ルーヴル美術館といえばパリ観光では外せないスポット。世界最大級の広さと収蔵作品数を誇り、入場者数も世界一を記録しています。
数多くの有名作品を展示していますが、もっとも有名な作品といえばレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」ですよね。この世界一有名な絵画を一目見ようと、世界中から訪れる観光客はあとを絶ちません。
ルーヴル美術館は一度ですべての作品を見ることは不可能なほど広大。モナ・リザのような有名絵画だけを見て美術館を後にする人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、とにかく「モナ・リザ」だけは見たい!という方のために、「モナ・リザ」までの最短ルートを写真つきで詳しくご紹介します。
目次
モナ・リザはどこにある?基本情報をチェック
まずは地図上で位置を確認。

知っておくべきポイント!
⚠️常に大混雑(平日待ち時間あり)
モナ・リザの前は常に人だかりができています。ベルトパーテーションで列が作られていて、モナ・リザの前まで行くのにも並ばなければいけません。
⚠️防弾ガラスで保護されている
モナ・リザは保護ガラスで覆われています。過去にはモナ・リザにケーキを投げつけたり、液体をかけたりする事案が起きています。このようなことから絵画を守るためには必要な対策ですね。
⚠️写真撮影は可能(フラッシュ禁止)
写真や動画の撮影はもちろんOK。ただしモナ・リザだけでなく、館内でのフラッシュを使っての撮影は禁止!気をつけてくださいね。
⚠️近づけるのは約3メートルまで
モナ・リザの前にはベルトパーテーションがあり、すぐ近くまで近づくことはできません。絵画を守るという理由のほか、より多くの人が同時に鑑賞するためには必要な対策ですよね。
スマホで館内マップダウンロードしておこう!
ルーヴル美術館公式サイト内から館内マップをダウンロード可能です。
美術館入り口で館内マップ(日本語あり)を手に入れることもできますが、ダウンロードしてスマホで地図を確認したい方はこちらからどうぞ。
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モナ・リザまでの最短ルートスタート!
ステップ1:入り口はドゥノン翼から!

ルーヴル美術館はリシュリュー翼・シュリー翼・ドゥノン翼の3館に分かれていて(3館は全て内部でつながっています)、それぞれに入り口があります。
モナ・リザはドゥノン翼にあるので、ドゥノン翼入口から入ります。ちょっとわかりにくいですが、垂れ幕のようなものに「DENON」と書かれています。間違った入口から入ると大幅に遠回りになるため、ここはかなり重要!
ゲートでチケットのチェックを受けて入場してくださいね。
ステップ2:螺旋階段を上って0階へ

入場したら真っすぐ進み、正面の階段を上ります。そのすぐ先に左右に螺旋階段があるのでそれを上って0階へと上がります。(左右どちらの階段でも構いません)
ステップ3:展示室405の小階段を上る

螺旋階段をのぼると、彫刻が展示されている展示室405に到着。
目の前の小階段をあがって、すぐに次の展示室に移りましょう。
ステップ4:展示室404 → 展示室406へ


小階段を上ると、目の前の窓から正面にピラミッドが見える展示室404に出ます。
その次は右手にある展示室406へ進んでください。展示室406には古代ローマ彫刻が展示されています。
ステップ5:ダリュの大階段で「サモトラケのニケ」を撮影

展示室406の先にあるのがダリュの大階段(展示室703)です。ダリュの大階段には「サモトラケのニケ」が展示されています。こちらも有名な作品なので、余裕があればじっくり鑑賞したい!
ステップ6:展示室706 → 展示室707 → 展示室708 → 展示室710
サモトラケのニケを眺めたら、次は右手に進みます。右手には展示室706 → 707 → 708 → 710へと進みます。
⚠️展示室710は入り口専用!一度入ると入口側からは出られないのでご注意を。
ステップ7:展示室710を右に曲がるとモナ・リザの展示室

モナ・リザの展示室を示す看板が立っているのでそこから展示室に入ります。ここも入り口専用で、出口は展示室の反対側にあります。
ステップ8:モナ・リザ展示室に到着!

モナ・リザは展示室の中心にあります。列が作られているので、順番に並んで絵画の前まで進みましょう。
以上がモナ・リザまでの最短ルートです。以前はもっと早く行けるルートがあったのですが、モナ・リザの展示室の前後に一方通行の出入り口が設置されたため、現在はご紹介したルートが最短です。
モナ・リザだけは見たい!という方はぜひこのルートを利用してみてくださいね。
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モナ・リザ鑑賞のコツ【混雑回避術】
ベストな訪問時間は?
- 平日の開館直後(9:00-10:00)
- 平日の16:30以降
できるだけ混まない時間に行きたいなら、開館時間と同時に入場するか、遅くても10時には入場したいところ。閉館前の遅い時間もだんだんと人が減ってくるので、実はおすすめの時間帯。入場は閉館時間の1時間前まで(18時閉館なら17時まで)なので16時半から17時前までが狙い目。
スマホ活用術
事前に館内マップをダウンロードでスムーズに進もう!
効率的な鑑賞方法
- 音声ガイドをレンタル(チケット購入時にレンタルする:6€)
- 絵画の詳細を知ろう(展示室に解説パネルあり)
- 列に並んで間近で鑑賞
- 表情の変化を楽しむ
- 背景の風景にも注目
作品の背景がわかるとより深く作品を楽しむことができます。鑑賞する前に、展示室にある解説パネルで作品を予習するのがおすすめですよ。
チケット予約は絶対必須!失敗しない購入方法
現在、ルーヴル美術館のチケットは事前の予約購入がほぼ必須。チケットは日時指定です。
当日、予約に空きがある場合のみ、美術館のチケットカウンターでも購入が可能です。しかし、バカンス時期などは完売することも珍しくないので、事前に購入するのがおすすめ。
所要時間の目安
モナ・リザ直行 | 30-45分 |
じっくり鑑賞 | 3〜4時間 |
モナ・リザへ直行する場合でも30分はみておくべき。混雑のピーク時(7・8月)には、もっとかかるかもしれません。
美術館全体をじっくり鑑賞したい場合は、最大で3〜4時間見ておきましょう。それ以上滞在してももちろんOKですが、さすがに疲れて集中力もなくなってしまいます。
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知らないと損する!お得情報
ルーヴル美術館の入場チケットで、お得に見学できる美術館があるのでご紹介します。
ルーヴル美術館のチケット提示でウジェーヌ・ドラクロワ美術館が無料に
パリ6区にあるウジェーヌ・ドラクロワ美術館は、画家ドラクロワが晩年を過ごしたアパルトマンをそのまま美術館にした邸宅美術館です。
そんなウジェーヌ・ドラクロワ美術館は、なんとルーヴル美術館のチケットを提示することで無料で入場することができるんです。
ルーヴル美術館からは徒歩15分ほどと、パリの街並みを眺めながら歩いて向かうのにちょうどよい距離にあります。
美術館は自宅、アトリエ、庭からなり、ドラクロワのプライベートな空間から友人やアーティスト仲間を招いた部屋まで、一人の画家の生活を感じることができる美術館になっています。
いつでも無料で入場できるわけではなく、有効期間が決まっているのでご注意ください。
✅利用条件
- ルーヴル美術館のチケット提示
- ルーヴル美術館チケットの当日、または翌日のみ有効
チケットが有効なのは翌日までです。忘れないようにしてくださいね。
I N F O R M A T I O N
ウジェーヌ・ドラクロワ美術館
まとめ:モナ・リザ鑑賞を成功させる3つのポイント
モナ・リザの神秘的な微笑みは、一度見たら忘れられない感動を与えてくれます。
ご紹介したルートなら、初めてのパリ旅行でも迷わずにたどり着けるはず。モナ・リザ鑑賞をじっくり楽しんでくださいね!
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