パリにはメトロ・RER・バス・トラムが走っています。
そして、もっとも使う機会が多いのがメトロ。東京と同じようにメトロの線が細かい網の目のように走っているので、どこへ行くにもとても便利です。
パリ観光にメトロは欠かせないので、今日はメトロのチケットや交通カードの購入方法をみていきたいと思います。
メトロのチケットの種類
まず、メトロのチケットには紙のチケット(Ticket t+)とNavigo(ナビゴ)と呼ばれるチャージ式のカードタイプのものとがあります。
ちなみにパリ市内であれば料金は一律で、どこまで乗っても2,1€。
ほとんどメトロに乗る予定がないのであれば、毎回チケットを購入してもいいと思いますが、メトロでの移動をメインに考えている方にはナビゴがおすすめです。
- 紙のチケット(Ticket t+)
- Navigo(ナビゴ)
ー Navigo Liberté(ナビゴ リベルテ)
ー Forfaits Navigo(フォルフェ ナビゴ)
ー Navigo easy(ナビゴ イージー)
カードタイプであるナビゴには、Navigo Liberté(使った分だけ翌月引き落とし)やForfaits Navigo(1週間または1ヶ月分ごとにチャージ)など、いくつか種類があります。
しかし、Navigo easy(チケットを欲しい枚数分チャージする)以外はカードを作るのに時間が必要なため、短期滞在の旅行者には向いていません。Navigo easyは個人情報などの登録が必要なく、窓口ですぐに購入できるので、旅行者にぴったりです。
また、パリ市内のRER・バス・トラムもメトロと同じチケット・ナビゴが使えます。
(RERでパリ郊外に出る場合は、目的地までのチケットが必要になるのでご注意ください。)
RER・バス・トラムについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ではそれぞれの特徴と購入方法をみていきます。
Ticket t+(紙のチケット)
「Ticket t+」と呼ばれる紙のチケットは、1枚から購入することができます。
駅の券売機で購入できます。一律料金なので目的地を選択する必要がなく、購入は簡単です。
購入の際は、券売機によっては現金のみでカードが利用できないマシーンもあるので確認しましょう。
チケットにはカルネと呼ばれる10枚セットがあります。
これを購入すれば、数人で分け合うことができ、しかも1枚分料金がお得になるので、旅行者にはこのチケットが人気でした。
しかし、このカルネの販売は2022年に廃止されました。(チケットの購入自体は可能。10枚セットの販売が終了。)
そこで旅行者におすすめなのが、次に説明するカードタイプのNavigo easy(ナビゴ イージー)です。
ナビゴ イージーはチャージ式のカードタイプと“Bonjour RATP”というアプリでの利用があります。
どちらもチケット1枚からチャージすることができます。
ただ、アプリの場合は対応する機種が少ないのか、あまり利用者は多くないようです。
日本ではお財布ケータイなどがかなり広まっていますが、フランスでは利用している人はあまり多くはなく、ナビゴのアプリも同じような状況です。
アプリで使用したい方は“Bonjour RATP”のアプリをダウンロードしてみてください。
カードタイプは一度カードを購入すれば、駅の券売機からチャージできるのでとても便利です。
ではカードタイプの購入方法をご説明します。
ナビゴイージー(カードタイプ)購入方法
- 窓口でナビゴ イージー(2€)を購入
- 券売機でチャージする
- 1枚:2,1€
- カルネ(10枚):16,9€
以上です。とっても簡単。
カード購入には2€かかります。しかし、ナビゴイージーにはカルネ(10枚チケット)をチャージできるため、チケットを何枚も購入する予定なら最終的にナビゴイージーのほうがお得になります。
また、1日乗車券や空港行きのオルリーバス(Orly bus)、ロワシーバス(Roissy bus)のチケットもチャージ可能です。
これは観光客にとってはかなり便利ですね。
残量の確認は?
10枚チケットをチャージした場合などに、何枚分チャージが残っているか確認する方法です。
改札を通る際に、ゲートの小さな画面に数字が表示され、そこが残りチケットの枚数です。少し見にくいので、注意して確認してください。また、機械の故障などにより、表示されない場合もよくあります。
最後に
紙チケットのカルネが2022年に廃止されてしまったことで、旅行者にとってチケット購入の選択肢はナビゴ イージーのみとなりそうです。
しかし、紙のカルネよりお得なうえ便利なので、旅行者にとっても悪くありません。
購入方法も簡単なのでパリに行く際はナビゴ イージーを買ってみてくださいね。
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