パリのラッキースポットのひとつである「ダリダ像」。胸をなでると幸せが訪れるとか訪れないとか。
ダリダ像は女優兼歌手のダリダをかたどった像。観光客でごった返すモンマルトルエリアでも、静かに見物できる穴場スポットです。
ダリダ像とは何なのか?どこにあるのか?ダリダの歴史とともにご紹介します。
目次
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Klook.comダリダ像とは

ダリダ像とは、歌手・女優として活躍したダリダの胸像(ブロンズのバスト像)です。ダリダ像がある小さな広場は「ダリダ広場」と呼ばれています。
「ダリダの胸を触ると幸せが訪れる」などともいわれていて、像の胸のあたりが触れられて金色に光っているのが特徴的です。
ダリダ像はどこにある?
ダリダ像はパリ18区、モンマルトルの丘の北側に位置するダリダ広場にあります。
観光客で賑わうサクレ・クール寺院やテルトル広場からは少し離れて、静かで眺めのいい場所に立っています。
すぐ目の前は絵葉書のような景色で有名なアブルヴォワール通りが続いていて、散策のついでに立ち寄るのにちょうどいい場所です。
パリ18区の治安が気になる人は、こちらの記事もお読みください。
ダリダ像への行き方・最寄り駅
ダリダ像へは地下鉄でアクセス可能です。
最寄り駅は地下鉄12番線のラマルク・コランクール駅。駅からは徒歩4分ほどです。
モンマルトル散策をしながらダリダ像へ向かう場合は、同じく12番線のアベス駅で降りるのがおすすめです。アベス駅からは徒歩10分ほどです。
モンマルトルの丘という立地上、階段や坂道が多いので、歩きやすい靴で行くのがモンマルトル散策を楽しむポイントですよ。
【ダリダ像の場所を地図で見る⬇️】
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ダリダ像の入場料・見学料
ダリダ像は屋外に設置されているため、入場料や見学料などはかかりません。誰でもいつでも自由に見学できます。
ダリダってどんな人物?
ダリダは1933年にエジプトのカイロで生まれ、1987年に54歳で亡くなった歌手です。本名はヨランダ・クリスティーナ・ジリョッティで、イタリアからエジプトに移住した家族のもとに生まれました。
彼女の人生は、まさに映画のようにドラマティックなものでした。誰もが羨むような美貌の持ち主で、1954年には19歳でミス・エジプトの座を獲得。その後すぐにフランスに渡り、新しい人生をスタートさせます。
最初は映画界での成功を夢見ていましたが思うようにいかず、歌の道に進むことを決意。1956年4月、オランピア劇場で開催された新人発掘番組に参加したことをきっかけに、歌手としてのキャリアをスタート。セカンドシングル「バンビーノ」が大ヒットし、一躍スターダムにのし上がります。
ダリダは全世界で1億7,000万枚以上のレコードを売り上げるという驚異的な記録を持つスーパースターへと成長しました。「ジジ・ラモローゾ」「パロール・パロール」「ダルラ・ディルラダダ」など数々のヒット曲を生み出し、フランスでディスコ・ジャンルを最初に始めたアーティストの一人ともいわれています。
彼女の歌声の魅力は、その多言語性にもありました。フランス語を基本としながら、イタリア語、アラビア語、英語、スペイン語、ドイツ語でも歌を歌いあげたのです。卓越した語学力で、ダリダはフランス語圏を超えた人気を獲得する大スターとなりました。
1973年にアラン・ドロンとデュエットした「あまい囁き」は、フランスだけでなく日本のチャートでも1位を獲得。この曲は今でも世界中で愛されています。日本でも彼女の楽曲はカバーされ、多くのファンに支持されてきました。
ただ、華やかなステージの裏には、数々の悲しみがありました。恋人のルイジ・テンコが自殺し、その後もダリダが愛した男性たちが次々と自殺するという悲劇が続いたのです。彼女自身は晩年うつ病に苦しみ、1987年5月に自ら命を絶ちました。愛に生きた女性だからこそ、その喪失は計り知れない苦しみだったのでしょう。
彼女の歌には、そんな人生の喜びと悲しみのすべてが込められています。成功と挫折、愛と喪失を経験したダリダだからこそ、その歌声は今も人々の心を揺さぶり続けているのです。
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Klook.comどうしてモンマルトルにダリダ像ができたの?
ダリダは1962年5月にモンマルトルのオルシャン通り11番地の邸宅に引っ越し、亡くなるまでの25年間をこの地で過ごしました。
1975年のテレビインタビューで彼女は「モンマルトルがずっと好きでした。とても静かで穏やかで、この家を見たときすぐに購入を決めました」と語っています。この地区がパリの中心にありながら田舎のような雰囲気を持っているところがとても気に入っていたようです。
ダリダの邸宅は、エッフェル塔、アンヴァリッド、マドレーヌ寺院など、パリ全体を見渡せる最高の眺めを持つ3階建ての邸宅でした。同じくモンマルトルにあるムーラン・ド・ラ・ガレットのカフェの3番テーブルに座るのを習慣にし、地元の人々との交流を大切にして暮らしました。
1997年4月24日、ダリダの死から10年後、パリ市とモンマルトルは彼女に敬意を表し、彼女の旧宅から100メートルほどの場所にダリダ広場を作り、「ダリダ像」を設置しました。
ダリダ像は、フランスの彫刻家アラン・アスラン(本名アラン・グルドン)によって制作されました。アスランは、1968年にブリジット・バルドー、1978年にミレイユ・マチューをモデルにマリアンヌ像を2度制作したことでも知られる、女性像と著名人の肖像で有名な芸術家です。
ダリダは、ジャンヌ・ダルクとサラ・ベルナールに次いで、フランスで銅像を持つ3番目の女性となりました。
ラッキースポットとなった理由
ダリダ像が設置されて以来、観光客や地元の人々のあいだでは「ダリダ像の胸の部分に触れると幸運、特に恋愛面での幸運が訪れる」と囁かれるようになりました。多くの人が噂を信じて触れたことでブロンズ製の胸の部分が磨かれ、そこだけが金色に輝いています。
ただし、このウワサの起源については不明。いつ、どのようにしてこの習慣が始まったのか、正確な経緯は分かっていません。それでも、世界中から訪れる人々がこの像に触れ、小さな幸運を願っていく姿が続いています。
最近では、この習慣について性暴力の面から議論の声も上がっていますが、ダリダの弟オルランドは「幸運をもたらすという伝説があるなら、人々がそう信じるのを止める理由はない」と寛容な態度を示し、柵や看板で像を保護することには反対の姿勢を取っています。
たとえ根拠のない伝説であっても、それを信じ前向きに行動していくことが幸運へと繋がっていくのかもしれませんね。
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ダリダ像と一緒に訪れたいモンマルトルの名所
ダリダ像があるモンマルトルには散策途中に立ち寄りたい名所がたくさん。有名所から穴場まで、モンマルトルの名所をご紹介します。
ムーラン・ルージュ

1889年に誕生したキャバレーで、フランス語で「赤い風車」という意味を持つムーラン・ルージュ。当時は観客も一緒に踊れる広いダンスホールのような空間で、激しいフレンチ・カンカンが披露されていました。
画家ロートレックが通いつめ、踊り子たちをモデルに数々のポスターを描いたことでも有名です。ロートレックが描いたムーラン・ルージュの宣伝ポスターは絶大な効果があり、彼の才能を世に知らしめました。
第一次世界大戦や第二次世界大戦下でも営業を続け、今も世界中から観光客が訪れます。現在は、ドリンク付きショーとディナー付きショーがあり、年末やバレンタインなどイベント時には特別なショーも開催されています。
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映画「アメリ」のロケ地

2001年に公開された映画「アメリ」は、モンマルトルを舞台にした作品として世界中で大ヒットしました。空想好きなアメリの日常と恋の行方をポップな映像とブラックユーモアを交えて描いた作品で、今でも多くのファンが聖地巡礼に訪れています。
特に人気なのがアメリが働くカフェ、カフェ・デ・ドゥー・ムーランです。このカフェは実際にモンマルトルに存在していて、現在も通常通りに営業しています。
その他アメリのロケ地はこちら↓の記事で紹介しています。アメリのロケ地巡りをしたい人はぜひチェックしてください。
ジュテームの壁
モンマルトルの隠れた名所として知られるのが「ジュテームの壁」です。「ジュテーム」はフランス語で“愛してる”という意味。その言葉が約40平方メートルの壁いっぱいに、美しい手書き文字で書かれています。
日本語では「大好き」「愛しています」などの言葉が含まれているので、ぜひ探してみてください。
洗濯船
洗濯船とは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、パブロ・ピカソやアンリ・マティス、アメデオ・モディリアニなど、多くの芸術家が住んでいた共同アトリエ。洗濯船という名前は、建物が大型船の船室のような造りをしていたことに由来します。
有名なピカソもこの洗濯船に暮らしていたんですよ。
モンマルトルの芸術の歴史が詰まった洗濯船は、散策スポットとしてぴったり!
詳しい情報はこちら↓の記事でチェックしてくださいね。
壁抜け男
作家マルセル・エメにちなんで名付けられたマルセル・エメ広場には、「壁抜け男」と呼ばれる壁に捕らわれたような奇妙な姿の男の彫像があります。
この彫像は、マルセル・エイメの短編小説「壁抜け男」に登場する主人公デュティユルをモデルに作られたもの。俳優で彫刻家であったジャン・マレーによって作られました。
壁から抜け出そうとする姿はとてもにユニークで、いろいろな角度からおもしろい写真が撮れるフォトスポットとして人気です。モンマルトルの丘の隠れた名所として、ぜひ探してみてください。
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Klook.comサクレ・クール寺院
モンマルトルの丘の頂上に建つ真っ白なサクレ・クール寺院は、モンマルトルのシンボル的存在。ロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂で、その美しい白亜の建物はパリ市内のいたるところから確認できるほど存在感があります。
サクレ・クール寺院には毎日多くの信者が訪れ祈りを捧げていきます。一般客も無料で内部を見学可能です。ブロンズ扉のレリーフやドーム内部天井画のモザイク、聖マリア小礼拝堂の聖母マリア昇天のモザイク画など、芸術性の高い建物内部は見どころ満載。
寺院前の広場は視界が開けていて街を一望できます。晴れた日には、遠くエッフェル塔やモンパルナスタワーまで見えることもあり、特に夕暮れ時の景色は絶景。ぜひ大切な人と訪れてみて。
テルトル広場

テルトル広場といえば、多くの画家が活動する場所として有名。観光客の似顔絵を描いたり、風景画を販売したりする画家たちが集まり、いつも賑やかな雰囲気に包まれています。
夏になると、広場の中心にはレストランのテラス席が並びより一層にぎやかに。冬はイルミネーションに包まれてロマンチックスポットへと変身します。
かつてはピカソやモディリアーニが活動していた場所で、今も芸術の香りが漂う人気スポットです。
モンマルトル美術館

かつてルノワールなどの芸術家が暮らしていた家を改装し、美術館として一般公開されたのがモンマルトル美術館です。
モンマルトルは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、多くの芸術家が集まったアートの街。モンマルトル美術館では、当時のモンマルトルの様子を、写真や絵画、資料などを通して見ることができます。
モンマルトルで芸術活動を行ったアーティストやゆかりのある人物の作品が並んでいて、モンマルトル観光のハイライトにはぴったり。
騒がしい観光地から切り離された美術館の中庭とカフェは、ゆっくり時間を過ごせる穴場スポットです。
モンマルトル美術館に行ってみたい人はこちらから詳細をチェック⬇️
モンマルトル散策の際には、モンマルトルの名所とともにダリダ像にも立ち寄ってみてください。静かな路地にひっそりと佇む記念碑と、美しい坂道、そしてパリならではの雰囲気がきっと心に残りますよ。




