オペラ座を眺める老舗カフェ「Le Café de la Paix」

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2022-04-19 　|　最終更新日：2022-04-19

1862年創業のカフェ・ド・ラ・ペ。

150年以上もの間、パリの移り変わりを眺めてきた歴史あるカフェです。

多くの人で賑わうオペラ地区にあり、今でもカフェはたくさんの人で溢れています。

フランスの昔ながらのカフェ文化を感じたいなら、絶対に外せないカフェです。

オペラ地区の老舗カフェ

作家のゴンクール兄弟とドーデがこのカフェで昼食をとったことがきっかけで、またたく間に人気カフェとなったカフェ・ド・ラ・ペ。

それからは数多くの文豪や著名人らが訪れるようになり、有名な文学カフェとなっていきました。

常連客には、エミール・ゾラやヴィクトル・ユゴー、モーパッサンなどフランスを代表する作家らがいたそう。

カフェ・ド・ラ・ペは、彼らの重要な社交の場だったようです。

さらにオスカー・ワイルド、ヘミングウェイやアーサー・コナン・ドイルらもこの店に通っています。

ヘミングウェイの小説「日はまた昇る」の中には、なんとこのカフェも登場しています。

20世紀になると、ファーストフード店がオープンしたり、アール・デコスタイルが主流となるなど、パリの街並みにも大きな変化が訪れました。

しかし、そんな中でもカフェ・ド・ラ・ペはナポレオンⅢ世スタイルのきらびやかな装飾を保ち続けました。

ナポレオンⅢ世のスタイルは、全体的に装飾的で華やか。

特定のモチーフやスタイルはありませんが、壁から天井まで一面装飾で埋められているのが特徴的です。

2021年には、こうしたスタイルを残す形で改装工事も行われました。

改装により現代的な要素も取り入れられより一層美しく生まれ変わった店内は、大きな窓から光が差し込み居心地のよい空間です。

以前にカフェ・ド・ラ・ペを訪れたことがあるという方も、さらに美しくなった店内をぜひもう一度訪れてみてください。

カフェ・ド・ラ・ペではクラシックなフランス料理を楽しむことができます。

ある程度の予算が必要になりますが、きらびやかな空間でいただくこだわりの料理は旅行中の少しの贅沢にはぴったりです。

また、広いテラスでのカフェもおすすめ。

シンボルカラーであるグリーンに囲まれたテラスは、夏の特等席です。

日当たりもよく、なんといっても目の前に大きくオペラ座が見えるのが最高です。

オペラ座や大通りを行き交う人を眺めながら、ショコラショーとクロワッサンで一息つくのはいかがですか？

アドレス: 5 Place de l’Opéra, 75009 Paris
営業時間: ◇カフェ; 8：00 〜 23：00; ◇レストラン; 8:00 〜 10:30 ／ 12:00 〜 15:00 ／ 18:00 〜 23:00
定休日: なし
公式サイト: 公式サイト
メニューはこちらから: 公式サイトよりメニューが確認できます
予約可: 公式サイトより予約可能
最寄り駅: 地下鉄3・7・8番線; オペラ（Opéra）駅

タグ :オペラ地区パリ9区