オランジュリー美術館は、主に印象派とポスト印象派の作品を収蔵する美術館です。もともとチュイルリー宮殿のオレンジの木(=オランジュリー)の温室だったことからこの名前がつきました。
オランジュリー美術館は、ルーヴル美術館に隣接するチュイルリー公園の一角にあります。ルーヴル美術館そしてオルセー美術館からも近いので、この2つの美術館を訪れた際には一緒に回りたい美術館です。
モネの大作「睡蓮」が展示されていることで有名ですが、ほかの有名美術館と比べるとそれほど混みません。ほかの美術館が混み合う午後の時間帯に訪れるなど、効率よく回るのがおすすめです。
また、特定の美術館のチケットがあると入場料が割引になるのでそちらもチェックしてみてくださいね。
ページ下部の基本情報に詳しい情報があります。
見どころ
見どころはなんといってもクロード・モネの「睡蓮」です。館内には睡蓮のために作られたオーバル型の特別展示室が二つあり、作品をゆっくり楽しむことができます。
特別展示室の中にはモネが晩年に描いた八つの睡蓮、「日没」「雲」「緑の反映」「朝」「樹木の反映」「朝の柳」「二本の柳」「明るい朝の柳」が展示されています。
特別展示室の出入りは自由なので、好きなだけ作品を楽しみましょう。
その他の主な作品
- ポール・セザンヌ / セザンヌ夫人の肖像
- パブロ・ピカソ / 水浴の女
- オーギュスト・ルノワール /
- 風景の中の裸婦
- ピアノを弾く少女たち
- ピアノを弾くイボンヌとルロル
所要時間・チケット予約
美術館自体はそれほど大きくないので、1時間から1時間半ほどでまわれます。特別展開催中の場合は、2時間から2時間半ほど見ておくといいでしょう。
公式サイトではチケットの予約を強く推奨しています。特にバカンス期(7・8月、クリスマス・年末年始など)は多くの観光客が訪れ、入場に行列ができるので予約は必須。
それ以外の期間でもチケットを予約しておけばスムーズに入館できるので、予約しておくのがおすすめです。
毎月第一日曜日は無料の日ですが、この日は必ず予約をしなければいけません。当日窓口でチケットを購入することはできないので、気をつけてくださいね。
予約は公式サイトまたはチケット販売サイトなどから可能です。
Klook.com- アドレス
- Jardin Tuileries, 75001 Paris
- 営業時間
- 9:00 〜 18:00
- 定休日
- 火曜定休、5月1日、7月14日の午前、12月25日
- 入場料
- 12,5€
- (18歳未満は無料)
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 可能
- 第一日曜日無料(要予約)
- その他割引条件
- ジャンジャックヘンナー美術館入場チケット、ギュスターブ・モロー美術館入場チケット(いずれも見学から8日以内のもの)、オペラ・ガルニエ見学チケット(見学から14日以内のもの)、ジュ・ド・ポーム入場チケット(見学から15日以内のもの)を持っている場合は割引が受けられます。
- 公式サイト
- オランジュリー美術館
- 最寄り駅
- 地下鉄1・8・12番線
- コンコルド(Concorde)駅
◇オランジュリー美術館 / Musée de l’Orangerie
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