フランスの食文化を語るうえで欠かせないのが「パン屋」ですよね。どんな小さな村でも必ずパン屋があり、毎日焼き立てのバゲットを買いに通う人もいるほど。
特にパリには数え切れないほどのパン屋があり、毎日しのぎを削っています。競争が激しいぶん、他との差別化は必須。そのためパリでは新しいパンがどんどん生み出されているのです。
今回は、最近パリでかなり話題になっている「クロッキー」という新しいパンをご紹介。聞いたことのない名前だと思いますが、クロッキーとは一体!?
パリへ行ったら絶対食べたい「クロッキー」
クロッキー(Crookie)とはズバリ、クロワッサンとクッキーを組み合わせたパン。クロワッサンの中と表面にクッキー生地をトッピングして焼いたものです。
クッキーはサクサクした感じではなく、チューイーなソフトクッキーのような焼き上がり。チョコレートがたっぷり練り込んであって、かなり甘めです。甘いパンが好きな方には特におすすめ。
クロッキーはひとつ5,9€。ちょっと高いかな、という気がしないでもないですが、クロッキーを手にとってみるとずっしり重くボリューミー。表面だけでなく中にもたっぷりクッキー生地が挟まれているので、食べてみると結構お腹にきます。5,9€も納得のボリューム感です。
このクロッキーが爆発的に人気になった理由にはSNSの影響があります。今や飲食店の広告ツールとしても重要な役割を果たしているインスタグラム。
見た目にもインパクト抜群なクロッキーはインスタ上で話題になり、フランスのテレビ番組でも取り上げられました。
クロッキーが食べられるパン屋はどこにある?
クロッキーを生み出したのは9区にあるパン屋「Boulangerie Louvard」。レストランを併設している珍しいタイプのパン屋です。
これまでにクロワッサンコンクール7位入賞、ガレット・デ・ロワコンクール4位入賞などの受賞経験を持つBoulangerie Louvard。7位に入賞するほどのクロワッサンも食べてみたいですね。
おしゃれな店内で朝ごはんもおすすめ
レストランでは朝ごはんを食べることもできるので、店内でおいしいパンを味わってみるのもいいかもしれません。店内のインテリアもおしゃれですよ。
ただ、パン屋の商品を店内で食べる場合は、各商品プラス1,2€になります。
オペラ地区からも近い
オペラ座から徒歩15分、メトロを使えば2駅とオペラ地区からもすぐ近くです。アクセスしやすい場所にあるので、オペラ地区を訪れた際はぜひクロッキーを食べに行ってみて下さいね。
INFORMATION
◆Boulangerie Louvard
【アドレス】11 Rue de Châteaudun, 75009 Paris
【公式サイト】Boulangerie Louvard