チョコレート好きにとっては最大のイベントである、パリの「Salon du Chocolat 」。
世界中からたくさんのショコラティエが参加するこのチョコレートの祭典は、パリでも多くの人が訪れる一大イベントです。
毎年この季節になると、パリの街なかにはサロン・デュ・ショコラの広告がデカデカと至るところに張り出されます。
毎年広告を見て行きたいなぁと思いつつも、これまで一度も行ったことがなかった私。今年ついに初めて参加してきました!
初のサロン・デュ・ショコラということでドキドキワクワクの私。事前情報では、もうしばらくチョコはいらないと思うほど試食ができるとのこと。楽しみです!
さっそくサロン・デュ・ショコラが開かれる場所から会場の様子までレポートしていきたいと思います。
会場はどこ?
会場はParis Expo Porte de Versailles(パリ エクスポ ポルト ド ヴェルサイユ)。
パリ エクスポ ポルト ド ヴェルサイユとはパリ15区の端にある、コンベンションセンターです。
センター内にはいくつも会場があって、一年を通して様々なイベントや見本市などが行われます。
サロン・デュ・ショコラ以外にこの会場で行われているイベントでよく知られているのが、サロン・デ・ヴァン、ワインの見本市です。
サロン・デ・ヴァンもとても人気のイベントなので、行ったことがあるという方もいらっしゃるかと思います。
私はこの会場に来ること自体初めてだったので、ちょっと殺風景な雰囲気に驚きましたが、パリとはいえ大型の施設はどこもこんな感じなのね、と思いました。
開催期間は5日間!
2021年の開催期間は
10月 28日(木) 〜 11月 1日 (月)
の5日間です。
時間は10時 〜 19時。
毎年10月最終週から11月最初の週末あたりに行われます。
11月1日はフランスでは La Toussaint といって祝日です。なので、今年は3連休を含む5日間の開催でした。
私は最終日に行きました。かなり混むのかなと想像していましたが、朝10時過ぎについたときは会場内はそれほど混んでいませんでした。入場するときもほとんど並ばずに入ることが出来ました。
でも、お昼すぎには人出はかなり増えていました。お昼ごはんを食べてから来る人が多い模様。
午前中から行くのがおすすめです。
チケット購入、入場料は?
私は公式サイトからチケットを購入しました。
- 大人:15€
- 子供:7€
でしたが、割引されていて14,2€で購入できました。なぜ割引されていたのかは不明。
私が購入したこのチケットは、通常の入場料のみのものです。
チケットは日付指定などはなく、5日間のうち好きな日にいけます。入場は1回のみで、再入場は不可です。
これ以外にもショーが見られるチケットなど30€前後のものもありました。
サロン・デュ・ショコラ2021レポート!
会場の中では各ブースを自由に見て回ることができます。朝はまだ人が少なかったこともあって、ゆっくり商品を見られるなという印象。
でも時間が経つにつれ人が増え、ブースによっては人だかりができるようになっていました。
各ブースには試食が用意してあり、気になる味があればお願いして試食させてもらうこともできます。中にはチョコレートひと粒をそのまま試食させてくれるところもあり、太っ腹だなぁとびっくり!
そんなにたくさん食べた気はしないのですが、ちょこちょこと試食していたので後半には試食したいけどちょっと気持ち悪くてもう無理…という感じになっていました。
たくさん試食するつもりでしたが、思ったほど食べられませんでした。
チョコレート以外に、ヌガーやギモーヴ、香辛料のお店も出店していましたよ。目的はチョコレートなのに、カラフルなブースに惹かれてつい足を止めてしまいました。
会場には出店者ブースの他に、トークショーなどが行われるステージやデモンストレーション会場などがありました。
ショコラティエによるデモンストレーションは開催期間中は毎日行われていて、プログラムは公式サイトから見ることができます。
子供がチョコレート作りを体験するステージなんかもありました。小さな子が一生懸命パティシエと一緒にチョコレートを作っていてかわいらしかったです。
チョコレートで作られた芸術作品の展示もありました。
最初はまさかチョコレートで作られているとは思わなかったので、なぜこんなところにピカソが???と思いました。これはチョコレートでできているとは思えない力作ですよね。写真ではわかりにくいですが、サイズも大きかったです。
会場内には軽食ブースも
会場にはチョコレート以外に、サンドイッチなどの軽食のブースも少しありました。
休憩スペースもあるので、朝から参加する人は会場内で昼食を食べることも可能です。でもスペースはそれほど広くないので、床に座り込んで飲食している人もたくさんいました。
そういったことに抵抗がある人は、昼食を食べてから来るか、多少お腹が空いても我慢して会場を出てから遅めの昼食を取るか、考えておいたほうがよさそうです。
わたしの場合は、チョコの試食で気持ち悪くなっていたので、会場ではコーヒーを飲んだだけで何も食べませんでした。
参加ショコラティエのリスト
公式サイトをチェックしましたが、参加ショコラティエのリストはないようでした。
注目のショコラティエや初参加のショコラティエなど、チェックしてから行きたかったので残念です。
こちらが会場のマップを撮った写真。
下の部分に参加ショコラティエが書いてあります。写真では小さくて見えませんが…
私の想像ではメゾン・デュ・ショコラやアラン・デュカスなど有名どころのショコラティエがたくさん参加していて、こだわりのチョコレートがたくさん並んでいる…とイメージしていたのですが、意外にも私が知っているショコラティエはほとんどいませんでした。
日本からの参加は一組、DARI Kというショコラティエさんが参加していましたよ。
全体的にショコラティエというよりも、タブレットチョコレートを取り扱っているお店が多かった印象でした。
そういったお店のブースでは、○○産カカオ○○%などのタブレットがたくさん並んでいました。カカオ高配分の苦めのものが多かったです。
いくつか試食をしましたが、カカオの量が同じでも産地によって味がかなり違って興味深かったです。
宝石箱のようなチョコレートが並んでいるブースを想像していたので私のイメージとは違いましたが、これはこれで新しい発見があって楽しめました。
後で知りましたが、コロナの影響なのか今年は例年と少し違ったプログラムだったようです。
参加ショコラティエの数もいつもより少なかったそう。
知り合いからの情報で、毎年参加しているショコラティエをいくつか聞いていたのですが、一つも見かけなかったのはそういう理由か、と納得しました。
個人的に気になったショコラティエ♡
MAZET
こちらはフランスのモンタルジ(Montargis)という街にあるプラリネのお店。
主に、チョコレートや砂糖などでナッツ類をコーティングしたプラリネというお菓子を作っています。
わたしは基本的にナッツ系のお菓子は好きではないのですが、ここのはコーティングが分厚くてナッツの味が目立ちすぎないのでおいしかったです。
フレーバーも何種類もあり、なんといってもパッケージがかわいい!
コロナ以前はパリにもお店があったそうですが、今はモンタルジ市内の二店舗のみだそう。
最後に
以上、2021年サロン・デュ・ショコラレポートでした!
今年は例年よりも小さめの規模での開催だったようなので、来年は通常通り開催されることを期待したいと思います。
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