パリ16区のブローニュの森にあるフォンダシオン ルイ・ヴィトンは、高級ブランドルイ・ヴィトンが運営する現代アート美術館です。船をイメージして造られた建物は、緑あふれる森のなかで異彩を放っています。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンの見どころ、営業時間やアクセス方法、おすすめのお土産まで、詳しく紹介していきます。
目次
フォンダシオンルイヴィトンとは?
パリ16区のブローニュの森に位置するフォンダシオン ルイ・ヴィトンは、高級ブランドのルイ・ヴィトンが運営する近現代アートの美術館です。
“ルイ・ヴィトン”と名前がついていることから、ルイ・ヴィトンのファッションアイテムを展示した美術館をイメージする人もいますが、まったくそうではありません。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンで見ることができるのは、絵画からオブジェ、イラスト、彫刻と幅広いジャンルの近現代アート展示です。
ルイ・ヴィトンのアイテムはありませんが、おみやげコーナーには“Fondation LOUIS VUITTON”のロゴの入ったトートバッグなどがあり、観光客に人気ですよ。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンはどこにある?
フォンダシオン ルイ・ヴィトンはパリ16区のブローニュの森のなかにあります。ブローニュの森は846haもあり、ロンシャン競馬場やスタッド・ローラン・ギャロス(全仏テニスの会場)などもある森です。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンへの行き方・最寄り駅
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは森の中にあるため、最寄りの地下鉄駅レ・サブロン駅からは徒歩15分ほどかかります。
代わりに、専用のシャトルバスが出ているのでそちらを使うのがおすすめです。明るいうちは散歩がてら歩いて向かうのもいいですが、暗くなってからは人通りの少ないブローニュの森の中を歩くのはお勧めできません。(ブローニュの森はあまり治安がよくない)
特に冬は、17時頃には日が沈んであっという間に暗くなってしまうので、帰りだけでもシャトルバスを使うといいですよ。
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フォンダシオン ルイ・ヴィトンの所要時間
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは複数の展示加え、屋上庭園などの見どころもあります。すべて見学するには1時間半はみておきましょう。
平日のオープン直後の時間帯と週末が特に込み合うようです。平日の遅めの時間に行くとゆっくり見学できますよ。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンの営業時間・定休日
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは火曜定休です。平日と週末では営業時間が変わるので注意してくださいね。
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Klook.comフォンダシオン ルイ・ヴィトンの入場料・チケット予約
フォンダシオン ルイ・ヴィトンのチケット予約方法
フォンダシオン ルイ・ヴィトンのチケットは予約必須ではありません。現地の窓口で買ってもOKです。
ただ、週末やバカンス期(7・8月)は混むため、入場待ちの列ができることもあります。その時期に訪れる場合は、事前に購入しておいたほうがスムーズに入館できますよ。
パリ・ミュージアム・パスは使える?
パリ・ミュージアム・パスとは、対象の施設に無料で入場できるお得な観光パスです。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは残念ながらパリ・ミュージアム・パスの対象施設ではありませんが、パスの料金や対象施設について知りたい人はこちらからどうぞ。
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フォンダシオン ルイ・ヴィトンの見どころ
現代アートというと、人によっては苦手意識を感じる人もいるかもしれませんが、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの展示はさまざまなジャンルを扱っていて、幅広い人が楽しめる内容です。
公式サイトからどんな展示が行われているか、ぜひチェックしてみてください。
魅力たっぷりの現代アートコレクション
作品はコンテンポラリーアート、ポップアート、新表現主義などのジャンルを主に展示しています。ゲルハルト・リヒター、エルズワース・ケリー、トーマス・シュッテ、ピエール・ユイグ、ベルトラン・ラヴィエ、クリスチャン・ボルタンスキーをはじめとするアーティストの作品がコレクションに含まれています。
特別展は年に2回開催されていて、より多くの人にモダンアートとコンテンポラリーアートに触れてもらうための機会を提供しています。
〈多くの来場者を集め人気を博した近年の特別展 ⬇️〉
「近代美術のアイコン シチューキン・コレクション」は、120万人を超える来場者を記録する盛況ぶりでした。
船をイメージした建物
船をイメージして作られたという美術館の建物は、緑あふれるブローニュの森の中でひときわ目立っています。建物の周りには水が張り巡らされていて、水鏡となって船を映し出す仕組みです。
船の帆を重ねたような形の屋根は、見る角度によって違った印象を与える不思議な作り。近現代アートの展示にピッタリのユニークな建物です。
手掛けたのはカナダ出身の建築家 フランク・ゲーリー。神戸メリケンパークにあるフィッシュ・ダンスと呼ばれる鯉のオブジェも、彼が安藤忠雄氏と共同制作したものです。
バルコニーからの眺め
建物の屋上は広いバルコニーになっていて、屋上からの景色を楽しむことができます。ブローニュの森越しのラ・デファンスのビル群などが見えますよ。
バルコニーは帆に見立てて作られた屋根の真下に当たるため、上を見上げると帆がどんな構造になっているのか見ることができるのもおもしろい。
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Klook.com観光客に人気のお土産ショップ
お土産ショップにはアートブックを中心にたくさんのグッズが揃っています。
その時開催中の展示作品を収録したカタログは、現代アート好きならぜひゲットしたいアイテム。フォンダシオン ルイ・ヴィトンを設計したフランク・ゲリーの本も要チェックです。
観光客に人気なのは、フォンダシオン ルイ・ヴィトンのオリジナルアイテム。“Fondation LOUIS VUITTON”のロゴ入りで、マグカップやタンブラー、筆記用具やポーチなど、いろんなグッズがあります。
そのなかでも特に人気が高いのが、トートバッグとスマホケース。トートバッグはキャンバス地のものと小さく折り畳めるエコバッグの2種類があります。


キャンバス地のトートバッグは42€、エコバッグは24€、スマホケースは24,9€です。お値段は少し高めですが、LOUIS VUITTONのロゴが入ってこのお値段は買いですね。
隣には子どもが楽しめるミニ遊園地も
美術館の隣はJardin d’Acclimatationという子ども向けの小さな遊園地のような公園になっています。
乗り物や動物コーナーもあるので小さなお子さんのいる家族にはぴったりです。
【Jardin d’Acclimatation】
入場料:7€〜(80cm以下のお子さんは無料)
コンサートホールを併設
館内にはコンサートホールもあり、さまざまなコンサートが開かれています。
興味のある方は公式サイトでアーティストをチェックしてみましょう。
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Klook.comフォンダシオン ルイ・ヴィトン周辺・ブローニュの森の治安
フォンダシオン ルイ・ヴィトンはブローニュの森に位置しています。森というと緑豊かな自然を思い浮かべますが、ブローニュの森の場合はそんないい面ばかりではありません。
実は、ブローニュの森はドラッグ取引きや違法売春が頻繁に行われている、パリのなかでもちょっと物騒なエリアなんです。
もちろん週末には自然を満喫するたくさんのパリジャンの姿が見られますが、一部のエリアでは犯罪行為が行われていて、二面性のある場所といえます。
昼間は基本的には危険はありませんが、それでも人気がない所を一人で歩くのはやめておきましょう。
夜に森の中を歩き回るのは、絶対避けたい行為です。季節によっては、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの閉館時間にはすでに周りが暗くなっています。そんなときはシャトルバスを利用しましょう。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン周辺・ブローニュの森の治安
・ブローニュの森はドラッグ取引きや違法売春が頻繁に行われているちょっと危険な場所
・昼間はいいが、夜は森のなかには立ち入らないこと
・フォンダシオン ルイ・ヴィトンからの帰りがすでに暗いときはシャトルバスを利用しよう
フォンダシオン ルイ・ヴィトンの基本情報まとめ
【フォンダシオン ルイ・ヴィトンの場所を地図で見る⬇️】