パリと言えばパッサージュも人気観光スポットの一つですよね。
今でもパリに残っているパッサージュは、パリ改造計画以前に作られたもので、古き良きパリの代表と言えます。
パッサージュごとに違った雰囲気を持っていることも、パッサージュ巡りが楽しい理由の一つです。
今日はパリのパッサージュの中でも最も観光客で賑わうパッサージュの一つである、パッサージュ・ジュフロワをご紹介します。
パッサージュ・ジュフロワ / Passage Jouffroy
人々を惹きつける明るいパッサージュ
パッサージュ・ジュフロワはモンマルトル通りとグランジュ・バトゥリエール通りの間に位置するパッサージュです。
モンマルトル通りを渡ると、もう一つのパッサージュ、パッサージュ・デ・パノラマに繋がっています。
反対側のグランジュ・バトゥリエール通りを渡ると、こちらにもパッサージュ・ヴェルドーというまたまた別のパッサージュへと繋がっています。
そうです、ここは異なる三つのパッサージュが通りを挟んで一直線に並んでいる長いパッサージュなんです。
そして、それぞれ雰囲気が全く違っているのがまた面白いところ。
1987年に修復工事が行われたパッサージュ・ジュフロワは、きれいなガラス屋根から日が差し込む明るいパッサージュです。
パッサージュ入口の脇にはカフェが並び、いつもたくさんの人で賑やかです。
通路の脇にはたくさんのショップが並びます。
サロン・ド・テ、アクセサリーショップ、おもちゃ屋さん、ポスターや額縁を取り扱うアートなお店もあります。
いろんなショップが並んでいるので、ウィンドウショッピングをしながら歩くのが楽しいパッサージュです。
パッサージュと同時期にオープンしたホテル ショパン
パッサージュの中心辺りにあるのが、パッサージュ建設と同じ年にオープンした長い歴史を持つHôtel Chopinです。
名前のショパンは作曲家のショパンから来ているそう。
パッサージュから直接ホテルに入れるなんてなんだかすてきですよね。アンティークな雰囲気の外観もパッサージュ内で一際目立っています。
通りに面しておらず、建物に囲まれた場所にあるため、ホテルの各部屋からはパリのアパルトマンの屋根が間近に見ることができます。
パッサージュの屋根が真正面に見える部屋もあり、パッサージュ内に位置するホテルならではの景観です。
部屋の内装は全て改装されて、おしゃれで可愛らしいロマンティックな雰囲気になっています。
また、古い建物であるホテルの地下はなんと、中世に出来たという地下通路に繋がっています。
通路の両脇にはパッサージュの各商店が所有する地下倉庫の扉があります。
通路はパッサージュの真下に位置しており、自分が歩いているその下に秘密の通路が通っていると思うとなんだかワクワクしますね。
パリに蝋人形館!?Musée Grévin
パリに蝋人形館があることをご存じない方も多いのではないでしょうか。
実は、パッサージュの入口があるモンマルトル通りにMusée Grévinという蝋人形館があります。
この蝋人形館の出口はパッサージュ内にあり、見学を終えると直接パッサージュに出る仕組みになっているんです。
美術館にはフランスの歴史上の人物や著名人、歴代大統領らの蝋人形が展示されていてフランス人の間では人気の観光地です。
家族向けの施設なので、お子さんと一緒の家族旅行の行き先候補にしてもよさそうです。
毎朝オープン前に蝋人形の状態がチェックされ、万一破損などが見つかった場合には、美術館の真上にあるアトリエですぐに修理が行われるのだそう。
パリのど真ん中で蝋人形の修復や作製がおこなわれているというのもおもしろいですよね。
興味がある方はパッサージュ巡りと一緒に蝋人形館も楽しんでみてください。
INFORMATION
公式サイト・・・PASSAGE JOUFFROY
営業時間・・・7:00〜21:30
アドレス・・・10-12 Bd Montmartre, 75009 Paris