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【パリ】メトロ・RERのゾーンマップと路線図

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パリの公共交通機関は「ゾーン制」を採用していて、パリを中心にゾーン5まであります。日本とは違うシステムなので、わたしたちにとっては少しわかりにくいこのゾーン制。

今回はゾーンマップと路線図を見ながら、ゾーン制や乗車料金をわかりやすく解説していきます。

\\\ パリの交通カードについてはこちらから! ///

パリの電車はゾーン制

パリのゾーンマップ

パリの公共交通機関は「ゾーン制」となっています。日本にはないシステムなのでちょっとわかりにくいかもしれません。

パリをゾーン1としてその外側がゾーン2、さらに外側がゾーン3、このようにしてゾーン5まであります。ゾーンを超えるごとに乗車賃が高くなる仕組みです。

ゾーンマップは次のようになっています。

色でゾーン分けされていて、灰色の線は県の境目です。一番真ん中はパリでゾーン1、その外側がゾーン2ですが、ここでは色分けされていません。

さらに、主要な街や観光名所も記されています。

路線図で見ると次のようになります。

ダウンロードしたい方はこちらから ⇒ パリ路線図

Klook.com

ゾーン制の電車料金の仕組み

まず、パリの公共交通機関の仕組みはとっってもわかりにくいうえに、交通カードなどもほかの国に比べて不便で遅れをとっています。今年やっとでスマホチャージできるようになったほど遅れているんです。

メトロ(地下鉄)の料金システム

まず、もっとも利用頻度の高い地下鉄です。地下鉄はパリ(ゾーン1)からゾーン3まで伸びています。しかしどの駅で乗り降りしようと料金は同じ。ゾーンに関係なく、1回の乗車はticket t+ 1枚です。

地下鉄の料金

地下鉄は均一料金:1回の乗車はticket t+ 1枚(2,15€)

RERの料金システム

次にRER。RERはパリとパリ郊外を走る電車です。

RERの場合、パリ市内はticket t+のチケット(地下鉄と同じもの)が使えます。つまり、パリ市内のどの駅で乗り降りしても料金は同じです。

しかしパリ市内で乗ってゾーン2や3、それより外側で降りる場合は料金が変わってきます。チケットを購入する際は、目的地を選択してチケットを購入しなければいけません。フランスには乗越精算システムがないので、チケットを間違えていた場合、改札から出られなくなってしまいます。

(ほかの人と一緒に改札を抜けるなどすればOK。駅員は何も言わないので大丈夫です。ただ、検札員がいる場合は罰金を払うことになります。)

RERの料金

パリ市内で乗り降りする場合:1回の乗車はticket t+ 1枚(2,15€)
乗車区間がパリ市外にまで伸びる場合:目的地を選択してチケットを購入

2025年から料金制度が変わる!

上記で紹介したように、とても分かりにくくパリジャンにも観光客にも不便でしかなかった地下鉄・RERの料金システムですが2025年から大きく変わります。

新しい料金システムはシンプルな統一料金です。地下鉄とRERとトランシリアンはどのゾーンのどの駅で乗り降りしようと2,5€。ちなみにバスとトラムは2€です。

パリ市内しか移動しない人にとっては、これまでよりも料金が高くなることになります。しかしヴェルサイユ宮殿などパリ郊外へ行く場合には、これまでよりも料金がお得になります。

この料金改正で、パリ市内のみを観光予定の人にとっては交通費が少し上がることになりますが、パリ郊外にも足を伸ばす予定の人にとっては朗報です。分かりにくい料金設定がなくなったので、どこへ行くにも2,5€のチケットでOKなのはかなり楽ちん。これを機会に、パリ郊外の観光地にも行ってみるのはいかがですか?

●空港行きは別料金!

地下鉄とRERとトランシリアンは統一料金とお伝えしましたが、空港で乗り降りする場合は別料金になります。

パリ市内⇔シャルル・ド・ゴール空港(RER B線)は13€、パリ⇔オルリー空港(地下鉄14番線)も13€です。

2025年新料金

地下鉄・RER・トランシリアン:2,5€(2,15€)
バス・トラム:2€

パリーシャルル・ド・ゴール空港(RER B線):13€
パリーオルリー空港(地下鉄14番線):13€

※適用は2025年1月1日から

●トランシリアンって?

トランシリアン(Transilien)とはRERと同じく、パリとパリ郊外を走る電車です。RERはA線・B線・C線・D線・E線の5つで、トランシリアンはH線・J線・K線・L線・N線・P線・R線・U線の8つ。

どちらもアルファベットの路線名で同じように見えます。違いはトランシリアンのほうが大きな駅に停車すること。RERはパリ市内でも郊外でも小さな駅にも停車します。

利用する際に特に違いはありません。

●まとめ買いのお得な料金設定はなし

これまでのパリ市内チケット(ticket t+)は、10枚まとめてチャージ(ナビゴイージー・スマホ)すると料金がお得になる特別料金がありました。

しかし今回の料金改定ではまとめ買いしても料金は同じ。本当に必要だと思う分だけ毎回購入するのがよさそうです。

●古いチケット(ticket t+)はいつまで使える?

以前パリ旅行した際にまとめて購入したticket t+がまだ残っている、という方はいませんか?

ticket t+は2025年12月31日まで利用可能です。スマホやナビゴイージーにチャージした分も同様です。2025年中に旅行予定の方は捨てずにとっておいてくださいね。

各ゾーンにある観光地

2025年から新料金になり郊外にも行きやすくなるということで、どんな観光地があるのか紹介していきます。料金改正でゾーン制はほぼ廃止ということになりますが、とりあえずゾーンごとに観光地を紹介します。

ゾーン1であるパリには数え切れないほどの名所があるので今回は省略。ゾーン2から5までの観光名所などをご紹介します。

ゾーン2にある観光地

スタッド・ド・フランス / Stade de France(スタジアム)
サン・クルー国立公園 / Domaine national de Saint Cloud
セーヌミュージカル / Seine Musicale(コンサート会場)

ゾーン3にある観光地

サン・ドニ大聖堂 / Basilique Saint-Denis
マルメゾン城 / Château de Malmaison
ソー公園 / Parc de Sceaux
ムドン国立公園 / Parc national de Meudon
セーヌミュージカル / Parc de Sceaux(コンサート会場)
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ゾーン4にある観光地

ヴェルサイユ城 / Château de Versailles
モンテ・クリスト城 / Château de Monte-Cristo

ゾーン5にある観光地

パリディズニーランド / Parc Disneyland Paris
プロヴァン / Provins(中世の雰囲気が残る街)
ランブイエの森 / Forêt de Rambouillet
フォンテーヌブロー城 / Château de Fontainebleau

ヴェルサイユ宮殿は訪れる人が多いと思いますが、ほかにもお城など訪れるべき場所があります。ぜひ行ってみてくださいね。

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