フランスのシンボルエッフェル塔。パリ観光には欠かせないですよね。今回はそのエッフェル塔と一緒に楽しめる周辺の観光スポットを集めました。
エッフェル塔周辺には実は多くの美術館が多くあります。美術館をはしごしてアートを満喫するのもいいかも。
ではさっそく見ていきましょう!
目次
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エッフェル塔周辺の観光スポット

エッフェル塔の写真はここで!トロカデロ庭園
トロカデロ庭園はエッフェル塔を正面に望むイギリス式庭園です。中央に大きな噴水があり両側にはグリーンスペースが広がっています。
トロカデロ駅からエッフェル塔へ向かうときの通り道でもあり、エッフェル塔の写真スポットでもあるのでいつも観光客でいっぱいです。
また地元の人の憩いの場でもあるので、子ども連れの家族や友達グループ、カップルなどもたくさんいます。
エッフェル塔を正面から写真に納めたい人におすすめのスポットです。
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トロカデロ庭園(Jardins du Trocadéro)
【トロカデロ広場の場所を地図で見る⬇️】
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パリ万博の遺産 シャイヨー宮
シャイヨー宮はトロカデロ庭園を囲むように立っている建物です。大きな窓からはエッフェル塔がよく見えます。
1937年のパリ万博のために作られたもので、現在は次のような美術館が入っています。
シャイヨー宮はとても広い建物で、それぞれの美術館も広く見応えがありおすすめ。
◯人類学を学ぶ!人類博物館
こちらは人類学や民俗学をテーマにした博物館です。人類の誕生から今日にいたるまでの進化の過程などをさまざまな展示物とともに紹介しています。
展示テーマは大きく 「私たちは誰か」「どこから来たのか」「これからどこへ行くのか」 に分けられ、それぞれ化石、骨、文化・民族資料などとともに深く掘り下げています。
展示物はクロマニヨン人の化石、ネアンデルタール人、解剖学的ロウ(蝋)モデル、古代の器具や彫像など多岐にわたります。「人間の多様性」を示す展示も豊富にあり、言語、多文化、タトゥーや衣装など、異なる文化・社会形態を象徴するオブジェが並びます。
人類学というと難しく聞こえますが、視覚だけでなく触覚・聴覚・嗅覚を使う体験型の展示も多く、触ったり感じたりして学ぶことのできる場所です。読み物よりも模型や標本などの展示物が多いので、子どもでも退屈せずに見学できますよ。
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人類博物館(Musée de l’Homme)
【人類博物館の場所を地図で見る⬇️】
◯大航海への旅!国立海洋博物館
フランス海軍の歴史を展示する美術館です。海軍(軍艦・戦艦)、商船、漁業、海洋研究、ヨットなど、幅広いマリン分野をカバーしています。特に歴史的な船の模型(模型船)が多く、絵画や彫刻、工芸品など美術的な作品も展示しています。
また、民俗学的視点のコレクションも充実。海を舞台にした探検や植民地時代の航海を背景に、さまざまな地域の伝統的な船(帆船、カヌー、民族舟など)が紹介されています。
国立海軍博物館は2017年から2023年にかけて全面改修が行われ、2023年11月にリニューアルオープンしました。以前行ったことがある人も、ぜひ新しくなった国立海軍博物館を見に行ってくださいね。
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国立海軍博物館(Musée national de la Marine de Paris)
【国立海軍博物館の場所を地図で見る⬇️】
◯フランス建築の歴史がわかる建築遺産博物館

フランス各地の建築物をテーマにした美術館です。館内には大型の建築模型が並んでいて、迫力があります。
展示内容はおもに3つに分かれていて、「石膏模型・鋳型」「壁画およびステンドグラス」「近現代建築」となっています。

「石膏模型・鋳型」ゾーンでは、中世から近世のフランス建築の大規模な石膏鋳型を展示。ゴシック大聖堂の入口装飾など、歴史的建築を実物大または縮尺で精密に再現した鋳型などがみられます。

「壁画およびステンドグラス」ゾーンは、ロマネスク~ゴシック、ルネサンスなどの時代の教会壁画(フレスコ画)やステンドグラスの複製を展示しています。シャルトル大聖堂やブルジュ大聖堂、サンス聖堂など有名な教会建築のステンドグラスや壁画を間近に見られる機会です。

「近現代建築」ゾーンでは、1850年以降から現代の建築を、模型、写真、図面を通じて紹介。技術革新や都市・社会の変化との関係性を探ることが展示テーマです。ル・コルビュジエが設計した集合住宅の模型もあります。
建築に興味のある人におすすめの博物館です。
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建築遺産博物館(Cité de l’architecture et du patrimoine)
【建築遺産博物館の場所を地図で見る⬇️】
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東洋美術の宝庫 ギメ東洋美術館

東洋の芸術品を展示する美術館です。アフガニスタン〜パキスタン、南アジア、東南アジア、中国、日本、韓国、ヒマラヤと、アジア全域を網羅しています。
コレクション数が非常に多く、60,000点以上の作品を所蔵。彫刻、陶磁器、版画、絵画、テキスタイル、家具、ジュエリー、写真など多岐にわたります。
必見なのは、カンボジアのクメール文明、中国美術、インド・ヒマラヤ美術、日本美術のコーナー。アジア独特の仏像などから発せられる神秘的なオーラが感じられます。
アジア以外で最大のアジア美術コレクションを保有していて、見応えはばっちり。一口にアジアといっても地域によって宗教や芸術にも違いがあり、とても興味深いですよ。
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ギメ東洋美術館(Musée national des arts asiatiques Guimet)
【ギメ東洋美術館の場所を地図で見る⬇️】
ユニークな現代美術館 パレ・ド・トーキョー

パレ・ド・トーキョーは現代アートの美術館です。2012年の改装で施設面積が約22,000平方メートルになり、ヨーロッパ最大規模の現代創作拠点の一つとなりました。
ペインティング、彫刻、デザイン、ファッション、ビデオ、パフォーマンス、ダンスなど、多ジャンルを融合させた展示がとってもユニーク。


大規模なインスタレーションや没入型展示も多く、毎回新しい特別展が始まるたびに注目を集めています。現代アートやちょっと変わった美術館に行ってみたい人には特におすすめです。
地下には「YOYO」というイベントスペースがあり、コンサート、パーティー、講演、プロジェクションなども開催しています。
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パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)
【パレ・ド・トーキョーの場所を地図で見る⬇️】
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入場無料!パリ市立近代美術館
こちらは近現代アートの美術館です。入場は無料(特別展有料)なので、気軽に立ち寄ることができます。
20世紀・21世紀の主要な芸術運動(フォービズム、キュビスム、アブストラクション、新リアリズム、コンセプチュアル・アートなど)を網羅しています。歴史的な作品から現代作家まで幅広いアートシーンを反映した展示内容です。

ラウル・デュフィ作の「電気の精」は、パリ市立近代美術館を代表するモニュメンタルな壁画作品。色鮮やかで美しい作品です。
マティスの「ダンス」も見るべき作品のひとつ。
定期的に現代アーティストの企画展を開催していて、パリジャンにも人気があります。
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パリ市立近代美術館(Musée d’Art Moderne de Paris)
【パリ市立近代美術館の場所を地図で見る⬇️】
ファッション好き必見!ガリエラ美術館

モード・テキスタイル専門の美術館。モードに興味がある人は絶対に行きたい美術館です。
以前は特別展開催時のみの営業でしたが、2021年より常時営業となりいつでも美術館を訪れることができるようになりました。


モードに関するコレクションはかなり豊富で、オートクチュールコレクション、宝飾品、デッサン、写真などフランスのモード史を網羅する内容です。モード関連の資料も充実していて、11万点以上のドキュメント資料を保管しています。
コレクションは非常に繊細な資料が多く、展示には慎重な管理が必要なのだそう。そのため常設展はもたず期間限定で展示を入れ替える特別展のみでコレクションを紹介しています。特別展は年2回のペースで開催されます。
建物は19世紀に建てられたガリエラ宮(Palais Galliera)で、優雅な建築様式が見られます。中庭や柱廊があり、建物自体も見どころです。
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ガリエラ美術館(Palais Galliera)
【ガリエラ美術館の場所を地図で見る⬇️】
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モードの帝王に捧げる イヴ・サンローラン美術館

高級ブランド イヴ・サンローランのコレクションがみられる美術館です。創業者、イヴ・サンローランの元アトリエ兼自宅を改装して作られました。この元アトリエ兼自宅は1974年から2002年までイヴ・サンローランが実際にコレクションを制作していた場所で、まさに彼の創作の中枢に足を踏み入れることができます。

5,000点以上のオートクチュールと15,000点のアクセサリーなどを含むコレクションを所有。スケッチ、写真、ビデオ、制作過程の資料など、デザイナーの創作プロセスを伝えるアーカイブも豊富です。

イヴ・サンローランのスタジオ(作業机、スケッチ、ファブリック見本など)を再現したコーナーもあり、彼が実際に働いていた環境を体感することができます。
かつてここで働いていた人々(仕立て職人、アシスタント、顧客担当など)のインタビュー映像の展示も。彼らの記憶を通してサンローランの世界を知ることができます。
エッフェル塔からは少し遠くなってしまいますが、ファッションが好きな方にはおすすめの美術館です。
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イヴ・サンローラン美術館(Musée Yves Saint Laurent Paris)
【イヴ・サンローラン美術館の場所を地図で見る⬇️】
ティータイムはここで!老舗カフェ カレット

カレットはトロカデロ広場に面したところにある老舗のカフェです。創業は1927年。マカロンが有名で、さまざまなフレーバーのマカロンが揃っています。
スイーツも人気メニューで、店内には多くの種類のケーキが並んでいます。ケーキの他にも焼き菓子やクレープ、アイスなどデザートメニューが豊富なので、甘いもの好きな人はぜひ行ってみて。
食事メニューもあるので、ランチにもティータイムにも利用できます。観光客にも人気ですが、地元の人も多く訪れるのでいつも満席。少し食事の時間からずらして行くなどするのがおすすめです。
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カレット(Carette) トロカデロ店
【カレット トロカデロ店の場所を地図で見る⬇️】
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Klook.comエッフェル塔すぐ近く!ケ・ブランリ美術館
ケ・ブランリ美術館は、ジャック・シラク元大統領の発案で2006年に生まれた比較的新しい美術館です。
アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸といった地域の原初芸術・先住民族文化を展示しています。20世紀初頭までの伝統的な工芸品、儀礼用具、彫刻、織物など、文化的・歴史的に重要な資料を幅広く所蔵。パリに数多くある18〜19世紀の芸術を中心とした美術館や現代アート美術館とはまったく異なる視点の美術館です。
フランス人建築家ジャン・ヌーヴェルによって設計された美術館は、ボックスと曲線を組み合わせた独特な形。建物は高床式になっていて、下には緑豊かな庭とカフェや多目的スペースが広がっています。
展示作品が多く映像資料なども多いので、見学には意外と時間がかかります。ヨーロッパ以外のアートや文化にも触れてみたい、という人におすすめ。
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ケ・ブランリ美術館(Musée du quai Branly – Jacques Chirac)
【ケ・ブランリ美術館の場所を地図で見る⬇️】
映画・ドラマの撮影地 ビラケム橋

ビラケム橋は下段に車道がありその上をメトロが走るという、2段構造の珍しい橋です。車道の中央には鉄骨の柱廊があり、とても凝ったつくりをしています。
そしてこのビラケム橋は、映画やドラマ、ウェディングフォトの撮影によく使われる、人気の撮影スポット。


16区側のオスマン様式のアパルトマンやセーヌ川越しのエッフェル塔など「ザ・パリ」な景色が写真映え・映像映えするため、多くの有名作品に登場しています。柱廊のシンメトリーなデザインも撮影者のアーティスト魂を揺さぶるのでしょう。
観光客にとっても絶好のエッフェル塔フォトスポット。柱廊を活かせばフォトジェニックでおしゃれな写真が撮れますよ。
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ビラケム橋(Pont de Bir Hakeim)
【ビラケム橋の場所を地図で見る⬇️】
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Klook.comのんびりピクニックしたい!シャン・ド・マルス公園

エッフェル塔のふもとの公園、シャン・ド・マルス公園は、パリでもっとも大きな公園のひとつ。パリジャンにも観光客にも人気の場所です。
天気のいい日は芝生の上はピクニックを楽しむ人でいっぱいになります。近くのパン屋やスーパーマーケットで食べ物を調達すれば、即席ピクニックの準備は完了。エッフェル塔をすぐそばに眺めながらのピクニックは楽しいですよ。
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シャン・ド・マルス公園(Champ de Mars)
【シャン・ド・マルス公園の場所を地図で見る⬇️】
食事するなら!サン・ドミニク通り

シャン・ド・マルス公園の東側に広がるエリアのメイン通りになっているのがサン・ドミニク通りです。この通りにはたくさんの商店やレストラン、カフェが並んでいて、おみやげ探しや観光途中の休憩におすすめ!
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このあたりはあまり観光地化しておらず地元の人が多いんです。なので観光客向けのものではなく、本当に普段からフランス人が食べているものや買っているものに出会うことができます。
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サン・ドミニク通り(Rue Saint-Dominique)
【サン・ドミニク通りの場所を地図で見る⬇️】
行ってみたいスポットは見つかりましたか?
エッフェル塔の周りはたくさん観光スポットがあるので、ぜひエッフェル塔と合わせて楽しんでくださいね。




