円安が続く今、「パリ旅行なんて夢のまた夢…」って諦めていませんか?確かにユーロ高は痛いけれど、ちょっとした工夫でパリは十分楽しめちゃうんです!
実はパリはお金をかけなくてもすてきな体験ができる街。無料で楽しめるスポットはたくさんあるし、地元の人が愛する安くておいしいお店もいっぱい。この記事では、お財布に優しいパリの楽しみ方をたっぷりご紹介します。円安に負けずに、憧れの花の都を満喫しましょう!
目次
\ パリ観光のマストスポット! /
無料&格安で楽しむパリの観光スポット

セーヌ川沿いの散歩は0円で最高の思い出作り
パリ観光で一番お金がかからなくて、しかも一番すてきなのがセーヌ川沿いの散歩です。ノートルダム大聖堂からエッフェル塔まで、パリの名所を結ぶルートをのんびり歩いてみて。ルーヴル美術館やコンシェルジュリー、アレクサンドル3世橋などパリの美しい建築物をたくさん眺めることができます。
サン・ルイ島へ行くのも忘れずに。ここは17世紀の建物がそのまま残る小さな島で、車も少なくてとっても静か。有名な「ベルティヨン」のアイスクリームを味わうのもいいですが、島を歩くだけでも十分楽しめます。夕暮れ時に歩けば、オレンジ色に染まるパリの空とセーヌ川が本当に美しくて、一生の思い出に残る体験になりますよ。
モンマルトルの丘で芸術家気分を味わう

モンマルトルの象徴、サクレ・クール寺院は入場無料で世界最大級のフレスコが拝めます。8€払えばドーム部分に登ることも可能。360℃パリを眺めることができますよ。もちろんサクレ・クール寺院前からも十分美しいパリを一望できます。
テルトル広場では今でも画家たちが絵を描いています。似顔絵を描いてもらうのは有料ですが、見ているだけでもパリの芸術家たちの雰囲気を感じられます。

周りにはかわいいカフェやお土産屋さんもあって、“パリの田舎街”の魅力がぎゅっと詰まっている場所です。「愛の壁」も近くにあるので、カップルで行く人は忘れずにチェックしてくださいね。
\ モンマルトル散策を充実させるヒント! /
公園ピクニックでパリジャン気分

リュクサンブール公園やチュイルリー公園は、パリジャンたちの憩いの場。ここでピクニックをするのが、実は一番パリらしい過ごし方かも。
近くのスーパーでバゲット、チーズ、ハム、そして安いワインを買って、公園のベンチや芝生でランチタイム。レストランで食べるより断然安いのに雰囲気は最高です。
リュクサンブール公園では、子どもたちが小さな帆船を池に浮かべて遊ぶ光景も見られます。のんびり人間観察しているだけで、パリの日常を肌で感じられますよ。
\ パリでしか見られないキャバレーショー♡ /
Klook.com教会見学で無料の建築物巡り

パリの教会は建築の宝庫で、しかもほとんど無料で見学できるんです。ステンドグラスで有名なサント・シャペルは有料ですが、それ以外は無料で入場できる教会がほとんど。
パリ6区にあるサン・ジェルマン・デ・プレ教会やサン・シュルピス教会は必見。それぞれ違った美しさがあります。
穴場でおすすめはサントゥスタッシュ教会。レ・アール地区にあるこの教会は観光客が少なくて、静かに見学できます。教会内部の彫刻や絵画は、どれも美術館級のクオリティ。お金をかけずに本格的な芸術鑑賞ができますよ。

地元の人が通うグルメスポットでおいしい食事を

街角ビストロで本物のフランス料理
高級レストランでなくても、おいしいフランス料理は味わえます。地元の人たちが通うビストロなら、前菜・メイン・デザートの本格的なフランス料理が20〜25€で楽しめることも。特に平日のランチは、お得なランチコースが用意されていることが多いので狙い目です。ほかには、「Plat du Jour(本日のメイン料理)」を注文すれば、シェフ自慢の料理をお得に味わえますよ。
11区や20区などローカルな地域には、観光客向けじゃない本物のビストロがずらり。観光地から少し足を伸ばして、地元の人に人気のレストランを探すのがコスパのいいレストランを見つけるコツです。
ガレット屋さんでフランスクレープを味わう

ガレットはフランスの伝統料理の代表格。甘いクレープなら5€前後、食事系のガレットでも20€以下とリーズナブルなのがうれしいところ。モンパルナス駅周辺はガレットの激戦区で、本場ブルターニュの味が楽しめます。
メニューに迷ったら王道のハム・チーズ・卵の「コンプレ」がおすすめ。デザートに甘いクレープを食べればお腹いっぱいになりますよ。
さらにスタンドなどで販売しているガレットをテイクアウトして公園で食べれば、もっと節約できますよ。
ケバブやファラフェルで手軽にB級グルメ

パリのB級グルメといえばケバブとファラフェル!フランスにケバブのイメージはないかもしれませんが、実はよく食べられている人気グルメです。
ケバブのお店はパリのいたるところで見つけることができます。ボリュームがあって手頃な値段でお腹いっぱい食べられるのがうれしいところ。
ケバブやファラフェルをテイクアウトして公園で食べたりするのもいいですよ。
パン屋のバゲットサンドが最強コスパ
フランスといえばおいしいパン屋!フランスのパン屋のバゲットサンドは、安くておいしくてボリューム満点。一番クラシックなサンドイッチ「ジャンボン・ブール」(ハム&バターサンド)なら、5€ほどでお腹いっぱいになります。ランチにバゲットサンドを食べる会社員も多いんですよ。
パン屋は朝7時頃から開いてるので、朝食代わりに焼きたてクロワッサンとカフェオレを楽しむのもおすすめ。パン屋さんの香ばしい匂いで始める朝なんて、最高に贅沢じゃないですか?
知って得するパリ節約テクニック

移動費をスマートに削減
1週間以上いるなら「ナビゴ・ スメーヌ」という一週間パスの検討を。でも一番の節約方法は歩くこと!パリ中心部は意外とコンパクトで、ルーブル美術館からノートルダム大聖堂まで徒歩20分程度。歩けば街の雰囲気も味わえて一石二鳥です。Google Mapsで歩行ルートをチェックして、すてきな通りを選んで歩いてみてください。
スーパーの活用でピクニックの達人に
「モノプリ」「フランプリ」などのスーパーは観光客の強い味方。パン、チーズ、ハム、ワインを揃えれば、豪華なピクニックセットの完成です。特にワインは、10€以下でも十分おいしいものが手に入ります。バゲットは1〜1,5€前後。毎日新鮮なパンが楽しめるなんて贅沢ですよね。デザート用にマカロンを買って、公園で食べるのもすてきな思い出になりますよ。
美術館は第1日曜日を狙え!

フランスでは多くの美術館や観光施設が毎月第1日曜日に無料開放されます。ルーヴル美術館、オルセー美術館、ポンピドゥーセンターなど、通常20€前後の入場料が無料に!
ただし無料の日は激混みなので、開館と同時に入るのがコツ。しかし、開館時間に行ってもすでに行列ができていることもありえます。行列に並ぶ覚悟で行ってみて。
すべての施設が無料になるわけではないので、事前に公式サイトで確認を。美術館によっては独自の無料開館日などがある場合もあります(特に夜間営業など)。公式サイトをしっかりチェックしてくださいね。
水は堂々と無料でもらう

カジュアルなレストランやカフェでは、無理に有料のミネラルウォーターなどを注文する必要はありません。「carafe d’eau(カラフドー)」と言えば、無料の水(水道水)を提供してもらえます。イタリアのレストランで無料の水を頼むのはケチくさくみられる、なんて聞いたことがありますが、フランスではそんな事ありません。フランス人もみんな普通にカラフドーを頼みます。
フランスの水は硬水なのであまり好きじゃないという人も多いですが、飲むこと自体は問題はありません。暑い夏は水筒持参すれば街中の給水スポットで補給もできます。ペットボトルを買い続けるより、環境にも優しくて経済的ですよ。
お土産は蚤の市&マルシェで!

お土産は観光地より蚤の市やマルシェがおすすめ。クリニャンクールの蚤の市では、ヴィンテージ雑貨やアンティークがお手頃価格で見つかります。週末に各地で開かれるブロカントもおしゃれなアイテムの宝庫。
蚤の市やブロカントではカード支払いがNGの場合が多いので、現金の用意を忘れずに。食材を取り扱っているマルシェではカードが使えるところがほとんどですが、念の為多少の現金があると安心です。
\ エッフェル塔チケットは事前予約が絶対オススメ /
ハッピーアワーで乾杯!

多くのバーやブラッスリーでは夕方にハッピーアワーを実施しています。通常7〜8€のビールが4〜5€で飲めることも。地元の人たちと一緒に、お得にパリの夜を満喫してみて。
ベルヴィルやメニルモントン辺りはローカルで安いバーがたくさん。パリジャンに混じってアペリティフを楽しみたい人は行ってみて。アペリティフ(食前酒)の時間帯、午後6時〜8時頃が狙い目です。
円安は確かに痛いけれど、ローカルな情報を知っていれば、節約しながら十分にパリを満喫できます。高級レストランじゃなくてもおいしい料理は味わえるし、お金をかけなくてもできる心に残る体験はたくさんあります。むしろ地元の人たちと同じように街を歩き、同じようにカフェでコーヒーを飲み、同じように公園でくつろぐことで、本当のパリの魅力に出会えるかもしれません。
節約旅行だからこそ味わえる、特別な体験もきっとあるはず。円安に負けずに、憧れのパリ旅行を実現してくださいね。