るだけ多くの美術館を回りたいですよね。
そこで今日はパリの美術館をお得に回る方法をご紹介します。
1,第一日曜日に行く
フランスには毎月第一日曜は観光施設に無料で入場できるという嬉しいシステムがあります。
対象となる施設は美術館だけでなく、モニュメントや歴史的建造物などたくさんあります。
すべての観光施設が無料の対象となるわけではないので、パリ観光局のサイトで対象施設を確認しましょう。
また、観光客が減る冬の時期だけ無料など、季節によって変わる施設もあるので気をつけてください。
とてもありがたいシステムなのですが、誰でも無料で入場できるということで、毎月第一日曜に当たる日には入場に長蛇の列が出来る点がデメリットです。
行列を避けるためにはそれほど有名ではない美術館を選ぶのがおすすめです。
無料となる美術館には主に次のようなものがあります。
- オランジュリー美術館
- オルセー美術館
- ピカソ美術館
- ギメ東洋美術館
- クリュニー中世美術館
- ケ・ブランリ美術館
- ポンピドー・センター国立近代美術館
- ギュスターブ・モロー美術館
オランジュリー美術館やオルセー美術館などはパリを代表する美術館ですので、当然、入場には長い列が出来ることが考えられます。
上記で上げた美術館はどこもそれなりの列ができることが予想されますが、開館時間の少し前に行くことで待ち時間を減らせる可能性はあります。
第一日曜に無料の対象となる全ての施設はこちらのサイトからチェックできます。
2,パリミュージアムパスを利用する
パリ旅行を計画している人なら、パリミュージアムパスの購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
パリミュージアムパスとは対象となる観光施設へ何箇所でも入場できるフリーパスのことです。
パスには2日券・3日券・4日券の3種類があり、旅行の予定に合わせて選ぶことができます。
パリミュージアムパスのいいところは、各施設でそれぞれチケットを購入する必要がないのでその手間が省ける点と、施設を回れば回るほどお得になる点です。
特に、各施設でチケット購入の必要がないということは、チケット購入の列に並ばずスムーズに入場できるということ。
時間が限られている旅行中にはかなりのメリットです。
その他、パリミュージアムパスのメリット・デメリットや購入方法についてはこちらの記事にまとめてありますので、購入を考えている方は読んでみてください。
パリミュージアムパスのメリット・デメリットや購入方法についてはこちらから。
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Klook.com3,無料の美術館へ行く
パリには数多くの美術館がありますが、なかには無料で入場できる美術館もいくつかあります。
無料とはいえ見ごたえのある展示の美術館ばかりなのでぜひ行ってみましょう。
以下は無料の美術館の一部です。
- プチ・パレ
- ヴィクトル・ユゴー記念館
- ブールデル美術館
- ロマン派美術館
- カルナバレ美術館
- パリ市近代美術館
- バルザック美術館
(※常設展の入場は無料ですが、特別展開催中は有料の場合もあるので、訪問の際は公式サイトなどよりご確認ください。)
あまり聞いたことのない美術館が多いかもしれませんが、ヴィクトル・ユゴーやバルザックなどは興味を持たれた方もいるのではないでしょうか?
マレ地区にあるヴィクトル・ユゴー記念館は、ヴィクトル・ユゴーの自宅を美術館としてオープンさせたものです。
彼の独特のセンスで選ばれたインテリアが見られる貴重な美術館です。
同じくマレ地区にあるカルナバレ美術館は、パリの歴史を展示する美術館。
無料とは思えないほどの充実した展示が見られるとの声が多く聞かれる人気の美術館です。
最近改装工事を経て再オープンしたばかりで、より見やすく豊かなコレクションになったと評判です。
モンパルナス駅からほど近いブールデル美術館は彫刻の美術館。
彫刻というとロダン美術館が有名ですが、ブールデルはロダンの弟子でもあった人物で、美術館には迫力ある彫刻が多数展示されています。
無料の美術館については他の記事で詳しく紹介しているので、もっと知りたい方はこちらからどうぞ。
おすすめの無料美術館についてはこちらの記事をご覧ください。
無料の美術館一覧はこちらの記事をご覧ください。
4,ペアチケットの購入
美術館のなかには一方の入場チケットを持っていると、提携する美術館の入場料が無料になったり安く購入できる場合があります。
ルーヴル美術館 ⇔ ドラクロワ美術館
ルーヴル美術館のチケット(通常チケット17€)を持っていると、チケット当日とその翌日に限り、ドラクロワ美術館に無料で入場可能です。
また、ドラクロワ美術館でペアチケット(17€)を購入することで両方の美術館への入場が可能になります。(当日のみ有効)
ギュスターブ・モロー美術館 ⇔ ジャン=ジャック・エンネル美術館
ギュスターブ・モロー美術館 7€、ジャン=ジャック・エンネル美術館 6€のところ、共通チケットだと11€で2つの美術館を見学できます。
どちらもこじんまりとした美術館なので、見学にそれほど時間はかかりません。
ジャン=ジャック・エンネル美術館は17区の閑静な邸宅を改装して作られた美術館で、細部の装飾にセンスが感じられる瀟洒な美術館です。
邸宅として使われていた19世紀当時の様子が再現されており、とても美しい美術館です。
ギュスターブ・モロー美術館は、モロー自身が家族と暮らした邸宅を改装して作られました。
美術館オープンに関しては、モロー自身がその詳細を遺言に書き残しており、現在でも美術館はそのとおりに保たれているのだそう。
モローの貴重な作品や家族との思い出の品、愛用のインテリアなどが見られる美術館です。
お得なチケット、ぜひ活用してくださいね。