1903年創業のサロン・ド・テ「アンジェリーナ」はモンブラン発祥のお店として知られています。パリに来たらアンジェリーナのモンブランは欠かせません。
実は朝は7時30分から営業していて、朝食をとることもできるんです。ティータイムから朝ごはん、ブランチといろいろなシーンで利用できるアンジェリーナの魅力をご紹介していきます!
目次
モンブラン発祥のお店「アンジェリーナ」
アンジェリーナの歴史
アンジェリーナの始まりは、オーストリアの菓子職人アントン・ランペルマイヤーが南フランスにオープンさせたRumpelmayer(ランペルマイヤー)という菓子店。
ランペルマイヤーは大成功を収め、店舗数を増やしていき、ついにパリにも進出を決めます。
そして初めてパリにオープンさせたサロン・ド・テがアンジェリーナなんです。アンジェリーナという名前は彼の義理の娘の名前からきているそう。
名物のモンブランとショコラショー
アンジェリーナといえばモンブラン。パリに行ったら必ず試したいスイーツです。
ランペルマイヤーが生み出したモンブランは今ではアンジェリーナの代名詞。フランスのパティスリー界にも欠かせない存在です。
アンジェリーナでは、オリジナルのモンブランに加えてプラリネやストロベリー、カシス、フランボワーズなど、季節ごとに違ったフレーバーも登場します。どれもおいしそうで迷ってしまいます。みんなで違うフレーバーを選んでシェアするのもいいですね。
ちなみにモンブラン(オリジナル)のお値段は10ユーロ。
そしてモンブランと並んでアンジェリーナで人気なのが、濃厚なショコラショー(ホットチョコレート)です。アンジェリーナのショコラショーは、アフリカ産の3種類のカカオを使用していることから“アフリカン”とも呼ばれています。
モンブランもショコラショーも両方味わいたいところですが、両方ともかなり甘いのが特徴。一緒にオーダーするとあまりの甘さに食べきれないかもしれません。。。
ポットでサービスされるショコラショーは、とろっとしていて甘くて濃厚。創業から100年以上変わらない秘密のレシピで作られているそうですよ。
ココ・シャネルも通ったアンジェリーナ本店
アンジェリーナ本店があるのはパリ1区。パリの中心を通るリヴォリ通りに位置しています。周りには有名ホテルやハイブランドのショップが並ぶサントノレ通りなどがありとってもにぎやか。ルーヴル美術館にも近く、人気の観光エリアです。
アンジェリーナ本店の装飾は建築家エドゥアール・ニールマンによるもの。フランスのベル・エポック(良き時代)を象徴するようなエレガントで優雅な雰囲気です。
当時、多くの富裕層らがアンジェリーナに通い、なかでもココ・シャネルが訪れたことは有名ですよね。そして彼女が座っていたのが45番テーブル。
テーブルにつく際に、45番テーブルを指定することもできるようですよ。運良く空いていれば、ココ・シャネルと同じテーブルでモンブランが食べられるかもしれません。
店内は広く席数も多いですが、やはり人気観光地だけあっていつも混んでいて騒がしい印象です。また、アンジェリーナは予約を取っていないため、いつも長蛇の列ができています。
ゆったりティータイムを過ごしたい方は他の店舗へ行くのがいいでしょう。
朝食・ブランチもできる
アンジェリーナにはモンブラン目当てに行く人が多いですが、実は朝食やブランチもできるんです。
朝食にはフレンチスタイルのセットメニューやヴィエノワズリー、甘いスイーツも楽しめます。セットメニューは23ユーロから、ブランチは43ユーロです。
メニューが気になる方はこちらから。
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- アドレス
- 226 Rue de Rivoli, 75001 Paris
- 営業時間
- 月曜日〜木曜日
- 7:30〜19:00
- 金曜日
- 7:30〜19:30
- 土・日曜日
- 8:00〜19:30
- 定休日
- なし
- 公式サイト
- アンジェリーナ
- メニューはこちらから
- サロン・ド・テ メニュー
- 最寄り駅
- ◇地下鉄1番線
- チュイルリー(Tuileries)駅
アンジェリーナ本店
本店以外のアンジェリーナ
サロン・ド・テ併設ショップ
パリ市内には本店を除き、4店舗のアンジェリーナがあります。そのうちサロン・ド・テを併設しているのは3店舗。(パリ郊外では、ヴェルサイユ宮殿内にアンジェリーナのサロン・ド・テが2ヶ所あります。)
アンジェリーナにはお土産にピッタリなお菓子などもあるので、モンブランを味わいつつ、おみやげ探しもしてみてくださいね。
1、ルーヴル美術館店(Musée du Louvre)
ルーヴル美術館内にもアンジェリーナのカフェが併設されています。場所はリシュリュー翼1階(日本式2階)。広大なルーヴル美術館を歩き回って疲れたときに一息つくのにぴったりです。
激甘で有名なアンジェリーナのモンブランですが、歩き疲れた体にはぴったりかもしれません。テラス席もあるので、晴れた日は中庭のピラミッドを眺めてゆっくり時間を過ごすのもおすすめです。
完全にルーヴル美術館の内部に位置しているため、ここへ行くにはルーヴル美術館の入場チケットが必要になります。
- アドレス
- Musée du Louvre, Aile Richelieu, Café Richelieu, 75001 Paris
- 営業時間
- 月/木/土/日曜日
- 10:00〜17:00
- 水/金曜日
- 10:00〜19:30
- 定休日
- 火曜定休、1月1日、5月1日、12月25日
- 公式サイト
- アンジェリーナ
- 最寄り駅
- ◇地下鉄1番線
- パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル(Palais Royal Musée du Louvre)駅
ルーヴル美術館店
2、マドモワゼル アンジェリーナ リュクサンブール美術館店
(Mademoiselle Angelina – Musée du Luxembourg)
アンジェリーナの新しいコンセプトのサロン・ド・テです。
店内装飾は本店の雰囲気とは打って変わって今風のかわいらしいインテリア。若い女性を指す“マドモワゼル”という言葉通りの雰囲気です。
大きなガラス張りのサロンはそれほど広くはありませんが、明るく開放感抜群。かわいいモノ好きな人ならテンションの上がる空間です。写真映えも◎。テラス席もありますよ。
パリジャンに人気のリュクサンブール公園の一角にあるリュクサンブール美術館併設となっていますが、サロン・ド・テ自体は美術館のとなりに建っているので、美術館へ入館しなくても利用可能です。
美術館の特別展示に合わせて毎回新しいパティスリーとサラダが考案されるそう。朝食メニューやブランチメニューなど食事メニューもあります。
- アドレス
- 19 Rue de Vaugirard, 75006 Paris
- 営業時間
- 10:30〜19:00
- 定休日
- なし
- 公式サイト
- アンジェリーナ
- メニューはこちらから
- サロン・ド・テ メニュー
- 最寄り駅
- ◇地下鉄4番線
- サン・シュルピス(Saint-Sulpice)駅
- ◇地下鉄10番線
- マビヨン(Mabillon)駅
マドモワゼル アンジェリーナ リュクサンブール美術館店
3、アンヴァリッド店(Musée des Invalides)
アンヴァリッド軍事博物館の中に併設された、春・夏限定のアンジェリーナです。中庭に作られたテラス席が気持ちいいサロン・ド・テになっています。
美術館併設のブックストアの向かいからアクセスできます。
- アドレス
- 129 rue de Grenelle, 75007 Paris
- 営業時間
- 4月〜10月のみ営業
- 11:00〜18:00
- ※火曜日のみ21:00まで
- 定休日
- なし
- 公式サイト
- アンジェリーナ
- メニューはこちらから
- サロン・ド・テ メニュー
- 最寄り駅
- ◇地下鉄13番線
- ヴァレンヌ(Varenne)駅
アンヴァリッド店
※パレ・デ・コングレ店(パリ17区)は閉店しました。
おみやげ購入・テイクアウトのみのショップ
リュ・デュ・バック店
テイクアウトのみのショップはパリ7区に1店舗あります。
人気百貨店ボン・マルシェからほど近い通りにあるアンジェリーナはテイクアウトのみの店舗です。
パティスリーのテイクアウトだけでなく、ヴィエノワズリーやお土産に人気のマロンクリームやチョコペーストなどの商品もあります。お土産を探している方はぜひ行ってみて下さいね。
- アドレス
- 108 Rue du Bac, 75007 Paris
- 営業時間
- 10:00〜19:00
- 定休日
- なし
- 公式サイト
- アンジェリーナ
- メニューはこちらから
- テイクアウトのパティスリーメニュー
- 最寄り駅
- ◇地下鉄10番線
- セーヴル バビロン(Sèvres – Babylone)駅
- ◇地下鉄12番線
- セーヴル バビロン(Sèvres – Babylone)駅 または リュ デュ バック(Rue du Bac)駅
Angelina Bac店
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