アンヴァリッドは17世紀に傷痍軍人を受け入れる病院として作られた場所です。
1674年から傷痍軍人の受け入れが始まり、当時敷地内には病院、ホスピス、兵舎、礼拝堂などがありました。
現在のアンヴァリッドはほとんどが軍事博物館となっていますが、一部は今でも軍事病院としての役目を果たしています。
また、周辺地域でも一際目立つ大きなドーム教会は軍事霊廟となっており、多くのフランスの将軍が眠っています。
見どころ

軍事博物館
軍事博物館は、もともとアンヴァリッド内にあった軍事歴史博物館(1896年設立)と、砲兵博物館(1872年設立)のふたつの博物館を統合する形で、1905年に誕生しました。
展示内容は、武器や武具、軍服など軍事に関わるもの。
その時代の絵画や装飾品などのコレクションも豊富です。絵画からそれぞれの時代の軍人の暮らしぶりや市民の様子を知ることもできます。
フランスだけでなく世界中の軍事史について展示されており、かなり見ごたえのある内容となっています。
ナポレオンに関するコレクションも豊富で、ナポレオンが実際に来た衣服や肖像画など、ナポレオンの生涯を見ることができます。
軍事博物館は、パリの美術館入場者ランキングTOP5に入るほど人気の美術館です。
さらに2024年からは、常設展示拡張のための工事も予定されており、展示内容がさらに充実したものになりそうです。楽しみですね。
ナポレオンの墓
アンヴァリッド誕生から3年後の1677年、ルイ9世の遺体安置のためにアンヴァリッド敷地内に教会が建設が始まりました。
教会は約30年ほどかかって完成、さらに1800年代には地下霊廟が設置されました。
ドーム型教会に設置された地下霊廟は、ナポレオンの棺が置かれていることで有名です。
棺はドーム中央の真下に置かれており、大理石の床にはローリエをモチーフにした装飾と共にナポレオンが勝利した戦いの名前が刻まれています。
ナポレオンの棺の周りには、ナポレオンの親族やフランスの有名な軍人の棺が置かれています。
基本情報
アンヴァリッド廃兵院(軍事博物館) / Les Invalides(Musée de l’Armée)
- アドレス
- 129 Rue de Grenelle, 75007 Paris
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 夜間営業日
- 火曜日
- 10:00〜21:00
- 定休日
- 1月1日、5月1日、12月25日
- 入場料
- 14€
- 18歳未満は無料
- チケット購入はこちらから ⇒ アンヴァリッドチケット予約公式サイト
- 日本語での購入はこちらから ⇒ アンヴァリッドチケット購入サイト
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 可能
- 公式サイト
-
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